おかしな官製和製英語は止めて欲しい
20日の朝日新聞「天声人語」に新型コロナ禍で作られた「和製英語」についての記述があった。
英語話者から見ると奇怪な言葉が我が国に氾濫しているので、改善を求めて通訳や研究者が「日本の英語を考える会」というのを発足させたというのだ。
そこでやり玉に挙がっているのが、菅政権目玉の経済政策「GO TO トラベル」だという。この表現を初めて聞いた時なんとなく違和感を覚えたが、間違っているとは気づかなかった。政府が言っているのだから間違った使い方はしないと思ったのだ。
GO TO の後には京都とか学校など目的地を表す名詞が来るのだそうだ。そうすると「GO TO イート」も間違いだと分かる。
その他にWITH CORONAとかソーシャルディスタンスもおかしい使い方だし、あやしいのはテレワークである。在宅勤務ならWORK FROM HOMEである。
日本語で済むところを何故英語のような表現にするのか。日本には和製英語が溢れかえっているが、政府まで堂々と使うのはどうしたものか。官僚が使いだしたのだろうが、外務省には優秀な英語使用者もいるはずだ。こういう恥ずかしい和製英語は作らないでほしい。GO TO トラベルを覚えた中学生が英語のテストで間違って使うかも知れない。文科省も気を付けて見ているべきであろう。
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