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2020年5月

2020年5月31日 (日)

舌に新型コロナウイルスがつく

  26日の羽鳥モーニングショーで、鶴見大学歯学部の花田信弘教授が「舌」に新型コロナウイルスがくっつくと説明していた。

  最新の研究で分かったのが、AC2受容体というのが舌や唾液腺にたくさん集まっていてそこにウイルスがくっつくのだそうだ。だから口内に溜まりやすいのだという。
 

  本当に怖いのは新型コロナウイルスと細菌性肺炎にかかるというダブルパンチだそうだ。一般的にはウイルス性肺炎よりも細菌性肺炎の方が重症化するという。

  どうしてダブルパンチかというと、新型コロナウイルスに感染すると、免疫がていたする。通常なら免疫で制御できる細菌が増殖する。そして細菌性肺炎になるのだという。

 唾液からなぜ肺炎になるのか?肺に入り込むルートが2つある。

 ルート1は血液を通じて感染で、口内の傷や虫歯からウイルスが侵入し、血液を通して心臓に行き、肺動脈から肺に入り込む。

   ルート2は気道を通じて感染である。誤嚥で本来食道に行くべき唾液が気道に入ってします。それでウイルスが付いた唾液が肺に入り込む。

 そこで新型コロナウイルスや細菌を防ぐには舌をきれいにすることだ。舌をこすってきれいにする簡単な道具を売っているが、一番いいのはガーゼを指に巻いてこすることだそうだ。歯ブラシでこすると舌を傷つける恐れがあるのでいけないという。

 それから歯磨きは1日4回がお勧めだそうだ。朝起きたら歯を磨き、あとは朝昼版の食後に磨く。デンタルフロストで歯の間をきれいにする。うがいではウイルスはきれいにとれないそうだ。菌やウイルスは5時間で1000倍に増えるという。

 唾液にウイルスが含まれているので、飛沫がとびちらないように、フィジカルディスタンスに気を付けて話をするとか食事をすることやマスクの着用が大事である。

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2020年5月30日 (土)

「エール」の気になる描き方

  NHKの連続テレビ小説「エール」を見ている。作曲家古関裕而氏とその妻金子さんをモデルにしたドラマだ。
 

 「エール」を見ていて気になることがある。それはコメディを意識して作られているのか、時々ドタバタ喜劇の場面があることだ。
 

 例えば、祐一が川俣銀行に勤めたとき、支店長以下同僚が祐一を誘ってカフェーに連れて行ったり、作戦を練って祐一と女給をくっつけようとするとこだ。設定では頭取の養子になり将来は頭取になるだろうと期待されている祐一を、他の行員たちがよってたかってあのように扱うであろうか。
 

 音が姉の見合いに同席した場面で、突然激しく相手の男性を攻撃した場面があった。(金子)音がかなり活発な元気のよい人間であったとしても、あの時代にあのようなことができたであろうか。
 

 祐一が豊橋に音を尋ねたとき、後を追って来た父親と音の母親が結婚のことで話し合う場面で、音の母親が激しく言い募ることがあった。これもあり得ない話である。
 

 早稲田の応援団が応援歌の作曲を依頼に来た場面でも、応援団が玄関からいきなり部屋の中に上がり込み、応援団長が祐一と鼻を突き合わせて頼んでいる。いくらバンカラな応援団だとしてもあのようなことはあり得ないはずだ。

 音が勉強のためにカフェの女給として働く場面でも、祐一の幼馴染の友人との場面でもドタバタがあった。音は気が強いが物おじしない人柄として描かれているが、実際の金子はどうであったのだろうか。

 他にも思い出せないがドタバタ描写がいくつかあった。こうしたドタバタ喜劇調の作り方は古関裕而と金子にはふさわしくないと思うのだ。
 

 古関裕而は子どもの時は非常におとなしい子であったと言われ、ドラマでもそのように描かれている。
 

 ところが大人になってからの祐一はどちらかというとコミカルな言動をすることがよくある。NHKのビッグショーを見たら、古関裕而はとてもシャイでほとんど話さなかったとコメントされていた。ドラマの祐一はそういう古関裕而とは相当かけ離れた人物として描かれている。

  その他にも山田耕作との関係について、古関裕而は少年の頃から耕作に手紙を送り曲も送っていたと言われる。そうしたことがあってコロンビアレコードに推薦されるのだが、ドラマではその辺りが抜けている。志村けんの耕作に会いに行っても鼻であしらわれているが本当はどうであったのだろう。
 

 もう一つ知りたいのは、小学校時代の「大将」と「ボッチャン」が共に作詞家と声楽家として出会うが、実話でもそういう奇跡的なことがあったのであろうか。
 

 ドラマだから題材として実在の人物を取り上げてもフィクションがあるのは当然だが、あまりにもかけ離れていると見ている方は気になる。
 

 「エール」は6月27日で休止となり、それ以後はこれから制作されるようだが、ドタバタ喜劇は止めにして欲しい。なるべく実物を損なわないように描いてほしい。

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2020年5月29日 (金)

中国人観光客の日本についての感想

 ニュースパスを見ていたら、日本旅行をした中国人の感想を取り上げた記事があった。中国のネット上には、日本旅行経験者による日本の情報が多く紹介されているそうだ。

 今回のは中国メディアの「今日頭条」が5月13日に載せた、訪日した中国人による「本当の日本は想像よりもずっと物価が安くて居心地がよかった」とする記事をもとにしていた。
 

 「日本であまり見なかった」ものや人を3つ紹介。それは「ごみ箱、警察、子ども」だったという。
 

 日本では街頭にゴミ箱を置かないのが当たり前になっている。それは9.11の後からで、爆発物を仕掛けられるのを防ぐためだった。中国ではゴミ箱が設置されているがそれでも公共の場にはゴミが多い。
 

 中国に行くと「公安」という警察官が目に付く。子どもについては中国でよく見かけるとは感じなかったが、日本では外で遊ぶ子供がいなくなったので目にしないのであろう。

 「日本で多かった3つ」は「自動販売機、カラス、高齢者」だという。日本ではカラスは都会に住んでいるようになったので、カラスがゴミを荒らすのが問題になっている。天津から北京へ行く途中田舎の街路樹の上に巣がたくさんあったので何の巣か尋ねたらカラスの巣だと言っていた。

