« 自信に満ちた和歌山県知事の新型コロナウイルス対策 ② | トップページ | 自信に満ちた和歌山県知事の新型コロナウイルス対策 ④ »

2021年1月 9日 (土)

自信に満ちた和歌山県知事の新型コロナウイルス対策 ③

(4) 感染をしても、 以前思われたように発熱−肺炎という流れにならない人が結構いるとわかってきました。 それを表したのがD図です。 したがって、 熱がなくても何らかの異常があればすぐかかりつけのクリニックに相談して下さい。 かかりつけ医がいなかったら県庁ダイヤル073-441-2170に相談して下さい。 そしてお医者さんは、 まずコロナを疑って下さいというお願いをしています。
(D図)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/D.pdf

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/D.pdf

(5) E図は発症後症状が発現するタイミングです。 命にかかわる時は肺炎が決め手になっていることが多いのですが、 この図によると、 それらの症状である、 呼吸困難、 食欲低下、 味覚・嗅覚異常は発症後4日から6日で出てくるようであります。

 そうすると、 初めは熱と倦怠感ぐらいの人も、 4〜6日で重症化するおそれがありますから、 和歌山のように全員入院していますと、 ちゃんとケアができますが、 自宅待機などの扱いを受けている人はとても危ないということになります。
(E図)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/E.pdf

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/E.pdf

(6) F図は年代別の重症度の分布です。

 これを見ると、 やはりお年寄りは、 重症化リスクさらには亡くなるリスクも高いと言わざるをえません。
 (F図)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/F.pdf  
 

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/F.pdf

 

(7) 新聞などを見ていますと、 感染経路不明の割合が何%という報道があります。 読者はああそうか、 この不明者の割合が高いと市中感染のリスクも高まっているんだなぁと思われると思います。 もちろん、 それは間違いではありませんが、 大きな問題が含まれています。 和歌山県では、 感染経路不明者の割合が他県、 特に東京などに比べると圧倒的に少ないのですが、 それは、 保健医療行政が徹底的に行動履歴を追い、 広く検査をしているからであります。
(G図)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/G.pdf
 
 G図を見ると、 和歌山県もクリニックなどで感染症が発見された時は、 大半のケースが感染経路不明です。 それが、 その人の行動履歴を聴取し、 関係者を調べ回っていると、 だんだんと感染経路が分かってくるのです。 当初は一見別々の感染経路からうつったかなと思われたケースが、 実は調べていったら同一の経路からうつっていたという例は多く、 その時は「つながりました」ということになります。 およそ、 テレビの警察ものの捜査のプロセスのようですね。 なお、 そういうことですから、 図の直近の11月の感染経路不明割合は今後減ってくるのかもしれません。

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/G.pdf

(H図)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/H.pdf

 H図はその一例で、 赤丸の見ず知らずの2人の方が行動履歴の調査の結果、 同一のダイニングバーに同一日に別々に行っていたということが分かり、 それを県の野尻技監が見つけて、 このダイニングバーに検査に入らせたところ、 たった2人しかいない従業員が2人とも感染していたことが判明し、 ここが感染源に相違ないということが分かりました。 そこで店名を公表させてもらって、 市内の利用者に呼びかけ、 片っ端からPCR検査をした所、 続々と感染者が出てきたのです。 それで少し市民の行動を制限する措置をして、 それ以上の感染を防げました。

 よくメディアで放送されているように、 保健医療当局が感染経路不明何人、 はい終わり。 でその後のトレースをしないと、 感染は際限なく拡がるでしょう。 報道に甘んじないようにしないといけません。 H図はその「つながりました」の好例です。

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/H.pdf

(I図)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/I.pdf

 感染経路と言えば、 和歌山県は、 感染症発生の第1段階から、 ずっと国立感染症研究所と協力して、 ウィルスのゲノム解析をしています。 それがI図です。 今は数が増えすぎて、 段々と個々のケースを言いにくくなっていますが、 2か月ぐらい経つと、 「やっぱりあの感染は最初の発症者が某県に遊びに行ってもらってきたものだな。 」などということが如実にわかるようになります。 感染源不明などと言って、 感染源を追わない現状を正当化してはいけないということです。

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/I.pdf

 

|

« 自信に満ちた和歌山県知事の新型コロナウイルス対策 ② | トップページ | 自信に満ちた和歌山県知事の新型コロナウイルス対策 ④ »

新型コロナウイルス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 自信に満ちた和歌山県知事の新型コロナウイルス対策 ② | トップページ | 自信に満ちた和歌山県知事の新型コロナウイルス対策 ④ »