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2020年8月 8日 (土)

国民を馬鹿にした首相の記者会見

 安倍首相は広島の平和記念式典に参列したあと、広島市内のホテルで記者会見をした。なんと6月18日以来の49日ぶりだった。

 安倍首相は会見を開かなかった理由として、コロナ対策を担う西村経済再生相や菅官房長官が日々お話していると説明した。小池東京都知事や吉村大阪府知事などが頻繁に記者会見をしているのとは大違いだ。

 しかも、この日の会見は最初から10分間とされ、幹事社が事前に提出した質問書に従って、黒い雨訴訟、河井前法相夫妻の公職選挙法違反事件、新型コロナウイルスをめぐる政府の対応、敵基地攻撃能力など安全保障政策への見解の4点について答えた。

 このうち、コロナ対応については約7分間割いたそうだが、緊急事態宣言を再び出す状況にはないとの認識をしめした。

 この日の会見は15分で打ち切られたが、朝日新聞記者が質問を続けている間に、司会役の広島市職員が会見終了を宣言し、首相官邸報道室の職員が、質問をしている記者の右腕をつかんで、「だめだよもう。終わり、終わり」と制止したという。

 安倍首相はいつも記者会見を短時間で打ち切るが、そんなに怖いのであろうか。質問は幹事社が事前に用意したものである。それに対し答弁を読むだけなのだ。その場での質問は滅多に許されない。

 おそらく身にやましいことがいっぱいあるので、それについて質問されることを嫌うのであろう。49日間も記者会見をしなかったというのは、何とか追及を逃れようとしていたに違いない。

 これほど国民を馬鹿にした安倍首相には一刻も早く辞めてもらいたい。

 内閣記者会の連中も不甲斐ない。記者会の特権に甘んじてしまって、首相を追及する手を緩めている。自分たちが馴れ合っているので、安倍首相に嘗められているのだ。国民に代わって真実を伝えようという気概が欠けている。フリーの記者の参加を広げて、自由な質問を許すようにすべきである。

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コメント

安倍晋三首相が9日に長崎市で行った記者会見は質問2問で終了した。地元記者と同行記者から1問ずつ質問を受ける予定通りとなった。会場から「まだ質問があります」との声が複数上がったが追加は受け付けず、首相はそのまま立ち去った。(共同ニュース)
平和式典でのあいさつも誰かに作文してもらったものを読むだけで、記者会見と言っても事前に用意した質問と、事前に用意された答弁を読むだけ。緊急事態宣言時の最多感染者の2倍以上の1500人とか1600人も毎日増え続けても国会も開かず、相変わらず思考停止状態で休暇を楽しんでいるリーダーならいない方がましですね。

8月6日と9日に広島市、長崎市の両被爆地でそれぞれ開かれた平和式典での安倍晋三首相のあいさつの文面が酷似しているとして、被爆者から「何のために被爆地まで来たのか。ばかにしている」と怒りの声が上がった。 官邸のホームページに掲載された双方の全文を比較すると、両市の原爆投下からの復興を称賛した一文や、「広島」「長崎」といった地名などは異なるが、その他は段落数や構成、表現が同じ。結びの段落の言葉も「永遠の平和が祈られ続けている」「核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて力を尽くす」などと完全一致している。(以上共同ニュースより)
世界で唯一の被爆国が先頭に立って核廃絶を働きかける使命を捨てて、核兵器禁止条約に署名、批准をせずに、未だにアメリカの言いなりになって兵器を爆買いし続ける日本は、被爆した多くの人の願いを踏みにじり、亡くなった多くの人や今なお苦しむ被爆者や被爆2世の苦しみを顧みない政治をどんな思いで見ているか考えたこともないだろう。

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