 自動販売機は日本の名物のようなもので、外国人は一番驚くようだ。街頭に置かれていてそれで被害がほとんどないのだ。中国では考えられないであろう。ちなみに自販機の稼ぎは平均月7万円だと「突撃カネオくん」で言っていた。
 

 高齢化が進んでいる日本では高齢者が多いのは確かだが、中国でも公園などで高齢者が鳥を見せ合ったり、太極拳をしたり、将棋などをしているのを見かける。日本では街頭や店などに見かけるだけだ。
 

 また、日本で縁起がいいとされる3つの動物として「フクロウ、カエル、イノシシ」を紹介しているという。日本にはフクロウカフェもあるほどフクロウは人気だし、西洋では知恵の象徴として扱われている。ところが、中国ではフクロウを不吉な生き物と考えるというのは知らなかった。

 日本では「猪突猛進」と言うようにイノシシは良いイメージになっていると伝えているそうだ。ちなみに干支の猪は中国では豚のことである。
 

 他にも、「驚いた3つの低いこと」も紹介。「物価、密度、収入格差」で、物価は想像ほどではなかったと伝えている。中国国内で買うよりも安いものも多く、だから爆買いが起きたと妙に納得しているそうだ。
 

 私が最後に行ったのは上海であったが、日本より高いものが多いので驚いたことがある。昔は物が安かったが経済発展が目覚ましく、物価も高くなったようだ。
 

 密度に関しては、一軒家が多く人が密集していないと紹介しているという。中国では高層ビルが普通で、都会では超高層ビルが林立していてすごいと感じたが、中国人から見ると「鳩の小屋のような家に住んでいる」と比較し、うらやまし気に伝えているそうだ。ちなみに西洋人からは「ラビットハッチ(ウサギ小屋)」とよばれている。中国人から見るともっと小さく感じるのであろうか。 

 

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2020年5月28日 (木)

I LOVE「新婚さんいらっしゃい!」

 「新婚さんいらっしゃい」(朝日放送、テレビ朝日系)が今年50周年を迎えた。最近はコロナのせいで新しい録画ができないためか、記念番組と称して過去の番組から面白そうなものをピックアップして手を加えて放映している。

 私は結婚して自宅でテレビが見られるようになって以来、毎週欠かさず見て来た。だから50年近く見ていることになる。
 

 桂文枝が三枝の名で司会をしてから50年、長寿番組としてギネスにも載っているとか。昔「夫婦万歳」という番組があり、これも面白かったが途中でなくなってしまった。おなじように夫婦を扱う番組だが、50年も続いているというのは、出演夫婦のエピソードの面白さもさることながら、それを巧みに処理する桂文枝の司会技術のよるものであろう。

 「新婚さんいらっしゃい」の中で一番のギャグは「椅子コケ」である。現在のプロデューサーは「資料によると、80年代に生まれたようです。たまたま面白いことがあり、アシスタントのツッコミが強くて文枝さんがコケたところ大爆笑になり、これはイケるとなりました。どんな場面でも、一般人のご夫婦を傷つけることなく笑いが取れてオチになる発明です(笑)。番組では、コケまくる日もあれば、コケない日もありますが、文枝さん次第です。話がおもしろすぎてコケられなかった日もあるそうです」と語っている。

 50周年記念番組で「椅子こけ」を特集したことがあったが、50年経っても新しさのある優れたギャグだ。参加の新婚さんも視聴者も毎回「椅子コケ」を期待しているに違いない。

「新婚さんいらっしゃい」は時代を映す鏡だとプロデューサーは次のように語っている。

「1年に100組を超える新婚夫婦が出演していますが、100通りのエピソードが聞けます。さらに、時代によって夫婦の出会い方、愛の育み方、新婚生活の出来事、男女の関係性も変わります。スタッフとして思うのは、時代を映す鏡のような番組になっているということ。飽きられない番組だと思います」

 最初の頃は、「手を握ったのはいつですか」とか「キスをしたのは?」などと聞くのが精いっぱいであった。それがいつの頃からか「二人が(体で)結ばれたのは?」と直截に聞くようになり、答える方もあからさまに状況を話すようになった。

 最初は「新婚さん」であったが、数年前から結婚3年の夫婦も出るようになった。旧婚さんと言えなくもないが。

 いつも興味をそそられるのは、二人の馴れ初めでである。出会いはどれも「縁」としか言いようがない。最近はSNSでの出会いや合コンが多いようだ。また、女性の方が積極的なケースも多い。

 結婚したら妻の尻に敷かれているという夫も多いようだ。私などから見ると耐えられないような強い奥さんもいる。

 それぞれの人生模様を見せてくれる「新婚さんいらっしゃい」はどんなドラマより面白い。まさしく「事実は小説より奇なり」である。桂文枝が健在である限り楽しませてもらえるのではないかと思う。

 

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2020年5月27日 (水)

第一次安倍内閣で「賭け麻雀は賭博という閣議決定」をしていた!?

 黒川前東京高検検事長の処分が「訓告」という軽いものであったので、おかしいという声がテレビやネットなどで出ている。

 26日の朝日新聞はによると、法務省は黒川氏は懲戒相当として「戒告」相当という意見を官邸に伝えたが、官邸は早く決められる訓告にしたという。森法務相は「いろいろな意見を申し上げたが、最終的には任命権者である内閣において決定された」と述べた。


 安倍首相は「法務省から検察庁に訓告が相当と考える旨を伝え、検事総長も訓告が相当と判断して処分した」と記者会見で述べた。法務省が決めたことだと匂わせている。

 首相はいつものように決定の経過はぼやかしたあいまいなことを述べている。野党は国会でこの点を明らかにしたいのだが、果たして追い詰められるであろうか?
 

