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2020年6月21日 (日)

イージス・アショア配備計画停止でよかった

 河野防衛大臣は秋田県と山口県に配備する「イージス・アショア」の配備計画停止を表明した。安倍政権が17年末に閣議決定した計画で、東西に2基設置することで日本全体をカバーするとしていたものだ。

 安全性や費用対効果に疑問があり、地元の強い反対があったが進められてきた計画である。秋田・山口では計画は撤回と受け止められている。

 5千億円もの費用がかかる上、運用開始は早くても25年度以降であった。計画停止の理由は、「迎撃ミサイルを打ち上げた際に切り離す推進装置、ブースターが決められた安全な地帯に落下させるためには、システムの大幅な改修が必要になる」というものであった。およそ10年間の期間と2000億円の費用が掛かると判明したというのだ。

 これまで「安全に配備でき、運用できる」と地元へ説明してきた。それが今になって安全ではないといういい加減さである。原発の安全神話を思い起こさせる。

 陸上イージスの導入は首相官邸の主導で決まったのだという。素人の勘繰りで言うなら、大量に購入するF35戦闘機と同様、トランプ大統領への慮りで導入を決めたのであろう。お友達を大事にする安倍首相ならやりそうなことだ。

 配備計画をやめるとそれまでにいくらぐらいの費用が掛かったのか、そのうちアメリカにいくら払ったのかなども知りたい。新型コロナウイルスで金はいくらあっても足りないのだ。税金は本当に必要なところへ厳密に使って欲しい。トランプ氏が何か言ってくるであろうがはねつけるべきである。向こうは金もうけのディールなのだ。
 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

5千億円とも1兆円とも言われる税金を流し込んだ八ッ場ダム。計画から65年以上、着工からでも50年以上かかったということは、一刻でも早く是が非でも造らなければならなかったダムなのか。
すでに相当な税金投入して整備してきたと言われるマイナンバー。今回の給付金でも役立たずであることが判明し、甘利明氏が大臣だった時に下手な歌で宣伝したことだけが伝説として残りそうな気配です。
そしてイージス・アショア。いつもながらの売れ残りをアメリカから気前よく買わされているだけであることは前々から言われていました。
年々超ハイスピード化しているミサイルを、蝿をたたき落とすように撃ち落とすなどマンガの世界になっているようです。
さらにはリニア中央新幹線。名古屋と品川が40分で移動できるとしても、地下から地上までの時間、地上から乗り換えに要する時間を含めれば、その超高速地下鉄にどれだけの利点があるのでしょう?
開業にこぎつけるには予測不能の自然破壊と天井知らずの費用を必要とし、開業したとしてもとんでもない電力を消費する。
医師は増やさない、病院の統廃合は粛々と進めている反面で、一般国民には目的や効果のわからない事業には莫大な税金を際限なく投げ込む政治に終わりは来ないものでしょうか。

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