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2021年4月 1日 (木)

厚労省職員の決まりを無視した飲食

 30日の羽鳥モーニングショーで、厚生労働省の職員23人が今月24日、東京・銀座の居酒屋で深夜まで送別会を開いていたことが判明したことを取り上げていた。新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が解除されたたった3日後のことである。解除されたとは言え、東京都など首都圏では午後9時までの営業時間短縮要請が継続されている。

 送別会を開いていたのは介護保険などを担当する老健局の職員だが、新型コロナウイルス対策を先頭に立ってやっている厚労省の職員である。
 

 政府の有識者会議「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は2月、感染の再拡大「リバウンド」を防ぐため、感染の原因として指摘されることが多い飲食について提言をまとめた。

 それによると、参加者を「いつも近くにいる4人まで」に絞るほか、食事の際も深酒・大声を避けて短時間で済ませ、会話時のマスク着用を求めている。

 ところが厚労省の職員たちは23人が集まり、職員らはマスクを外して大声を出していたのだ。営業時間終了後も店に残り、全員が日付が変わる直前まで残っていたという。

 率先してコロナ対策を守って、国民に範を垂れるべき厚労省職員が、罰則はないとはいえ、自らが決まりを破っていたのでは示しがつかない。

 田村憲久厚労相は30日の閣議後記者会見で「いろいろな形で生活上の制約をお願いしている中、国民の信用を裏切る形になった。私からも深くおわびを申し上げる」と謝罪した。が、国会に提出する法案のミスと言い、今回のことと言い、政府機関の役人の資質の低下を如実に示している。

 あってはならないことが次々に起きるということは政府の責任である。今後こうしたことが起きないよう引き締めるべきだ。

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コメント

全国の感染者数が発表され、一喜一憂の毎日であるが、私はいつも疑問に思うというか、知りたいことがある。それは感染した人としてない人にどんな生活上の差異があったのかということである。感染者数の発表だけでは何も分からない。今、飲食店での飲食が感染の元凶として目の敵にされているが本当にそうなのか、科学的に証明されているのか、単なる仮説にすぎないのか。感染した人はしてない人に比べて飲食店に出かける機会が多かったのか。私の周りに感染した知人がいないのでよくわからない。これも仮説かもしれないが、ある有識者の説によると無症状のスーパースプレッダーがいてこの人が感染を撒き散らしているという。こうなると何がなんだかわからない。やはり、有効なワクチンが全国民に摂取されない限り、この厄介なウィルスを封じ込めることはできないと思う。

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