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2020年6月27日 (土)

年金の株式・債券運用で損失がでても原資は確保されているという

 我々年金生活者のとってはもちろん、将来のために年金を積み立てている現役の人たちにとっても、公的年金は大きな関心事である。

 年々年金が減らされてきたが、先日届いた今年度の年金額通知では0.2%増額となっていて、雀の涙ほどだが減るよりはましと思ったのであった。

 その年金原資は株などで運用されていると聞いていた。新聞で「年金積立金が○○兆円消失」などと報じられることがこれまでに何度もあった。安倍政権になってハイリスクの株式投資での運用が認められた以後であった。私などはそういうニュースを聞くたびに年金は大丈夫かと心配していた、
 

 先日、年金の運用についての次のような記事をYahooニュースで見つけた。「『公的年金積立金消失』のウソに騙されない! 年金の『給付財源』と積立金の『運用成績』の正しい理解」(マネーの達人)という見出しであった。

 「年金が運用損で消失」というのは全くミスリードで、公的年金の給付財源と、財源の一部である積立金の運用について正しい知識を持つことが必要だというのだ。

 公的年金の財源のうち、株式などで運用されている積立金は1割だそうだ。
■公的年金の財源
・ 年金保険料:7割
・ 国庫負担(税金):2割
・ 積立金:1割 → 株式や債券で運用されている

 マスコミは1割の積立金の運用部分での損失を大々的に報じるので、私たちは「国民が積み立てている年金保険料すべてが株式などで運用されている」「運用成績で損失が出る=年金額が減らされる」と誤解してしまうのだという。

 年金積立金の運用は、2019年末までで累計75兆円の収益を出しているそうだ。だから2020年3月の新型コロナ暴落で18兆円のマイナスがあったとしても、トータルでは57兆円の黒字が出ていて、元本割れしたわけではないという。

 先に見たように、給付財源の多くは年金保険料や税金で賄われていて、年金給付に必要な積立金は十分に保有したうえで運用が行われているから安心してよいというのだ。

 ちなみに2020年3月に大幅に下がった株価市場も、2020年6月現在には大きく回復している。

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