 25日ニュースパスを見ていたら、日刊現代デジタルの面白い記事を見つけた。安倍政権の「過去の閣議決定」がさらなる決定打となりそうだというのだ。
 

 第1次安倍政権時、2006年12月8日付で、鈴木宗男衆院議員(新党大地=当時)が賭けマージャンを含む賭博の定義などについて、内閣に質問主意書を提出した。そして「賭博」の定義や〈賭け麻雀は賭博に該当するか〉などと質問しているというのだ。

 それに対し、安倍内閣は同19日付で回答。賭博の定義については〈偶然の事実によって財物の得喪を争うこと〉と刑法の記述を提示。賭けマージャンについては、〈財物を賭けて麻雀【中略】を行い、その得喪を争うときは、刑法の賭博罪が成立し得るものと考えられる〉と、ハッキリと「賭博に該当」との見解を示しているというのだ。
 

 質問主意書に対する内閣の答弁書は、各府省などで案文を作成し、内閣法制局の審査を経て閣議決定された見解を、質問者が所属する議院議長に示すものと規定されているそうだ。
 

 安倍内閣は「賭けマージャンは賭博罪」と、金額に関係なく違法であることを「閣議決定」していたと記事は指摘している。

 検察庁の定年延長問題でも、安倍内閣は過去の「見解」をあえて変えた閣議決定をして黒川氏の定年延長を決めた。

 今回安倍内閣が「賭博罪についての閣議決定をしていた」ことを忘れたのか、賭博には当たらないと「訓告」にしたのは大きな矛盾である。野党はこの点をきちんとついて追及すべきである。

 記事によると、SNSでは「堂々と賭けマージャンしよう」という呼びかけが広がっているという。ツイッターでは、「【祝レート麻雀解禁!】検察庁前テンピン麻雀大会」と題し、参加者を募集する人まで現れた。「1000点100円=黒川レート」なんて言葉も出現しているという。

 

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2020年5月26日 (火)

日本に新型コロナウイルス感染者、死者が少ないのは

 5月22日現在、新型コロナウイルス感染者数の上位3か国は

             感染者       死者
    世界     500万①490    32万8222
    アメリカ   155万①8⑤5    9万3439
    ロシア    30万8705      2972
    ブラジル   29万1579      1万8859

 それに対し、日本は、
           1万6547      799
 

 諸外国は罰則が付いたロックダウンをやっている国がほとんどであるが、日本は緊急事態宣言による「自粛要請」で罰則はついていない。それなのに感染者数、死者数も低く抑えられている。

 どうしてそうなっているのか、テレビではいろいろな見方が示されている。日本人は「同調圧力」が強いとか、昔から言われたことをまじめに守る国民性だという精神的な見方がある。

 また、衛生面で日本人は昔から風呂や手洗いが好きで、トイレなども清潔に保つようにしてきたことがある。確かに日本では至る所に神さまがいて、不潔にしてはいけないと戒められて来た。

 日本家屋では靴を脱いで部屋に入る。西洋式になっても靴を脱いでスリッパに履き替える。コロナウイルスは靴底にたくさん付着すると言われている。それで西洋でも部屋に入るとき履き替える人が増えて来たそうだ。

 西洋人やアラビア人などは握手をしたり,ハグをしたりするが、日本人はお辞儀が多い。それも感染防止に役立っているという。

 面白かったのは、日本語には破裂音が少ないという実験であった。目の前に手でティッシュをぶら下げて、「これはペンです」と日本語でいう。ティシュはほとんど動かない。それに対して英語で「This is a pen」というと、ティッシュが大きく動くのだ。

 中津燎子さんの「呼吸と音とくちびると」という本によると、英語を発音するときは「呼気」が大事だという。ネイティブは強い息でしゃべるというのだ。

 新型コロナウイルスはつばの中に多いことがわかったが、英語などの外国語は、発音が強いので口の外にウイルスをまき散らすというのだ。それに比べ日本語はあまり多くは出ないという。それでも食事の時は横並びでなどと新生活様式では言っている。


 もうひとつ面白いのは、22日の朝日新聞で見つけた「コロナ重症化 遺伝子が影響?」という記事だ。英米と比べて日本に死者が少ないのはなぜか。人種ごとに異なる遺伝子によって免疫応答に違いが生じているという仮説を立てて、ゲノム解析で確かめることにしたというのだ。

 先に述べたような生活様式や医療格差だけでは説明できない部分を遺伝子で調べようというのである。

 私は日本の生活様式や医療技術・設備の他に、免疫力の強さが大きいと考えている。免疫力を高めることについてはいろんな医者などが本やテレビで取り上げている。

 なお、この問題は海外のメディアも注目して取り上げている。(HUFFPOST)

 オーストラリアのABCテレビは、公衆衛生の専門家の間で「日本は次のイタリアかニューヨークになる」と囁かれていたものの「実際にはそうならなかった」と指摘。ミステリーだと言っている。日本人は普段から手洗いなどの習慣があることや、キスやハグなどが一般的ではないことが理由の一つではないかとした。

 ブルームバーグは「なぜ日本はロックダウンも大量の検査もなくウイルスを撃退したのか?」とする記事を掲載。日本の専門家への取材をもとに考察を加えている。理由の一つとして挙げているのが、2月に大量の感染者が出たクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」だ。ブルームバーグはこの経験が「日本の専門家に、ウイルスはどのように広まるのかという貴重なデータを提供した」と指摘している。


 イギリス紙「ガーディアン」は、政府よりも、国民の習慣や努力が実を結んだと見ている。今の日本を「世界的な反響を得た台湾や韓国などと違う、もう一つのコロナ対策のサクセス・ストーリーと言える」と表現した。

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2020年5月25日 (月)

安倍内閣支持率急低下!!

