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2020年9月12日 (土)

金星・シリウス・火星・オリオン座が観られた

  9日の朝、ウオーキングに行くために4時半過ぎに家を出た。空を見上げると月が傘を被っていた。金星は見られるかなと思い南東の方を見ると白く光っている星があった。金星にしては位置が違うし、明るさが少ないと思い、東の方を見たら金星が煌々と光っていた。白く光っているのはシリウスだと分かった。シリウスも明るい星ではあるが金星の比ではない。

 歩き始めて南西の空を見上げたら火星が赤く光っていた。空には白い雲が薄く広がっているところもあったが、金星やシリウスや火星がある部分な雲がなく晴れていた。

 金星やシリウスなどを見ながら歩いていると突然シリウスの右の方にオリオン座が見られた。これまでオリオン座には気が付かなかったが、この朝ははっきりと観ることができた。

 今年になってオリオン座を見たのは確か冬だったと思う。以来久しぶりに観たので嬉しかった。

 子どもの頃は星が降るように空に散らばっていた。満天の星空であった。天の川もはっきりと観ることができた。そんななかでひときわ大きいオリオン座はくっきりと頭に焼き付いていた。だから歳を取ってもオリオン座をすぐに認識できたのだ。

 名古屋ではほんの数個の星を観ることができるだけである。夜空を見上げてもさみしい限りである。今の子どもたちは星を観ることはできない。観るとすれば科学館へ行って世界一のプラネタリウムの星空を観るしかない。満天の星や天の川などは夢のまた夢である。とても残念なことだと思う。せめて4時何頃に起きて明けの明星の金星やシリウスや火星やオリオン座などを見て欲しいものだ。

 なお、2週間ぐらい前には宇宙ステーションらしいものが金星の近くを動いていくのを観ることができた。

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