名古屋市長選結果にうんざり
名古屋市長選は全く盛り上がりのないまま終わり、河村現市長が5度めの当選を果たした。市長選の前に、大村愛知県知事リコールでの不正が見つかり、河村氏は不正に関与していないと否定して立候補した。当選すればそれが無実の証明になると思ったのであろう。
河村氏に対抗する候補者は前名古屋市議会議員の横井利明氏であった。元自民党員であったが、離党して無所属として立ち、自民、立憲民主、国民民主、社民、公明の4党と共産の支援を受けた。
河村市長が先頭に立ったリコール運動でのとんでもない不正や、新型コロナ対策などに、対立の横井氏側は河村氏包囲網を作ったが、結局河村氏の人気に負けてしまった。
横井氏は選挙の1か月前に立候補を決め、知名度が全くなかった。選挙中も横井氏の選挙運動を見聞きすることもなかった。自民、公明などが推したのに公明も自民も活動をしなかったようだ。選挙のときいつも来る公明支持者も来なかった。立憲民主もいつもなら来る議員からの支持要請もなかった。僅かに共産支持者から電話が1回あったのみである。
それに比べて河村氏は熱心な支持者が多くボランティア?で応援をしていた。特に女性支持者が熱心であったようだ。
今回の名古屋市長選で、有権者がリコール署名の不正について河村氏を免罪にしたのが残念でならない。河村氏はリコール運動の先頭にたっていたのだ。その不正たるや僅かの署名の偽造ではなく、大量に組織的に偽造されていたのだ。末端の運動員ならいざ知らず、旗を振っていた河村市長の責任は重大である。
コロナ対策では河村市長は名古屋は感染者が少ないと胸を張っていたが、一般市民からみるとどんな対策がやられたのかさっぱり分からないのだ。市民によくわかるように広報などで語り掛けるなどのことは全くないのだ。
パフォーマンスだけは大げさで、市長の給料を低くするとか、名古屋城を木造化するとか、名古屋にSLを走らせるなどを叫んでいるが、市民が本当にやってほしいことをでれだけやっているのかは疑わしい。
河村市長は4期目を最後の務めとして全うすると公言したが、4期目は市民の生活に密着したことを議会と協力してやってほしい。
« 納豆のおいしい食べ方は? | トップページ | コロナ死者数1万超えは対策失敗の証明だ »
「政治・経済」カテゴリの記事
- 石破内閣支持率(2024.10.04)
- 都知事先ポスター掲示問題(2024.06.23)
- 政治資金規正法が強行採決で成立したが(2024.06.21)
- 政治資金規正法改正の問題点(2024.06.07)
- 首相は衆院解散を断念か(2024.06.06)
毎年のように奇妙な行動をする市長の話題がテレビや雑誌で取り上げられます。
そうした中にあっても横浜の林市長、名古屋の河村市長、大阪の松井市長は、その節操の無さで市長界の御三家と言うべきか?三馬鹿大将と言うべきか?
まるで収束の見通しが立たない新型コロナの日本における火元と言えるのが横浜市であるにもかかわらず、火消しのために市長が大車輪の活躍をしているというウワサさえこれまでに一度として聞こえてこない。
それどころか対策が面倒になったのか、病院がひっ迫しているさ中に入院を決め込む有様。にもかかわらず、いかにも菅首相のお友達らしく「カジノ」が課題になると俄然元気になる。
そんな市長に、この夏の選挙にも出馬するように神奈川県知事が「ラブコールを送った」と報じられています。「あいちトリエンナーレ」が話題になった時に「そもそも私ならこんな催しを許可しない」と真っ先に愛知県知事を批判するコメントを出した人らしい。
ともかく不正リコール運動に関わったこと1つだけでも河村市長が市長を続ける資格は無い。「私は巻き込まれただけだ」と見苦しい言い訳をする前に徹底的に真相を究明しなければ後世まで名古屋の汚点、そればかりか日本のつまづきになります。
投稿: たりらりら | 2021年4月28日 (水) 23時35分