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2020年6月 5日 (金)

アルツハイマーの兆候見分けるチェックリストという記事

 高齢になると認知症になるのが心配である。自分が認知症になりかかっているのかどうか、妻が認知症になりかかっていないかどうか、毎日観察をしている。

 昨夜など妻が突然冷蔵庫の扉を開けて中に入るという奇妙な行動をした夢を見た。人間が入れる冷蔵庫は我が家にはないのだが、なぜか我が家の冷蔵庫がドア式になっていてそのドアを開けて中に入ったのだ。

 どうしてこんなおかしな夢を見たのだろうかと考えたのだが、多分いつも気にかけているので夢になったのだと思う。

 友人で認知症になったのがいるが、半年ぐらいの間に急速に症状が進んだ。

 認知症には、レビー小体型認知症、パーキンソン病、前頭側頭型認知症といった種類がある。その中でも最も凶悪で、高齢者の認知症の原因の80%を占めるともされる最大のものが、アルツハイマー病だそうだ。

 スマートニュースを見ていたら、東洋経済ONLINEの「アルツハイマー病の兆候を見分ける10のリスト」という記事を見つけた。ジョン・メディナ博士の「ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である」という著書から取ったものだ。この本は世界で100万部以上売れているという。

 その本の中でメディナ博士がアルツハイマーを見分ける最善のリストとして、アルツハイマー協会が示す「アルツハイマー病の10の兆候」を紹介しているのをまとめたものだ。

【1】日常生活の妨げになる記憶喪失
 たまに忘れるのは心配ないが、頻繁に大切な約束を忘れたり、メモや付箋に異常に頼る、同じことを何度も尋ねるなどの記憶喪失は注意。

【2】慣れているはずの作業ができなくなる
 オセロやモノポリーなどの名前が「ほら、あれ、あれだよ」とすぐに出ない程度は大丈夫だが、大好きだったそのゲームの遊び方までわからなくなっていたら問題。いつも通っていた道順を忘れるなども要注意。

【3】話し言葉や書き言葉に問題が生じる
 ちょっと単語や漢字を忘れるぐらいは大丈夫だが、どんな単語も浮かんでこなくなり、言葉につまったり、話についていけなくなったり、何を話していたのかを忘れるなどは注意。

【4】ものの置き場所を間違える、来た道を引き返せなくなる
 置き間違えは誰にでもあるが、香水を冷蔵庫に入れてしまうなど、異常な間違いには注意。また、アルツハイマー病の患者は、物を失くした際に、誰かが盗んだと責めることもある。

【5】計画を立てたり、問題を解決したりするのが難しくなる
 レシピ通りに料理を作ったり、家計の予算計画を立てるといったことが次第にできなくなるのは赤信号。集中力が低下し、日常のタスクに異常に時間がかかることもある。

【6】判断力の衰え
 アルツハイマー病になると意思決定能力が急速に衰え、お金に関する決定、歯磨き、身だしなみまであらゆることがうまくできなくなる。

【7】仕事や社会活動をやめる
 仕事や、よく馴染んで楽しかった社会活動をやめてしまうのは、初期の兆候とされる。認知症を自覚し、それを人に知られたくないために引きこもってしまうケースは少なくない。

【8】気分と人格の変化
 気分の変化も1つの兆候。妄想を抱きがちで、不安や恐怖心が強く、過剰反応が増えたり、感情が乱れやすいなど気分と人格の変化がある。とりわけ、不慣れな環境にいるときの反応は激しい。

【9】視覚映像と空間的関係がわかりにくい
 高齢になると視力が衰えるが、アルツハイマー病では視覚認知力が失われる。距離、色、コントラストや、物と物との空間的位置関係がわからなくなる。

【10】時間や場所の混乱
 一時的に曜日を忘れたり、散歩中に自分のいる場所が一瞬わからなくなるのは異常ではないが、真夜中に近所を徘徊し、自分がどうやってそこまで来たのかがわからず狼狽するのは異常。

 今のところ上記の10項目のチェックリストにひかかるものはないと思っているが、この先のことは何とも言えない。気を付けるしかないだろう。

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健康」カテゴリの記事

コメント

認知症に関してはアミロイドベータタンパクが脳の中で蓄積されて、一定の量が溜まると認知症を発症すると言われていますね。このタンパクは睡眠不足を重ねることで蓄積されると言われています。毎日十分な睡眠をとることが何よりも大切なようですね。アルツハイマー型が一番多くて、私のご近所にもやはり息子の嫁が自分のお金や服を盗んだとか、被害妄想をよく耳にします。レビー小体症の人も知人にいますが、幻視や幻聴で悩まされています。これも脳の錯覚によって引き起こされるようですが、他の人には見えない人が見えたり、誰も聞こえない声や音に怯えたりするので、最初は精神科の病気と勘違いされるご家族も多いようですが、病院でMRI検査やSPECT検査を受けてレビー小体が見つかれば、認知症だと確定できます。レビー小体症もパーキンソン病もドーパミンの減少と深くかかわりがあるとされているようですが、そのどちらでもなく、手や体が小刻みに震える老人性振戦という震えがあります。これも厄介な病気でドーパミンの減少が原因のようですが、母は食事の時になると発症することが多かったので、薬を飲ませると副作用で食事をせずにすぐに眠ってしまうことが多かったです。

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