信号のない横断歩道で止まらないパトカー、警官のバイク
12日のことであった。買いものの帰りに商科大学高校グランドの傍の交差点に自転車で来た。信号がない交差点だが、小学生が通るので横断歩道の線が引いてある。いまから30年ぐらい前にそこで近所の老婦人が車に轢かれて亡くなったところでもある。
反対側には自転車の女性が止まっていた。そこへ西の方からパトカーがやって来た。パトカーが止まるかと見ていたが全くその気配はなく通り過ぎていった。その後ろの車も通りすぎて行った。そしてバイクに乗った警官が来たが止まらずに通り過ぎて行った。
結局車が通り過ぎてから私と女性が横断をしたのであった。そのとき道路交通法によると横断歩道に渡ろうとする人がいたら車は停止しなければならないはずだと思った。
新聞やテレビでは最近も横断歩道で止まらない車が多いということを報じていた。警察庁のHPには「横断歩道は歩行者優先です」という見出しで次のように書いてある。
「横断歩道で歩行者が犠牲となる交通事故が後をたちません。横断歩道は、歩行者優先であり、運転者は横断歩道手前での減速義務や停止義務があります」
自転車は歩行者とは扱いが違うのかと思い調べてみた。
「JAFの車何でも質問箱」には次のように書いてあった。
信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている場面で、9割以上のクルマが一時停止していないことが、JAFが行った信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国実態調査で判明しました。
道路交通法第38条第六節の二「横断歩行者等の保護のための通行方法」には、
①歩行者の有無を確認できなければ、横断歩道の停止位置で止まれるような速度で進行する。
②横断しようとしている、あるいは横断中の歩行者や自転車がいるときは必ず一時停止をする。
③横断歩道内およびその手前30mは追い越しや追い抜きが禁止。
などが規定され、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、ドライバーは横断歩道の直前でクルマを一時停止させ、通行を妨げないよう義務付けています。横断歩道を渡るのに時間がかかってしまう高齢者や幼い子供も、もちろん例外ではありません。違反者には反則金や違反点数が科せられます。
念のため愛知県警交通指導課に尋ねたら、やはり自転車でも歩行者同様に横断歩道で渡ろうとしていたら車は停止すべきだと言った。それは当然だと思う。自転車でも歩行者でも変わりはないのだから。
先のパトカーもバイクの警官も明らかに交通違反を犯しているのだ。取り締まる警察がこのようでは横断歩道での規則が守られないのはどうしようもない。警察は交通規則を厳重に守るようにしてほしい。
« 論点のすり替えは許されない!! | トップページ | 中曽根元首相の内閣・自民党合同葬儀で弔旗掲揚と黙祷を要請 »
「社会問題」カテゴリの記事
- 世界平和統一家庭連合のおわび (2023.11.10)
- 埼玉県の子ども放置禁止条例改正案(2023.10.12)
- 不登校児童・生徒の急増について(2023.10.06)
- メディアや企業はジャニー喜多川のおぞましい性的虐待に厳格な対処を!!(2023.09.19)
コメント