血圧について
新聞に11月20日号の週刊朝日の広告があった。記事の中で「医師たちが明かす不要な検査一覧 要らない健康診断」というのが目に止まった。私は週刊誌は滅多に買わないのだが、読んでみたいと思って買うことにした。
この頃は近くに本屋がなくなってとても不便だ。以前は御器所駅前、桜山、川名、恵方町などにあったのがみんなつぶれてしまったのだ。
本を買おうとすると近いところで、地下鉄で八事のイオンまで行かなくてはならない。コンビニに週刊誌を置いてあるところもあるが、週刊朝日は置いていない。それで八事まで出かけた。たった一つの記事のために470円も出すのはもったいなかったが今回は目をつぶった。
以前は瑞穂図書館に行けば週刊誌を見ることができたのだが、瑞穂図書館が遠くに行ってしまったので、地下鉄で鶴舞図書館に行くより他はないのだ。
サブタイトルに「厳しすぎる血圧、コレステロールの基準値」とあった。初めの記事は血圧についてであった。生活習慣病に関連するところからという書き出しで、血圧についてから始まっていた。
私は血圧が高かったことがあって、25年ぐらい前には医者にかかって血圧を下げる薬をもたったことがある。このことについては以前にblogに書いたことがある。
血圧は毎朝チェックをしているのだが、下の血圧が高いときがあり気になっていた。
記事によると、日本高血圧学会は昨年、正常血圧の範囲を引き下げた。74歳以下で収縮期130mmHg/拡張期80mmHg未満、(75歳以上は140/90未満)を降圧目標にしている。この基準では日本の成人の約4千万人が高血圧で対象者となるという。
英国の場合治療開始基準は、最高血圧が160mmHg以上で心筋の肥大など臓器の障害のあるひとだそうだ。英国と日本はどうしてこんなにも違いがあるのだろう。若い頃日本では「最高血圧=年齢+90」とされていた。
東海大学名誉教授大櫛陽一氏によると、年を取ると欠陥が硬くなり、加齢とともに血圧が高くなるのは自然なことだという。素人の私でもそう思う。
大櫛氏が全国70万人の健診結果をもとに、健康な人の最高血圧の上限を計算した結果、75歳以上は男女ともに165ぐらいで一致するという。
さらに大櫛氏は、「降圧剤を飲んで血圧を20以上も下げると、10程度に下げたケースと比較して、死亡率が1.5倍になるという製薬会社のデータがある。薬で無理やり血流を抑えるので、脳梗塞がふえる」と指摘している。
血圧については、あまり神経質にならず、計るにしても観察をする程度でよいのではないかと思う。血圧は刻々と変化するのだ。
医者は薬を売らなくてはならないから「脳梗塞になる」「心筋梗塞になる」などと脅して飲ませようとする。それよりも菅首相が言うように「自助」で、運動や食事で血圧を下げるようにすることが大事である。
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コメント
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血圧の基準というのは相変わらずあいまいなものです。
患者にはさかんに薬をすすめる医者が、自分は160くらいでも薬を飲まないと公言している例は少なくありません。
それでもテレビのCMでは毎日「130を超えたあなた!」とサプリを飲むように呼びかけています。高血圧症というより血圧神経症に日本人をかからせようとしているかのようです。
それにしても本屋は減りました。私のいる所は名古屋市などとちがって小さな町ですが、それでも東海道線の駅ビルに書店があるので、今のところはましと言えます。
かつて親が新聞を購読していた頃は、読みたい週刊誌があった時には配達員に頼むと取り寄せてくれたものですが、今はどうでしょう。
出歩くのが不自由な私は、ヨドバシカメラの通販や楽天ブックスに注文すると週刊誌一冊でも送料無料ですぐに届くので、ついつい頼ってしまいます。それが書店の減る一因であろうとは思いながらも。
投稿: たりらりら | 2020年11月17日 (火) 10時25分