珍しいところに咲く百合
8月に入って白い百合が山崎川の数か所に咲いている。すっとしたきれいな白い花だ。何という百合なのか名前は知らない。「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」と言われるように、美しい花の代表である。確かに姿は美しい。
ただ、この百合とそっくりなのが6月頃山崎川べりで咲いていた。同じ百合なのかと思ったりするが、咲く時期が違うので別の百合かとも思う。
先日、テレビでこれと同じ百合が道端の側溝に1本咲いているのを、こんなところに珍しいと取り上げていた。その時百合の名を言わなかったので名前は分からない。
それから数日後、下の写真の様に、我が家の近所の家のコンクリートの所に、同じ白い百合が1本咲いているのを見つけた。テレビでは側溝であったが、似たような場所である。こんなところに咲くとはなんと強い植物だと感心した。
いったい百合の種はどこから来たのだろう?勝手に飛んでくることはないので鳥が落とした糞の中に入っていたのだろうか?
※山崎川に咲いている百合と近所の百合の写真。
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Dannyさん、ゆりえについて大変詳しく教えていただきありがとうございます。よく分かりました。
投稿: らら | 2020年8月12日 (水) 16時01分
台湾原産の高砂ユリですね。1924年に台湾から持ち込まれた帰化植物で、台湾ユリとか細葉鉄砲ユリとも呼ばれます。花が終ったあとにたくさんの種子が入った鞘ができて、鞘が弾けると粉のような種子が風で運ばれます。また葉の付け根にたくさんのムカゴができて、それが落ちると発芽します。ユリは鱗片ひとかけらでも条件が良いと発芽して増やすことができます。種子とムカゴと鱗片と3通りの子孫を残す手段を持つので、日当たりと適度な水分があればどこにでも花を咲かせるとても繁殖力が強い植物ですね。他にも朱色に黒い斑点があるオニユリも同じように繁殖力が強く、全国至る所で見ることができます。その球根はユリ根として茶碗蒸しなどに利用されますね。今よく栽培されるカサブランカなどの花ユリは、日本原産の山百合がヨーロッパに持ちこまれて交配されたものですが、色の種類も多く、白だけでなくピンクや黄色、赤、オレンジなどあります。毎年深い穴を掘って植え付けますが、球根がカナブンなどの幼虫に食われたり、病気が出たりするので、労力が必要な割には花を咲かせても翌年になると咲かない場合が多くて、毎年深い穴を掘って新しい球根を植え付けるのはとても大変です。やはり交配種に比べて、野生種は断然強くてたくましいですね。
投稿: danny | 2020年8月12日 (水) 08時01分