 毎日新聞と社会調査研究センターはが23日実施した全国世論調査によると、安倍内閣の支持率は27%で、今月6日に行った前回調査の40%から急落した。
 

 不支持率は64%で前回の45%から跳ね上がった。このところメディアの世論調査では安倍内閣の支持率は低下していたが、それでも30%台をキープしていた。今回の毎日新聞の調査では、例の黒川問題が大きく影響したものと思われる。

 東京高検の黒川弘務検事長が賭けマージャンをしていた問題で辞職したことについては「懲戒免職にすべきだ」が52%と半数を超えた。私も「訓告」は余りにも軽すぎると思った。3年余りも月に2~3回やっていたのだから、厳しい処分を求める声が強いのは当然である。

 黒川氏の定年を今年2月から延長していた安倍内閣の責任については「安倍晋三首相と森雅子法相の両方に責任がある」が47%、「首相に責任がある」が28%。合わせて7割以上が首相の責任を重く見ている。

 安倍首相に責任があるのはこれまた衆目の見るところである。国民を馬鹿にしてはいけない。「複雑で困難な重要問題に対処するのに”必須不可欠”」とまで言い切っていたのだ。次期検事総長にするために、法を曲げてお得意の「閣議決定」で黒川氏の定年を延長し、さらに検察庁法の改定までやろとしたのだ。

 「必須不可欠の人」とは別の表現をすれば「余人をもって代え難し」である。黒川氏が賭けマージジャンで退職した後、代わりの人物がいないことになるのだが。

「内閣に責任はない」は15%、「法相に責任がある」は3%にとどまり、首相官邸による検察人事への政治介入を疑う厳しい見方を裏付けたのは当然である。

 毎日新聞の世論調査は、韓国の中央日報も取り上げた。記事の中で、「野党と市民社会の反発により結局法改正は失敗に終わり、4カ月間日本政界を揺るがした黒川検事長が賭けマージャンで虚しく服を脱ぐことになり安倍首相がコーナーに追い詰められた。

 だが今回の支持率下落は『アベノマスク』に象徴される新型コロナウイルス対応の失敗、予算の私的流用をめぐる議論が絶えない『桜を見る会』問題、検察定年延長法改正失敗など求心力低下、賭けマージャンによる黒川検事長の落馬などさまざまな要因が複合的に絡んでいる。安倍首相ではそれだけ挽回が容易ではないという意だ。
 

 日本の政治に明るい有力報道機関幹部は『新型コロナウイルス対応の真っ最中のためすぐには安倍首相が退いたりしないし、退くこともできない。安倍首相はどうにか挽回カードを出そうとするだろうが、悪材料がさらにひとつふたつ起きても非常に危険な状況に置かれることになるだろう』と話した。」と書いている。

 この後本日の朝日新聞朝刊にも、世論調査の結果が掲載された。安倍内閣の支持率は29%で不支持が52%であった。黒川氏の賭けマージャン辞職に関して、定年延長をさせたことについて安倍首相の責任が大きいと答えた人は68%もあった。

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2020年5月24日 (日)

酢タマネギに期待する効果

 酢タマネギが血液をサラサラにして高血圧にもよいと、テレビや健康雑誌などでよく取り上げられている。

 血圧が高かったこともあって、これまで高血圧の良いと言われるものはいろいろ試してきた。日高昆布、北海道の黒豆、黒酢・・・。

 そして数年前に「おいしい酢」に出会い、以来おいしい酢にタマネギを漬けて朝晩2回食べている。

 これまでのところ、この「酢タマネギ」が一番効果を自覚できたように思う。血圧は30数年毎朝測っている。定年前後は医者にかかり、降圧剤を飲んだこともある。以前にもそのことは書いたことがあるが、降圧剤で血圧を下げるのはよくないと思い、食事とウオーキングなどで高血圧にならないように気を付けている。

 先日、新タマネギを買ってきて「おいしい酢」に漬けたら、柔らかくて色が真っ白でとても美味しかった。それまで芽のでかかった古タマネギを使っていたので、その違いは歴然としていた。

 たまねぎには血液をサラサラにする硫化アリル(アリシン)という成分が含まれている。それが血液をサラサラにし高血圧を防ぎ、動脈硬化や脳梗塞や心筋梗塞によいという。血糖値を抑えるので中性脂肪やコレステロールの予防、ひいては糖尿病にもよいようだ。

 たしかに高齢者健康診査で調べてもらっても、血糖値や中性脂肪もOKである。

 たまねぎには含まれているケルセチンというポリフェノールに、活性酸素を取り除く抗酸化作用があるという。抗酸化作用により免疫力低下による風邪の予防やガンの予防に期待できるという。

 私は抗酸化として、ビタミンC,Eを飲み続けている。それにタマネギが加わって相乗効果が期待できそうだ。

 さらにたまねぎに含まれる硫化アリルは殺菌性が強いので、体内に侵入した病原菌をやっつけてくれるという。免疫力をアップさせ、ぜんそくや風邪、インフルエンザ、食中毒などを抑える働きがあるという。

 いま、新型コロナウイルスでいつ感染するかと心配な毎日だ。新タマネギを「おいしい酢」に漬けた「酢タマネギ」が感染予防に効果があるとよいが…と思っている。

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2020年5月23日 (土)

マスクの値段

 5月19日の新聞折り込み広告に下のようなマスク安売りの広告が入った。50枚入りの箱が1990円(税別)という数字が目に入った。しかも、購入数量は制限なしであった。

 愛知県は非常事態宣言が解除されたとはいえ、都心の大須まで出かけるのは躊躇したが、思い切って見に行くことにした。
9時45分から発売なので、それに間に合うように家を出た。途中マツモトキヨシでマスクを売ってないか見たが相変わらず売ってなかった。

 2か月以上乗っていない地下鉄。通勤時間にかかっているせいかかなり混んでいた。うっかり釣り手を持とうとして、ちょっと触って手を引っ込めた。

 空いている席があったので座ることができたが、隣の人は迷惑ではないかななどと思った。優先席が空いていたのでそちらに移った。

 上前津で降りると、万松寺通りはすぐだ。きっとすごい行列だろうと予想していた。無理に買うつもりはなく、様子を見るだけでよいと思っていた。

 店について拍子抜けがした。洋品店の前にマスクの箱が積んであった。でも、客は一人もいなかった。あの広告を見てすごい人が並ぶだろうと想像していたのに。

 マスクの箱を手に取ってみるとMAID IN CHINAであった。マスク工業会のロゴが付いているか調べたが、ついていなかった。

 買うのをやめた。大須の通りはまだ閑散としていた。スギ薬局に入ったがマスクは売っていなかった。プッシュ式アルコール消毒は売っていたが1300円の値がついていた。

 地下鉄に乗るのだから八事のイオンへ行くことにした。地下鉄はガラガラであった。長いシートに自分一人であった。

 久しぶりのイオンでは買いたいものがあった。セリアへ行くと、隣の店の前にマスクの箱が積んであった。(下の写真)値段は何と3182円(税別)であった。やはりロゴはついていなかった。

