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2020年6月 3日 (水)

税金の無駄遣いのアベノマスク、出るべくして出た不良品

  6月1日の朝日新聞朝刊に「布マスク『質より量』迷走」という記事が載った。アベノマスクというニックネームを持った前世帯配布マスクだが、届いたのは5月末現在で25%、大半の世帯にはまだ届いていないという。

  一時払底していた不織布マスクなどは、値段は高いが我慢すれば手に入るようにはなった。今更アベノマスクを貰っても有難みは全くない。

  政府はとにかく早く数を揃えて欲しかったので、「質より量だ。とにかく早く欲しい」とせかした。「質より量!!」これが大量の不良品を出す原因になったのだ。再検品で使われた税金は8億円と言われる。何という無駄な支出をしたものか。

 主な発注先は、興和  136億円、  マツオカコーポレーション  58億円、
 伊藤忠商事  52億円,  ユースビオ  32億円、 RILIEFE  13億円

 最初に受注し、最大の受注をした興和は、アベノマスクの材料のガーゼの生地を中国やベトナム、スリランカなどアジア各国で探して集めたという。そして生地はタイとインドネシアで加工。法制は中国の加工業者に依頼した。日本人は引き上げていたので、現地スタッフを通してやり取りした。

 検品も当初、品質を確保するために国内での検品を希望したが、日本で丁寧にやると間に合わないと政府が断り、中国で検品をしたのだという。それが不良品を出す原因となった。

 中国製のマスクは使い捨てマスクの中にも不良品がいっぱいある。一時レストランとか路上で売られたマスクに不良品がみられた。優良品そっくりの偽ブランドマスクを平気で作る業者は中国にはたくさんあるのだ。

 「マスクを全世帯に配布すれば国民の不安はパッと消える」と首相に進言したのは、経済官庁出身の鑑定官僚だそうだ。
私に言わせれば、アベノマスクを拙速で全世帯に配るより、以前にも指摘したように、「不織布マスクと消毒用エタノール」を手に入るようにすべきであったのだ。マスクについては福井県とか一部の自治体が実施した。

 ネットには「お友達優遇のアベノマスク」という声が溢れている。新しいところでは、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」(水曜、後9・00)に出演する生物学者の池田清彦氏が30日にツイッターに投稿。安倍政権について「国民を騙すのは簡単だと思っている」と分析した。
 

 池田氏は、「アベノマスクは国民にマスクを配ることが目的ではなく、税金をお友達にばら撒き利益を得ることが目的だったのだ」との投稿を引用し、「全くその通りなのだけれど、ノロノロしてたので、却って逆効果だったのだ。なんでも身内の金儲けの口実にする史上最低の政権」と同意した。

 我が街の薬局がアベノマスクの寄付を呼びかけ、大量のマスクが寄せられた。マスクに困っている施設等に寄付をするという。この動きに対し、菅官房長官は寄付しないで自家で保管するようにと述べた。どうなっているの?

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コメント

「税金をお友達にばら撒き利益を得ること」。
困窮している国民が日々増えているさなかでも真っ先にそれを考える総理をはじめとする大臣たち。
先日のテレビでも、親元に頼らずアルバイトだけでやり繰りしている学生がアルバイト先が休業で万事休している様子を伝えていました。
筑波大学の学生の2割が退学を考えているそうで本当に深刻です。国が違えば暴動が起きていてもおかしくありません。
先月29日、医療従事者に感謝の気持ちを伝えるためにブルーインパルスを飛行させたのは河野防衛大臣の発案だと伝えられています。
テレビのニュースでは病院職員が屋上に出て子供のようにはしゃぐ様子が映されていましたが、はたしてあれが医療従事者の総意と言えるのかどうか。
私が病院職員であったら「ジェット戦闘機を飛ばすならカネをくれ、医療用マスクをくれ!」と叫ぶに違いありません。
河野大臣の地元であり、日本の新型コロナ感染の火元とも言える神奈川県にはまだアベノマスクは配り終えていません。感染者が少なからず確認されている私のいる地域でも。まったく欲しくはありませんが。

投稿: たりらりら | 2020年6月 3日 (水) 18時00分

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