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2020年5月17日 (日)

10万円給付、オンライン申請の落とし穴

 5月13日にたまたまCBCの「ひるおび」を見たら、「10万円給付のオンライン申請で混乱」というニュースを扱っていた。
高市早苗総務相は「10万円給付の申請はオンラインで」と勧めていたので、マイナンバーカードがあればオンラインで簡単にやれるものだと思っていたがそうではないのだ。

 名古屋市では9日からオンライン申請の受付が始まったが、郵送で申請用紙が送られてくるのが5月30日ごろで、給付が始まるのは、6月10日頃からだということであった。

 それで別に急ぐことではないし、マイナンバーカードの使用も安心できない気がしたので、郵送で申請をするつもりであった。

 13日のテレビを見て、全国各地でオンライン申請がうまくできず混乱が起きていることが分かった。

 オンライン申請には、マイナンバーカードが必要だが、カードの有効期限(10年)が切れているとか、暗証番号(5年)が切れているとかを調べて、期限が切れていた場合は役所で手続きをしなければならないのだ。

 また、住所が変わったとか結婚で姓が変わった場合は、マイナンバーカードの更新が必要なので、忘れていたら使えないのだ。

 マイナンバーカードが有効であるとして、スマホの場合は「マイナポータル」というアプリをダウンロードする必要がある。そして「ぴったりサービス」画面を立ち上げるのだ。パソコンの場合は「カードリーダー」が必要である。

 マイナンバーカードの暗証番号は、使う目的によって4桁のものと10桁前後の長いものがあり、今回の申請には長い方が必要だというのだ。

 暗証番号を記入するとき5回失敗すると失効する。それで元に戻すために役所に行く人が多いようなのだ。品川区区役所には100人ほど列を作っていたという。

 暗証番号をうまくクリアしたとして、今度はマイナンバーを読み取らなければならないが、これが一筋縄ではいかないという。

 オンライン申請では、役所の処理が大変なのだそうで、住民票などとの照合作業を職員が手作業でやらなければならないから、一日一人150件までしかできないという。ところが郵送の場合は、事前に家族などを記入してあるので照合は簡単で一人1日3000件できるという。つまり、郵送の方が役所にとっても楽なのだ。

 そういう訳で、オンラインの方が早く給付してもらえるということはなく、むしろ郵送の方がよさそうだというのだ。

 オンラインでの申請はパソコンやスマホによほど習熟していないと戸惑うだけで、しかも、給付が早くなる訳ではないのだからアナログの郵送がいいのだ。

 この辺にも安倍内閣のいい加減さが見てとれる。

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コメント

オンライン申請をすると役所の職員が膨大な作業をやらなければならなくなり郵便申請よりも給付が遅くなるかもしれないとは、悪い冗談かと思えますが、それが現実の日本なのでしょう。
マイナンバーに莫大な予算を投じてきたのは何のためだったのかますますわからなくなります。
でも、ITのことを「イット」と言った総理大臣もいましたし、テレワークが求められている状況でもハンコを押すためだけに出社しなければならない日本を象徴するように現在のIT政策担当大臣が「はんこ議連」の会長であったりと、日本の情報処理政策はどこかで歯車がずれてきたことは間違いないでしょう。
とはいえ、10年後には会社へ行くのも学校へ行くのもこれまでの8割減になる、などともっともらしい顔でコメントする人が登場していますが、いささか眉唾に思えます。
オンライン学習が広まれば学校へ行かなくて済む、というような単純な話かどうか?
狭い部屋に人が何人も入らなくて済むように、将棋の記録をAIで始めたというニュースがありましたが、ああいうのは広まるでしょう。
ピアニストのとなりで譜面をめくる人も、譜面を画面にしてしまえば必要がなくなります。技術的にはずいぶん前から可能のはずです。YAMAHAあたりが広めないのが不思議です。

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