 イオンの薬局に行くと、3枚入りと5枚入りのマスクを売っていたがいずれも高かった。エタノールはなかったが、酒屋が作ったウオッカ66とアルコール77を売っていた。77の方が安いのでそれを買った。500mlボトルが1200円(税別)であった。

 買い物を済ませ下に下りて行くと、スギヤマ薬局で次亜塩素酸の希釈液を売っていた。試しに買うことにした。10枚入りのマスクを398円(税別)で売っていた。マスク工業会のロゴがついていたので買ったが、マスクは安くはなかった。

 帰宅すると、マスクを洗って次亜塩素酸希釈液を説明通りにさらに薄めて10分間浸しておいて水ですすぎ日に干した。

 Alcol77は、薄めて飲むことができるので保存用にした。

 夕方、「アベノマスク」が届いた。何という遅さ!!
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2020年5月22日 (金)

黒川検事長の賭けマージャン

 東京高等検察庁の黒川弘務検事長が緊急事態宣言によって不要不急の外出自粛が要請されているさなかの今月1日と13日の夜、産經新聞記者の都内の自宅マンションを訪れ、賭けマージャンをしていた疑いがあると21日発売の「週刊文春」が報じた。


 一般市民で麻雀好きな連中はかけマージャンでないと面白くないと言っている。私が勤めていた頃、学校内で賭け麻雀が行われ、一番強かったのは校長であった。教育者が賭けマージャンもあってはならないことだが、取りしまる側の検察官が賭けマージャンとは言語道断であり、呆れてものが言えない。しかも、3密を避けるように政府が求めていた最中にやったのだ。
 

 黒川氏が法務省の聞き取り調査に対し、賭けマージャンをしたことを認めたことがわかった。黒川氏は法務省に辞表を提出し、森法務相は「訓告処分」にしたと発表した。訓告処分とは余りにも軽すぎると思う。

 政府は1月末、63歳の定年を間近に控えた黒川氏の半年間の勤務延長を閣議決定した。「必要不可欠な存在だ」としてこれまでの法解釈を変更し、史上初めて定年を延長したのであった。それほど期待されていた検事長が法の番人としてあるまじきことをするような低レベルの人間であったとは!

 定年延長について、野党側からは「官邸に近い黒川氏を検事総長にするためではないか」などと批判が相次いでいて、今後、検事総長に就任するかどうかが注目されていた。

 週刊文春が黒川検事長らの賭けマージャンをスクープしたのは羽鳥モーニングショーでは産經記者がリークしたと言っていた。それに関して、黒川氏切るために官邸か法務相辺りがやらせたのだという見方もでているそうだ。ありうることだと思われる。

 私は週刊文春が何故この時期に記事にしたのだろう?今でなければどこか他社が気づいて記事にされると思ったのだろうか。或いは、もし、安倍内閣が黒川氏を検事総長に任命したあとなら安倍政権が崩壊するであろう。それを避けるために恩情で早く記事にしたのであろうかと思っていた。

 いずれにしても黒川検事長辞任で安倍内閣がやった黒川氏の定年延長閣議決定と検察庁法改正問題をうやむやに終わらせてはならない。徹底的に究明されなければならない。

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2020年5月21日 (木)

家飲みと酒のアルコールの量の計算式

 新型コロナウイルスで外出が自粛となり、飲食店の自粛や営業時間短縮でアルコール飲料の「家飲み」が増加したと言われる。またオンライン飲み会なるものも現れた。

 家飲みが増えると飲酒量が増えると言われている。家にいるので朝から酒に手をだしたり、夜に飲んでいてもついつい飲みすぎてしまうようだ。

 5月16日の朝日新聞Bの「知っ得 なっ得」欄に「節度ある適度な量はどのくらい?」という記事があった。

 従来もビールなら中瓶かロング缶1本、」日本酒なら1合(180ml)、と言われていた。

 国が定めた健康づくりの指針「健康日本21」では、節度ある適度な飲酒を1日平均でアルコール量20グラム以下としているそうだ。こういう「指針」があることは初めて知った。

 アルコールの量を「g」で表しているのも意外であった。「ml」で表すか「%」で表すと思っていた。日本酒なら「度」であり、ビールやウイスキーなどは「%」で表示されている。

 目方の「g」で量るにはどうするのか。記事にはその計算式が示めされていた。

●酒に含まれるアルうコール量を求める計算式

・酒の量(ml)×度数(%)×アルコールの比重(0.8)=アルコール量(g)

 私は日本酒(14度)なら2合なので、360×0.14×0.8=40.32(g)

 ビール類なら350ml2缶      700×0.05×0.8=28(g)

 焼酎なら20度のを1合        180×0.20×0.8=28.8(g)

 日本酒はアルコール摂取量が多いので、最近はなるべく焼酎を飲むようにしている。  

 記事によると、健康21では、生活習慣病のリスクを高める飲酒を、1日平均アルコール量で男性40グラム、女性20グラム以上としている。

 このくらい飲んでいる人が日本には1000万人いると推計されているという。欧米人と違ってもともと日本人はアルコールに弱い民族だ。

 私が所属するコーラスグループの部屋の前の部屋では、いつも「断酒会」というのが開かれている。アルコール依存症対策だと思われる。私はいつもコーラスから帰宅後酒を飲むのでなんだか変な気分である。

 若いときから、「酒は量なし、乱に及ばす」という孔子の言とか、「酒なくて何で己が桜かな」とか若山牧水の「白玉の歯に沁みとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりける」とか「酒は飲むべし 飲まるべからず」などという警句を好んできた。

