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2021年2月17日 (水)

新型コロナウイルス対策「和歌山モデル」

 これまで和歌山県の新型コロナウイルス対策について、何度も仁坂知事の施策を紹介してきた。コロナウイルスについて素人の私でも、和歌山県のやり方が優れていると思ったからblogで取り上げたのであった。その和歌山県の対策が「和歌山モデル」と呼ばれていることを知った。

 テレビなどメディアでは私の知る限り、「和歌山モデル」が取り上げられたことはないが、そういうネーミングがあるということは、つとに知られるところとなっているのかもしれない。

 新型コロナウイルス対策で安倍前首相は、PCR検査をやると言ったのが1年前の2月であったように思うが、最初は37.5℃以上の人などの条件をつけ、濃厚接触者でも無症状者は対象外にしていた。その結果検査を受けた人の数も僅かであった。その後PCR検査を強化することになったが、それでも僅かであり、昨年末には4人のノーベル賞受賞者から対策が生ぬるいと指摘されたぐらいだ。

 一方和歌山県では、国の通知に従った感染対策だけでは感染拡大を抑えられないと危惧し、独自のやり方をしたのであった。事業所や施設で1人でも感染者が出ると、濃厚接触者に限らず、幅広くPCR検査をするようにした。

 陽性が確認されると、無症状でも軽症でも全員入院させた。接触者の追跡調査で国は、陽性者が発症する2日前までに接触した人を対象にしているのを、和歌山県は3日前まで遡って追跡している。

 和歌山県では政府が進めて来た保健所の統廃合に反対し、保健所を減らさなかった。南北に長い地形や山間部も多い和歌山県は、県内の7つの医療圏に7つの保健所という体制を守った。

 そのネットワークを活用し、早期発見と早期隔離・入院の徹底、感染者の行動履歴調査と接触者の追跡調査、情報の集約・分析を進め、感染拡大防止に努めて来たのだ。それが「和歌山モデル」である。

 保健師という専門家でなければできないこと、専門家でなくてもできること、外部委託してもできることをすみわけて、応援体制を取ってきた。

 また、ウイルスのゲノム(遺伝情報)解析を国立感染症研究所に検体を送ってやってもらっている。

 データに基づいて、科学的・論理的に考えて行動すること、つまり検査と追跡、隔離・入院を徹底しているというのだ。

 国も専門家会議もどうして和歌山モデルのような先進例を研究して取り入れないのであろうか。もし取り入れていたら感染拡大は防げたはずだ。後手後手と言われる情けない新型コロナウイルス対策。どうしようもない。

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