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2021年4月15日 (木)

切符の買い方を知らない、おつりがわからない

 4月12日の羽鳥モーニングショーで面白いトピックを2つとりあげていた。1つは最近の若者は切符の買い方を知らないということであった。「切符の買い方を知らない?」「うそでしょ」と思ったが、説明を聞いて納得した。

 JRによると「切符をどうやってかうのですか」と尋ねてくる若い人が多いそうだ。今の若い人は生まれたときからスイカなどプリペイドカードで育っているので、切符を買う経験をしていないという。そう言われてみればなるほどと思う。カードを改札口の器械に通せばよいのだから簡単である。切符を券売機で買うのは滅多にないことなのだろう。

 私の若い頃は切符を窓口で買って、それを改札口でハサミを入れてもらって列車に乗ったものであった。長距離列車に乗ると、車掌が必ず検察に来てハサミを入れていた。世の中には使用済みの切符を貯める趣味の人がいた。私も切符を貯めたことがあった。

 切符を券売機で買うようになって大変便利だと思ったが、今はマナカの敬老パスなのでチャージをして置けば東京でも大阪でも、またバスでも使うことができる。大変重宝している。

 もう一つは「おつり」というコトバを知らないというのであった。小学校の2年生の算数で、「32円の○○を買って100円で払いました。おつりはいくらでしょう」という問題をだしたら、子どもたちが「先生、おつりってなんですか」と質問されたそうだ。調べてみたらクラスのほとんどの子が「おつり」を知らなかったという。
「お母さんと買い物にいくでしょ。そのときどうしてる?」と聞くと、「お母さんはカードで買っている」と言ったという。

 私も行きつけのスーパーでの買い物はカードを使っている。カードは早くて便利である。お釣りをもらう必要もない。
もっとも別の食品スーパーでは最近進化した自動支払機が導入され、カードでも現金でも受け付けてくれる。現金で払うと「お釣りの取り忘れにお気をつけ下さい」と声で警告が出る。

 私が子どもの頃はいつも買い物に行かされていた。豆腐、味噌、醤油などを買いに行くのは子どもの仕事であった。今の子どもたちは親の言いつけで買い物に行くことはないのだろうか。「おつり」を知らない子が多いというのは驚きであった。

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コメント

券売機というのも路線によってボタンの押し方に微妙な違いがあったりして案外くせものでした。
交通系のカードを使うようになってその心配がなくなったのは良かったものの、残高があるはずなのにエラーになって改札を通れないことが一度ありました。
駅員に聞いてみると、6か月以上使わないとエラーになるので店で買い物に使うとかしてほしい、と言いながら解除してくれました。
それにしても「おつり」というコトバだけでなく「切符」もしだいに使われなくなりつつあるのかもしれません。日本人でありながら「チケット」は通じても「切符」は通じない日が来るのかもしれません。
その割に「券」というのは「前売り券」「入場券」「予約券」「馬券」等々けっこう広く使われているのが面白いです。

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