菅首相らの8人での会食
菅首相が二階幹事長たちと8人で会食したことがテレビ各局で取り上げられている。16日には「国民の誤解を招くという意味では真摯に反省している」と述べた。「真摯に」というのは政治家の常用語である。
問題になっているのは、政府が国民に対して「会食は4人以下に」と言っておきながら、自分たちは8人が銀座の高級料理店で最高級のステーキなどを食べながら会食したことだ。費用は一人6万円~7万円はかかっただろうと言われる。
羽鳥モーニングショーによると集まったのは王貞治氏、みのもんた氏、杉良太郎氏、森田実氏らと副幹事長だ。一体高級料理を食べながら何の話をしたのか。杉良太郎氏は野球の話などと言っていたが不要不急の会合であったと推測される。
しかも会食した8人は72歳~88歳という高齢者ばかりであった。政府は高齢者については特に注意をするように呼び掛けておきながら自分たちはそれを無視したのだ。
安倍前首相もそうであったが、菅首相は会食が多いそうで毎日何度も会食をしているようだ。さすがにあれ以後は5人以上の会食はないようだが高級料理店を利用している。ゲスの勘繰りでいうなら費用は誰が持ち、どこから支出したのかと思う。おそらく機密費という名目の公費ではないだろうか。
コメンテータの高木美保さんが「あんなに会食していては疲れるだろう」と言っていたが、会食をしても箸をつけるのは少しだという。それでなくては体がもたないだろう。少ししか食べないのに何万円もの料理を用意するとはもったいない限りである。GO TOイートの実践のつもりで高級料理店を少しでも助けようという魂胆なのか。
フードロスをなくせと言われているのにその逆を首相たちがやっているのだ。フードロスの面からも首相の会食を検証すべきであろう。
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