河村氏は市長選に出るべきではない
名古屋市の河村たかし市長は19日、任期満了に伴う市長選(4月11日告示、25日投開票)に4期目を目指し立候補する意向を明らかにした。新聞によると減税や名古屋城の復元、新型コロナウイルス対策などが争点となるいう。
河村市長と言えば、高須クリニック院長や維新の会などによる大村愛知県知事リコール運動を全面的に応援した。ところが署名の大半が偽造されていたことがわかり告訴されている。
リコール署名偽造では自分は関係ないと言っているが、あれだけ大々的に応援をしていたのだから、外野から見れば共犯といってよいくらいのものだ。
河村氏は市長選に立候補して、当選すれば禊が済んだと胸を張るつもりなのだろう。とんでもないことである。民主諸義を破壊することに加担した責任は免れない。
大村知事によると、河村氏は国会議員時代に「廃止」を訴えた議員年金を受給しているという。大村氏は「直ちに政治責任を取って辞任すべきだ」と批判している。
河村市長は新型コロナ対策を4期目を目指す理由のひとつに挙げたが、新型コロナ対策で名古屋市はどんなことをやっているのか全く見えない。市民の目から見ると無策だとしか言いようがない。
東部病院などの廃止移行も市民の望む医療に反するものである。名古屋城の木造建築にほとんど注力して後世に名を残そうとしているのが目立つ。
河村氏は次期市長選に立つべきではない。
« 政権必須常用語句「記憶にございません」 | トップページ | 22日の山崎川の桜 »
「政治・経済」カテゴリの記事
- 副大臣・政務官人事(2023.09.18)
- 野村農水相の発言(2023.09.02)
- マイナー保険証反対の声をどんどんあげよう!(2023.08.18)
- 特捜部に期待、秋本議員の収賄疑惑徹底解明(2023.08.08)
- 医療DXに騙されないようにしよう(2023.08.02)
10年前の市議会リコールで集めた名簿を今回の知事リコール運動の団体に提供したことを記者会見で明らかにした時点で市長を辞めるべきでした。
河村市長も、さらには選挙管理委員会事務局も、その行為は法律に抵触しないと言った。リコール運動に参加した人の名簿を他の目的に流用することが法律に抵触しないというのもあきれた話です。
所期の目的を達したら1年後なり、せめて3年後には、デジタル化したものも含めて廃棄を義務化するのが当然です。
小学生や中学生が登下校する時には名札をはずすように指導する学校もあるほど個人情報の取り扱いに年々うるさくなっていることを河村市長はどう思っているのか。世の中のそういう動きには大反対なのか?
もしかすると今回のリコール運動で署名が偽造されたことが極めて重大な犯罪だと思っていないのではなかろうか?どうしてそういうことが起きたのか、などと空とぼけたことを河村市長は言っているが、リコール運動に大きく関わったことは紛れもないこと。謹慎するのが当然。裁判所で被告人席に立つことになってもおかしくない。
投稿: たりらりら | 2021年3月22日 (月) 10時48分