森会長発言についての二階幹事長の不適切なコメント
9日の羽鳥モーニングショーで、森五輪・パラ組織委員会会長の発言問題についての自民党二階幹事長の記者会見を見た。
二階氏はボランティアの辞退について「(森会長は)謝罪、撤回したのでこれでいいんじゃないかと思う」と述べた。そして「落ち着いて静かになったら、その人たちの考えも変わるだろう」と言い、「どうしてもお辞めになりたいということなら、新たなボランティアを追加することになる」と指摘した。
コメンテーターの玉川徹氏は「もう、この二階幹事長をはじめとする自民党のお歴々の発言の、時代遅れ感の甚だしさ…と呆れ、「これがまた、海外に発信され恥の上塗りになる・・・」コメントした。
二階氏の発言について橋本五輪相は9日の衆議院の予算委員会で不適切だったとの認識を示した。麻生副総理もボランティアへの「敬意を欠いている」と述べた。
玉川氏はまた、森会長の女性蔑視発言が「一つのリトマス試験紙みたいになっていると指摘。謝罪したからOKと言う人と、そうじゃないと言っている人に分かれることで、「新しい時代を生きていこうとする人たちなのか、それとも古い時代に固執して残ろうとしている人なのかがはっきり見えてきちゃう」と語った。
確かにリトマス試験紙だと言える。
二階氏の記者会見で二階氏はずっと鼻出しのマスクをつけていた。周りにたくさんいた人たちはみなきちんとマスクをしていたのに・・・である。全国に報道される記者会見なのに無頓着に鼻出しマスクをするというのはとんでもないことだ。二階氏はコロナ対策を進める与党の幹事長なのだ。非常事態宣言の中で、国民にきちんとマスクを着用せよとか家庭内でもマスクを着用するようになどと言っているのに鼻だしマスクでは国民に示しがつかないではないか。
玉川氏は気づいて「鼻出しマスクが気になる」と言っていたが、メディアもこうした行為を軽く見ないで厳しく批判すべきだ。
菅政権はいろいろと不祥事が報道されながら相変わらず能天気である。
« 羽毛布団の扱い方という記事を読んで | トップページ | 小林化工の処分は軽すぎる!! »
「政治・経済」カテゴリの記事
- 副大臣・政務官人事(2023.09.18)
- 野村農水相の発言(2023.09.02)
- マイナー保険証反対の声をどんどんあげよう!(2023.08.18)
- 特捜部に期待、秋本議員の収賄疑惑徹底解明(2023.08.08)
- 医療DXに騙されないようにしよう(2023.08.02)
この後に及んでも自民党の国会議員から表立った批判の声が聞こえてこないことである。ことが収まった後のしっぺ返しを恐れているからである。要は調子に乗って批判的な言動をしていると後ろから鉄砲を打つ奴がいると逆に批判されかねないのである。いずれ熱りは冷める。黙っていた方が得策だとの保身が働く。正論だけでは組織の中で生き残ってはいけない。あの石破さんも今回は沈黙?である。日本文化、風土は牢固としてゆるがない? たとえ国際的に通用しなくても。
投稿: Toshi | 2021年2月11日 (木) 07時38分