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2020年11月10日 (火)

菅首相はロボットか?事務方頼りの答弁

  6日午後の参院予算委員会の中継を国民民主党の質疑の所から見た。国民民主党の質疑は普通に進んで行ったが、最後の共産党の小池氏が最初に取り上げた学術会議の任命拒否問題からたびたび中断し、与野党の関係者が菅首相の答弁について協議する場面が続いた。小池氏の質問に対し、菅首相がかみ合った答弁をしなかったからだ。

  小池氏は5日の自民党の質疑で「推薦前の調整が働かず、結果として推薦された者の中に任命に至らなかった者が生じた」と答弁したことを取り上げた。

 「以前は内閣府の事務局などと学術会議会長との間で一定の調整が行われていたと述べたが、『以前』とはいつのことか」と尋ねたのに、首相は「3年前だと思う」。

  小池氏が「どういう調整か」とただすと、菅首相は「任命の考え方を申し上げ、意見交換を行った。内容は差し控える」と答えた。

  この「調整」についても何度も糺されて、首相ははぐらかした答弁を繰り返した。答弁の度に傍らにいる事務方が何やら助言をしていたのに。

 小池氏が「調整には推薦名簿の一部変更が含まれるか」と聞くと、首相は「今後の人事に支障をきたすので控える」と、例によって逃げた。

 小池氏が「イェスかノーかで答えられる簡単なことだ」と迫る場面がいくつかあったが、事務方と相談し質問にまともに答えなかった。

 小池氏の学術会議関連の質疑は約60分余り続いたと思うが、見ていてイライラした。質問にまともに答えれば数分で終わることだからだ。事務方の助言に頼り、時には加藤官房長官が出てきて答えたり、菅首相はまるでロボットのように見えた。

 この調子では小池氏の質問時間が無駄になるとハラハラしていたが、その他の質問が1時間余り続いたのでホッとした。後半の質疑でも状態は変わらず、首相はロボットのように答弁を繰り返した。首相には主体性が全くなく、事務方に頼り切っているように見受けた。何とも情けな姿であった。

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