気候変動サミットに思う
米国のバイデン大統領は、オンラインによる気候変動サミットを主催し、40の国・地域を招待した。中国・ロシアも参加した。中国は「今回のサミットが世界の気候変動対応の協力につながることを期待する」と表明した。
トランプが米大統領であったらこのようなサミットはあり得なかった。彼はパリ協定からも脱退したのであった。
地球温暖化、気候変動対策は世界が協力して進めなければならない喫緊の課題である。気候変動対策への動きが遅すぎた。世界各地で気候変動による大雨、洪水、逆に乾燥、山火事などの大災害が起きている。南極や北極の氷山が溶け、南半球の島国が消滅の危機にある。地球の寿命は後9年もないという人さえいる。
2030年までに主要サミット参加国の削減目標は、米国が50%~52%、EUが1990年比で55%、中国は国内総生産あたり65%英国は1990年比78%である。日本は菅首相が46%削減を表明した。安倍政権のときは気候変動に後ろ向きであったことに比べれば前進したと言えるが、遅きに失したと思う。
サミットに参加した各国の首脳たちがリーダーシップをとって地球温暖化防止を1日でも早く進めて欲しい。 日本政府は、バイデン大統領、習近平中国主席などとともに世界の牽引車となって気候変動対策を進めて欲しい。
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