 でも、昼の酒は酔いが回りやすいので好まず、夕食時のいわゆる晩酌である。付き合いでの外飲みは滅多にないので外飲みはしない。

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2020年5月20日 (水)

臨時休校による学力低下について

 新型コロナウイルスのために学校は3か月ほどの臨時休校になってしまった。14日に非常事態宣言が解除されたので39県については、学校が再開され始めた。

 この間、いっそのこと9月から新学年を始めたらどうかという意見が強くなった。結論がでないままとりあえず学校再開である。

 学校が3か月近く休業で、児童、生徒は自宅で過ごしたので学力低下や学力の格差が問題にされた。たまたまスマートパスでウスビ・サコ京都精華大学学長のインタビュー記事を読んだが、その中で学長が次のように語っているのが興味深かった。

 「学力とは、2週間学校に行かないから低下する程度のものなのでしょうか。ヨーロッパやアメリカ、アフリカなどでは、夏休みが2カ月の国もあり、場合によっては子どもたちは宿題もないので家でダラダラして過ごしている。その中でも、子どもたちはものごとを観察し、考え、賢くなる。人生100年の時代に、子どもが一定期間、学校での勉強をしなくても、学力においては大して問題にならないはずです。」


 この部分を読んだとき、自分の子ども時代の勉強のことを思い出した。私は国民学校一期生であった。1941年4月から小学校が国民学校に変わったのだ。その年の12月8日に戦争が拡大し太平洋戦争が始まった。

 最初のうちはまだよかったが、戦局が厳しくなるにつれ学校で勉強どころではなくなった。低学年の児童も作業に駆り出された。作業というのは山の方に行ってラミー読んでいたつる草を採集することで、その繊維を使って服を作るという話であった。また、飛行機に使う松根油を取るための松の根を運ばされた。そのうち運動場がサツマイモ畑に変わったりした。

 それに夜も昼もB29が飛んできたり、戦闘機が飛んできたりで大変であった。

 戦争が終わっても教科書などはなかった。新聞紙のような教科書を貰ったことを覚えているが、結局使われなかった。

 その間2年か3年か、勉強らしいことは何をやったか記憶にはない。ただ明瞭に覚えているのは、5年生か6年生で習った通分とか約分などが全くできなかったことだ。

 ただ、自分は新聞を読むのが好きだったので、小学校1年ごろから毎日新聞を読んでいた。そのお陰か漢字を書いたり、意味を知ったりすることは何の不自由もなかった。

 近所の友達の家にあった少年向けの本や雑誌を読んだり、親友に「乞食王子」などの本を借りてむさぼり読んでいた。

 家の手伝いで遠くの山の方に松の枯葉を集めに行ったり、父の畑の手伝いをしたり、その途中で沢蟹を取ったり、イモリを見たりした。

 以前にも書いたように、シジミを取ったり、海藻を集めたり、ツワブキなどの食べられる草を取ったり・・・と、今思えば理科的な勉強は自然の中ですべてできていた。

 小学校1年から炊事の手伝いなどをしていたので、家庭科的なことも問題なかった。

 ウスビ・サコさんが言うように、長い人生の中で、数か月の空白などで学力低下について心配することはないのではないかと思う。

 学校が休みの間に、自分の好きなことに熱中するとか、新しいことを始めるとか自分なりの勉強をするとかすればよいのだ。

 コロナウイルスは確かに怖い。しかし、B29が毎日空を飛ぶのはもっと怖かったのだ。

 今はやろうと思えば大概のことはやれるように環境が整っている。もう一度身の回りを見直して何ができるか考えてみるとよい。

※ウスビ・サコ学長の話しはとても示唆的である。
URL:https://newspass.jp/a/hn44y

 

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2020年5月19日 (火)

内閣支持率下落と検察庁法案の行くへ

 これまで「桜を見る会」問題、新形コロナウイルス対策の不十分さなどがあっても、ずっと40%台をキープしてきた安倍内閣支持率が、ここに来て報道各社による世論調査で30%台に下落した。
 朝日新聞社が16、17両日に実施した世論調査によると、安倍内閣の支持率は33%で、4月調査の41%から下落した。不支持率は47%で、4月調査の41%から上昇した。

 ANNが18日に公表した世論調査でも、安倍内閣の支持率は32.8%で、前回の3月調査から7.0ポイント下落した。

 検察庁法改正案について、朝日新聞の調査では、「賛成」は15%にとどまり、「反対」が64%だった。

 ANNの調査では、検察庁法改正案についても「反対する」が68%で「賛成する」の15%を大きく上回った。

 新型コロナウイルスの感染拡大の防止ついて、朝日新聞の調査では、安倍首相が指導力を「発揮している」と答えた人は30%(4月調査は33%)で、「発揮していない」の57%(同57%)の方が多かった。

 ANNの調査でも、政権の新型コロナ対策を「評価する」は31%にとどまり、「評価しない」は57%だった。

 検察庁法改正案への反対は、SNSでの600万~700万ともいわれる抗議があり、これまで政治的発言をしなかった芸能人やアーチスト、スポーツマンなどからも抗議の表明があいついだ。

 また、元検事総長など検察庁の元高官や日本弁護士連合なども抗議と撤回を要求している。

 政府広報新聞と言われる読売新聞は18日、今国会での成立を見送る案が浮上していることが分かったと報じた。政府・与党の同法案の審議を急いでいたが、野党や世論の批判を押し切って採決に踏み切れば、内閣にとって大きな打撃になりかねないためで、安倍首相は与党幹部らと協議し、近く最終判断するという。

 もし、見送りになれば、世論が大きな役割を果たしたことになり、かつてない出来事となる。動向に目が離せないところである。

※法案の今国会で成立は諦めたが継続審議になったので、気を緩めてはいけない。どうせ熱気はなくなるだろうとみられているからだ。

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2020年5月18日 (月)

