原発をやめて再生可能エネルギーに切り替えよ
東日本大震災から10年を迎えた11日、小泉純一郎元首相は東京都内で講演し、福島第一原発事故について「人災」と述べ、持論の「原発ゼロ」を訴えた。自民党の元首相の小泉氏は福島原発の事故後は「原発ゼロ」を言い出したが、あの事故によってやっと気づいたようだ。
この日の講演は「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」が主催したイベントでのものであった。小泉氏の他に、鳩山由紀夫、菅直人の2人の元首相も挨拶し、細川護煕、村山富市の元首相は声明を発表した。元首相たちが先頭に立って「脱原発」や「原発ゼロ」の音頭を取ることはとてもよいことである。
国と東京電力は「30年~40年で廃炉は完了」と目標を掲げているが、進み具合を見る限りとても不可能である。安倍政権もそれを引き継いだ菅政権も原発を「引き続き最大限に利用する路線を進めている。
福島原発の事故は、原子力安全神話のもとで原発依存を進めて来た結果であって、小泉氏が「人災」だというのもその通りできる。東日本大地震のよる福島原発の事故の最大の教訓は、原発は非常に危険で、いったん大事故が起きるとそのあとの処理が大変だということである。だから原発はすぐに廃止にして、再生可能エネルギー利用に切り替えるべきである。
今も科学者たちは様々な再生可能エネルギー利用の研究をしているはずだ。それに予算をつけてスピードアップすることが大事である。研究者たちは研究資金がないので困っているはずだ。原発に使う金を自然エネルギー開発に回すのだ。
ドイツのメリケル首相は福島原発事故を見てすぐに自然エネルギーに方向転換した。日本にそのような政治家がいないのが残念である。元首相たちが旗を振っても無理か?
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