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2021年3月 5日 (金)

NHKは政権の言いなりになるな!

 2月10日、NHK報道番組「ニュースウオッチ9」の有馬嘉男キャスターと、「クローズアップ現代+」の武田真一アナウンサーが3月いっぱいで交代する人事が発表された。

 有馬キャスターは、2020年10月の放送で生出演した菅首相に対し、学術会議問題で切り込んだのが原因だとささやかれている。昨年10月26日の臨時国会が開幕した日、菅は『ニュースウオッチ9』に出た際、有馬は、問題になっている日本学術会議の任命拒否問題について質問を重ねた。すると菅は、最後のほうではややムッとした様子で、「説明できることと、説明できないことがある」といった。

 週刊文春(2/25日号)によると、放送直後に接待問題で辞職した山田内閣広報官から原聖樹政治部長に抗議があったという。どうやら、「所信表明の話を聞きたい」といって呼びながら、学術会議問題について聞くなんて、「NHK執行部が裏切った」と考え、菅官邸が怒ったというのだ。

 武田アナウンサーの降板理由は、1月19日の『クローズアップ現代+』で自民党の二階俊博幹事長をインタビューした際、新型コロナウイルス対策について、「政府の対策は十分なのか。さらに手を打つことがあるとすれば何が必要か」と質問した。

  すると二階幹事長は、「今全力を尽くしてやっているじゃないですか。いちいちそんなケチをつけるものじゃないです」と凄んだというのだ。

以前には「クローズアップ現代」の名キャスター国谷裕子氏が降板させられたのが記憶に新しい。

 安倍官邸の強い意志でNHK会長になった籾井勝人が会見で「政府が右といっているものを、われわれが左というわけにはいかない」と言い放ったが、以来政権に批判がましいことをすると降板させられたり,やめさせられたりするのだ。

「皆様のNHK」は政権の忖度をし、政府広報機関になってしまっているのはとんでもないことである。抗議して視聴料を払わないでおこうと思っても強制徴収されるというのだから、いったいどうすればいいのか。

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コメント

二階幹事長が不機嫌になったことと私の異動は何の関係もない、と武田アナは取材に答えたらしい。
先々の安泰な生活を考えればそのように答えるのが利口というものです。
現在話題の東北新社にもNHKのOBが顧問として就任しているように、在職中に出すぎたまねをしなければNHKという肩書は、並みの職員でさえ国家公務員の上級職に近いほどものを言うようです。それで「皆様のNHK」と言われても鼻白むばかりです。
NHKのチャンネルが増えすぎたのでBSの1つを東北新社に売り渡そうとしていた、などというウワサもあるようですが、そんな小手先の変更で済むどころか、NHKは存続か廃止かという分かれ道にさしかかっていることを職員には認識してほしいものです。
それにしても、携帯料金の値下げに菅首相がやけに熱心だと思えば、またしても怪しい話になりそうな気配です。許認可の枠が狭い電波や通信の業界は政治家にとっては願ってもない利権がとびっかているのでしょう。

NHKが政権の忖度をし、政府広報機関になってしまっているのはその通りだと思う。報道の自由でなく報道しない自由を行使しているように思えてならない。私は地上波のテレビでなくパソコンでネット番組、要はYouTubeニュース、解説を見ることが多い。
テレビでは絶対言えないことをしっかり踏み込んでいる。解説者もテレビには出演しないし、出演させて貰えない? でもこちらの方が正鵠を射ていると私はいつも思う。もしお時間があれば私が毎週見ている「 週ナカ生ニュース」の今週の番組をパソコンで検索してご覧になってください。そのことが分かります。

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