やっと見つけたマスクと手指消毒液

 5月14日のリカーマウンテンの新聞折り込み広告に「ウオッカ66」が出ていた。最近日本各地で作られ始めた酒醸造所が作るアルコールの強い酒の1つで、手に入らないアルコール消毒に使えるものである。値段は750ml瓶、1300円(税別)と出ていた。

 ネットでしか買えないと思っていたが、店で買えるのなら見に行こうと思った。店は滝子にあるので自転車で出かけた。

 途中にスギヤマ薬局があるので見に行くと、マスクもエタノールも売っていなかった。

 桜山に出たら、市民薬局などがあった。市大病院があるので薬局が何軒かあるのを忘れていた。市民薬局に寄ると、何とマスクと消毒液を売っていた。値段を尋ねたら、マスクは50枚入りで2500円(税別)であった。「高いですね」と言ったら、「これでも安くなってきたのですよ」と言った。「全国マスク工業会」のロゴがついていなかった。マスクを買うのは見合わせた。

 50%イソプロビンアルコールというのは500ml瓶が500円(税別)であった。それで試しに1瓶買った。

 次にスギ薬局に行ったらマスクもエタノールも見当たらなかった。店員に聞いたら「お答えできません」と言った。どうやら運よく入荷を見つけたら買えるようであった。

 滝子に行くと「B&D]という新しいドラッグストアがあった。店に入り店員に「マスクやエタノールはありませんよね?」と聞いたら、「あります」と言って案内してくれた。

 マスクは7枚入り立体マスクが327円(税込み)であった。箱には「全国マスク工業会員」のロゴがついていた。市民薬局のマスクより安かったし、7枚なので試しに買った。他に子ども用も売っていた。

 消毒用はジェルでプッシュ式500ml瓶を1200円(税別)で売っていた。前に店でアルコールを買ったし、これからウオッカを買うつもりなのでやめておいた。

 リカーマウンテンに行くと、店先に66ウオッカの瓶を並べて置いてあった。きっと売れているだろうと思っていたのだが、誰も関心を示していなかった。

 手に取ってみると透明のプラスティック瓶に入っていてウオッカとは書いてなかった。店員に尋ねたら飲むことができると言った。迷ったが結局買わなかった。

 名古屋でもマスクと手指消毒液を売っている店を見つけたのでよかった。

 ※マスクやエタノールなどの価格を検索するサイトができた。

  「ショップリー(Shoply)」で検索

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2020年5月17日 (日)

10万円給付、オンライン申請の落とし穴

 5月13日にたまたまCBCの「ひるおび」を見たら、「10万円給付のオンライン申請で混乱」というニュースを扱っていた。
高市早苗総務相は「10万円給付の申請はオンラインで」と勧めていたので、マイナンバーカードがあればオンラインで簡単にやれるものだと思っていたがそうではないのだ。

 名古屋市では9日からオンライン申請の受付が始まったが、郵送で申請用紙が送られてくるのが5月30日ごろで、給付が始まるのは、6月10日頃からだということであった。

 それで別に急ぐことではないし、マイナンバーカードの使用も安心できない気がしたので、郵送で申請をするつもりであった。

 13日のテレビを見て、全国各地でオンライン申請がうまくできず混乱が起きていることが分かった。

 オンライン申請には、マイナンバーカードが必要だが、カードの有効期限(10年)が切れているとか、暗証番号(5年)が切れているとかを調べて、期限が切れていた場合は役所で手続きをしなければならないのだ。

 また、住所が変わったとか結婚で姓が変わった場合は、マイナンバーカードの更新が必要なので、忘れていたら使えないのだ。

 マイナンバーカードが有効であるとして、スマホの場合は「マイナポータル」というアプリをダウンロードする必要がある。そして「ぴったりサービス」画面を立ち上げるのだ。パソコンの場合は「カードリーダー」が必要である。

 マイナンバーカードの暗証番号は、使う目的によって4桁のものと10桁前後の長いものがあり、今回の申請には長い方が必要だというのだ。

 暗証番号を記入するとき5回失敗すると失効する。それで元に戻すために役所に行く人が多いようなのだ。品川区区役所には100人ほど列を作っていたという。

 暗証番号をうまくクリアしたとして、今度はマイナンバーを読み取らなければならないが、これが一筋縄ではいかないという。

 オンライン申請では、役所の処理が大変なのだそうで、住民票などとの照合作業を職員が手作業でやらなければならないから、一日一人150件までしかできないという。ところが郵送の場合は、事前に家族などを記入してあるので照合は簡単で一人1日3000件できるという。つまり、郵送の方が役所にとっても楽なのだ。

 そういう訳で、オンラインの方が早く給付してもらえるということはなく、むしろ郵送の方がよさそうだというのだ。

 オンラインでの申請はパソコンやスマホによほど習熟していないと戸惑うだけで、しかも、給付が早くなる訳ではないのだからアナログの郵送がいいのだ。

 この辺にも安倍内閣のいい加減さが見てとれる。

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2020年5月16日 (土)

芸能人もどんどん政治に口を出してほしい

 検察官定年延長の法改正に抗議するSNSのツイートがあっという間に増え、11日午後には650万を超えた。400万ぐらいになった頃からNHKや新聞も取り上げ始めた。この急増はSNS史上初の現象であるという。

 この急激増加現象について、いろんな人が増えた理由をコメントしている。中には新型コロナウイルスで自粛して暇だからなんて言うのもあった。

 そんな中で、ニュースパスを見ていたら、「小泉今日子、きゃりーぱみゅぱみゅも炎上......『芸能人は政治に口を出すな』という人々の考え方」という文春オンラインの記事を見つけた。

 これまで安倍政権によって行われた自衛隊海外派遣の閣議決定や安保法改悪や森友・加計学園問題、桜を見る会等の数々の世間を騒がせたやり方への抗議に芸能人が意思表示をすることは稀であった。芸能人が政治的な発言をすることは日本ではタブーとされてきたからだ。

 それが今回は、きゃりーぱみゅぱみゅ、秋元才加、大久保佳代子、城田優、SKY-HI、浅野忠信、Chara……お、Chara(by 久保田利伸)etc。人気作家や漫画家、映画監督などに続き、普段はあまり政治的なツイートをしないこれら芸能人・アーティストからの投稿が相次いだ。西郷輝彦も演出家の宮本亜門もツイートした。

