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2021年4月29日 (木)

コロナ死者数1万超えは対策失敗の証明だ

 新型コロナウイルスによる国内での死者数が26日、1万人を超えたと27日の朝日新聞は一面トップ記事で伝えた。予想通りである。そのうち約6500人は「第3波」に見舞われていた今年1月以降に死亡している。

 大阪が一番多いと思ったら、1376人で、東京都は1876人でトップであった。厚生労働省のまとめによると、世代別では80代以上が約65%、70代が約24%で、65歳以上で見ると95%超を占めているという。
記事によると、死者数は、感染対策の効果を表す一つのめやすとなるとするが、素人でもわかることである。

 26日付のWHOの集計では、日本の人口10万人あたりの死者数は7.9人で、データのある236の国・地域137番目だ。100人を超す国・地域が欧米を中心に42ある中で、比較的少ない水準だと報じているが、私はそうは思わわい。なぜなら、東アジア・太平洋地域では、ニュージーランド、シンガポールは0.5人。14億の人口の中国は何と0.3人、タイはたったの0.2人である。

 韓国は日本より死者数が低い。韓国は中国での流行の直後には、徹底した感染者の特定とPCR検査という防疫対策の2本柱を整備した。台湾は死者はたったの12人だ。中国での肺炎の流行情報を知り、即座に検疫を強化したという。マスクへの対策も徹底していた。初動の早さが流行抑止につながったと言われる。

 これらの国が死者数を抑え込んでいるのは、徹底的なPCR検査や水際対策が奏功したとみられるという。浦島東京慈恵会医科大学教授は「感染を制御で来ている点を学んでいくべきだ」と指摘しているが、今更なんだと言いたい。私もblogで何度か成功している他国に学べと言って来た。テレビなどでもそういっているコメンテーターがいた。

 PCR検査については安倍前首相が1万人規模だったかでやると言いながら実際は7000人程度であった。その後もPCR検査の重要性がノーベル賞受賞者たちなどから強く言われたがやられているとはおもえない。厚労省によると4月24日でPCR検査の1日の最大能力は185253人だというが本当にそうだろうか。菅政権になっても若干増えただけという印象である。私の身の回りでもPCR検査を受けたという人は数人である。

 羽鳥モーニングショーのコメンテーターの玉川徹氏はことあるごとにPCR検査を徹底しろと言い続けている。そのためうるさがられているようだが。

 抑え込みに奏功している国はPCR検査をしっかりやったからだというのならなぜ日本もそうしないのであろうか。GO TOなどに金を使うよりも検査に金を使い抑え込んだ方が、遠回りのように見えるかも知れないが、経済のためにもよいのだ。実際中国などでは人々が生活の自由をとりもどしGDPにもそれが現れている。

 安倍前政権、菅政権はどうしてコロナ対策をしっかりとやれないのであろうか。コロナ対策の失敗は誰の目にも明らかである。

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新型コロナウイルス」カテゴリの記事

コメント

この1年余りの日本の政治は新型コロナ対策よりももっともっと優先している課題があるとしか思えない。それほどコロナ対策は二の次、三の次にされている。
しかしどう考えても新型コロナを、終息は無理でも収束させなければ経済の立て直しも何もありはしない。まさに現下の最重要課題である。
ならば総理大臣たる者がこの一点だけに的を絞って獅子奮迅の活躍を見せるのが当然のこと。ところが、西村大臣にまかせている、田村大臣にまかせている、河野大臣にまかせていると、いかにも部下を信頼し重用しているように見せかけ、所詮は総理としての責任逃れをしているだけ。
結局、各大臣がやっていることに整合性が取れず、今日の記事にある通り諸外国に大きく劣る結果となっている。
アジア・オセアニアで成果をあげている国は、感染者が百人単位になる前に検査を徹底し、せまい区域で短期間のロックダウンを間髪をいれずに実施している。
インドからの渡航制限を検討する、などと今頃になって言っている日本とは次元が違いすぎます。

昨年の今頃は37.5度以上が4日間続かないとPCR検査を受ける条件とされ、多くの人が検査をうけることさえできませんでした。1年たってもPCR検査はまだすぐに受けられる状況とは言えず、私の周りでも検査を受けた人はいません。新型コロナウイルスは感染2日後にウイルス増加のピークが来るので、ピークを迎える前に投薬しないと薬の効果が見込めないそうです。発症後4日も過ぎてから治療を始めても薬の十分な効き目も望めず回復が遅れたり、重症化の原因にもなるようです。未だにワクチン摂取率は世界60位、OECD37カ国でも最下位の日本は、死亡率が低いなどと喧伝されていますが、ご指摘の通りアジアでも飛び抜けて死亡率が高いですね。緊急事態宣言もまだこれから感染者数が増え続けることがわかっていながら、5月11日で解除の予定。IOCのバッハ会長の来日までに解除して、何が何でもオリンピックを開催するとか。大阪でも兵庫でも東京でも重傷者が増え続けて病床が逼迫しているのに、看護師を500人オリンピックに全国から派遣するように要請を出したり、選手に入国の際2週間の隔離を免除したり、また新たな手に負えない二重変異種が入ってきても、病床不足で医療崩壊しても、オリンピックが国民の命よりも何よりも最優先されようとしています。我々高齢者は感染したら終わりと覚悟しなければならなくなりそうですね。

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