« iphoneのアップデートをして分かったこと | トップページ | 日本のコロナ医療体制は失敗だという記事 »

2021年1月15日 (金)

ノーベル賞受賞4科学者の提言

 14日の羽鳥モーニングショーで、本庶京都大特別教授や山中伸弥・京大教授らノーベル医学生理学賞受賞者4人が8日、医療従事者への支援やPCR検査の拡充などを政府に求める声明を発表したことを取り上げていた。声明には本庶、山中両氏のほか大隅良典、大村智の両氏も名を連ねた。リモートで本庶教授と大隅教授が参加して詳しく話していた。

 提言の1は重症患者を一か所に集めて治療をするようにというものであった。その方が効率的で効果が高いと言っていた。

 提言の2はPCR検査を拡充というものであった。本庶教授の話によると兵庫県のあるロボット会社がトレーラーに積んで運べるロボットのPCR検査機を作ったそうで、1台一億円として千台作っても1千億円ででき、それを使えば1日に250万人もの検査ができるという。自動だから人手が要らないし移動できるからどこででも検査できるという。

 PCR検査を徹底して無症状者を見つけ隔離することが感染拡大防止に大切だと話していた。政府は金も給付金などを配ることを考えればはるかに安くつくのに、なぜそこに金を使わないのかと言っていた。

 人口1000人当たりの検査数は、英国が8.1,フランスが4.4、アメリカが3.9、イタリアが2.2であるのに対し、日本はたった0.5だという。現在の検査最大可能件数は12.5万件だが、1日平均4.4万件に過ぎないという。

 提言の3はワクチンについてであった。本庶教授は、慎重と言えるかも知れないが、迅速ではない。科学的根拠にもとづいて海外で承認された者は、緊急事態的に使用すべきだと話した。

 大隅教授は、日本でよい薬が開発されても、国内の治験数だけでは世界的に承認されにくい。治験などを含めて国際的な協力体制を構築すべきだと述べた。

 ワクチンや治療薬の審査及び承認は独立性と透明性を担保しつつ迅速に行うようにと言った。

 今後の新たな感染症発生の可能性を考え、ワクチンや治療薬などの開発原理を生み出す生命科学およびその社会的実装に不可欠な産学連携の支援を強化するベきだと提言した。

 提言の5は、科学者の勧告を政策に反映できる長期的展望に立った制度を確立すること。現状は、科学者の意見が反映される機関が存在しない。分科会は科学技術的な内容を知るというよりすり合わせの場になっていると指摘した。

 最後に本庶教授は、医療を守り、安全な社会を作ることでしか経済は回復しない。政府はこの順番を間違えている。政府主導というより国民の良識があってここまで持ちこたえたが今は危険な状況だと述べた。

 大隅教授は、長期的な展望が欠けている。今は当たり前のことを見直す機会でもあり、働き方や都市集中の問題などを考えて行くことも大事だと話した。

 ノーベル賞受賞者の提言は頷けるものばかりであった。政府はしっかりと受け止めて即刻改善すべきであろう。改むるに憚るなかれである。

|

« iphoneのアップデートをして分かったこと | トップページ | 日本のコロナ医療体制は失敗だという記事 »

新型コロナウイルス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« iphoneのアップデートをして分かったこと | トップページ | 日本のコロナ医療体制は失敗だという記事 »