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2020年9月19日 (土)

大坂選手のマスクとBlack Lives Matter

  大坂直美選手は全米オープンに出場し、警察のために犠牲になった黒人の名を書いた黒い7枚のマスクを用意し勝ち進んで見事優勝した。

 大坂選手は勝ち進むたびにマスクを変えたのだが、優勝まで進んだことで7枚のマスクをすべてつけることができた。それで彼女のこの行為は全世界のメディアで伝えられ、見事に彼女の人種差別へのメッセージを広げることができた。

 そのマスクの1枚目に書かれていたのがブレオナ・テイラー(当時26)さんであった。テイラーさんは女性の救急救命士であった。

  テイラーさんが殺されたのは、訴状によると、3月13日未明、自宅で恋人の黒人男性と就寝中、捜査官に踏み込まれ、少なくとも8回撃たれたという。

  警官がドアをたたき破って侵入し混乱したとはいえ無防備であったはずである。それなのに8回も撃って殺してしまうという警官の行為は戦慄が走る。

  ケンタッキー州ルイビル市警は当時、別の男性を容疑者として薬物捜査にあたっており、この男性の出入り先としてテイラーさん宅が浮上。だが、テイラーさんにも恋人にも薬物での摘発歴はなく、薬物も結局見つからなかったというのだ。

  日本でも薬物捜査で芸能人などが逮捕されることがよくあるが、テイラーさんのように暴力を受けたり、殺されたりすることはない。

  米国では黒人は動物以下の扱いをされるのか。無抵抗の人間を8回も撃つなどどんな精神状態でできたのであろう。

  そういえば大阪選手が最後につけたマスクのタミル・ライス少年も公園で玩具の中で遊んでいて8発ぐらい撃たれて殺されたと言う。

  テイラーさんの場合は市が遺族に1200万ドル(12億7千万円)を支払うことになった。両者の訴訟で15日、和解が成立した。和解条項には市警の改革も盛り込まれた。

  金が払われたとはいえ、26歳の若い命は戻ってこない。テイラーさんは救急救命士というい命にかかわる大事な仕事をしていたのだ。

  肌の色に違いだけで動物以下の扱いを受ける米国とはいったいどういう国なのか。

 

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