 ところが案の定、、「幻滅しました」「政治的なことツイートして欲しくない」「内容わかってます?」といった否定的な意見も多く出て炎上したというのだ。

 記事は小泉今日子のアベノマスクについての「人間だから間違えや失敗は誰にでもあるだろう。一生懸命やった結果だったら人はいつか許してくれるかもしれない。でも汚らしい嘘や狡は絶対に許されない。カビだらけのマスクはその汚らしさを具現化したように見えて仕方がない」というツイートを取り上げて、「極左の活動家」「捏造にも気づけないなんておいたわしい」「終わったタレントですね」という否が入り乱れ、中には「狡って、不倫も狡でしょ」というお門違いのものまであったと紹介している。

 タレントや芸能人やアーティストなどが政治に対する発言をするのを忌み嫌う人たちがたくさんいるのは想像できるし、人それぞれが自分の考えを表明するのも憲法で保障されている。

 しかし、政治的発言をさせないようなコメントでビビらせてしまうのはよくない。実際、きゃりーぴゃみゅぴゃむは発言を削除してしまった。

 

 米国では芸能人やスポーツ選手が、政治的発言をするのは珍しくない。

 政治的発言をすると、テレビや映画や音楽などの仕事のオファーが無くなることを怖れているのだと思われる。芸能人、タレント、アーティスト、文化人などの発言は一般市民に大きな影響力を持つので、どんどんと発言をしてもらいたいものである。 

 朝日新聞によると、サッカーの本田圭佑選手は「有名人が経済や政治についてh茄子と、『余計なこと言わずに本業に集中しろ!』って。これを禁句ワードにしよう」「日本ほどアーティストや俳優やアスリートなどが政治のことを話さない国はない。もっと話そう。あなたの国のことだ!」と呼びかけているという。

 今回の大爆発を良い教訓として、これから政治的発言を躊躇しないでもらいたい。

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2020年5月15日 (金)

ZOOMでラジオ体操

 体操教室をやっているH先生から「ZOOMを使ってラジオ体操をやるから参加しませんか」という誘いがLINEで入った。
ZOOMのことはちょっと前にMさんから聞いて初めて知った。テレビでモニターの画面が四角く仕切られて人が映っているのを時々見るのであれのことだと思った。ZOOMというのだとは知らなかった。ZOOMに興味があったし、無料で使えるというのでオンラインラジオ体操に参加することにした。

 H先生が「ZOOM 超初心者向け 5分でわかる」https://m.youtube.com/channel/UCpPlNAadw5RlZktAHkS8Mhg

という動画を送ってくれた。それを見たが分からないことがあったので、ネットで検索して他の使い方説明も読んでみた。

 パソコンとスマホなどで使えるが、やり方が違うようであった。その他に、他の人の主催するものに参加する場合と自分が主催者になる場合とで違うことが分かった。他の人のものに参加する場合は「登録」しなくてもよいということであった。

 結局、ZOOMの公式サイトでアプリをダウンロードして登録しておくとよさそうだと分かったので、登録をしようとしたが、これが意外にも分かりにくくて苦労した。メールアドレスと8桁以上のパスワードを用意して何とか登録を済ませた。

 H先生が接続練習の時間を作ってくれたので、「参加」を試みたが、はじめてなのでうまくいかなかった。いろいろ試行して、「ミーティングに参加」を開いて、そこに主催者のIDとパスワードを入れて許可を待つのだと分かった。

 次の日朝九時からラジオ体操の本番があった。6人の人が参加してラジオ体操をした。私は23年間ラジオ体操をしたことがなかったが、体が自然に動いたので驚いた。自転車や水泳と同じで身体が覚えたものは忘れないのだ。

 ところでZOOMだが、コロナウイルスのせいでいろんな形で使われるようになったようだ。世界の有名歌手が一緒に歌ったり、授業に使っている学校もある。会社の会議だけでなく、オンライン飲み会のような楽しみ方も広がっている。インターネットでこういうことまでできるようになったのは凄いことだと思う。これからますます使われ方が広がって行くことであろう。

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2020年5月14日 (木)

検察官定年延長法反対に広がる輪

 テレビも新聞もニュースといえば新型コロナウイルス関連がほとんどである。そんな中で国会では「国家公務員や検察官の定年を段階的に65歳に引き上げる」法改正案の審議が野党の反対にも関わらず委員長の職権で衆議院内閣委員会審議が始まった。またもや数を恃んだ強行である。

 野党は「コロナ感染症対策に全力を尽くすべきさなかに、火事場泥棒的に押し通そうとするなど、断じて許されない」と先送りを求めて来たのだ。いわば不要不急の法案である。

 コロナ対策は緩慢な対応で、PCR検査も、マスクも生活や仕事補償なども、相変わらず進んでいない状況である。そんな中でこの改正法はしゃにむに大急ぎでやろうというのだ。
 

 この時期に強引に国会を通そうというのは、安倍内閣が2月に閣議決定した、安倍政権寄りの東京高検の黒川検事長の定年延長を後付けで合法化するためである。いわば全く政権の都合のために独立すべき検察まで支配してしまおうというのだ。


この動きに対し、検察官の定年を65歳に引き上げ、内閣の判断で検察幹部の「役職定年」を延長できるようにする法改正案を認めていいのか――。作家や漫画家、俳優、音楽家らが10日未明、疑義を唱える声をツイッター上で次々と上げた。「#(ハッシュタグ)検察庁法改正案に抗議します」の投稿が相次ぎ、その数は午前8時過ぎには約150万件、同10時過ぎには200万件を超えたと朝日デジタルニュースは伝える。

 10日午後一時現在で反対のツイート数は250万件に達したといっていたが、11日早朝には470万人になっていた。非常な速さである。コロナのために街頭演説や集会などで反対運動ができない中でSNSによって広がっているのは凄い。

 私はツイッターをやっていないので参加できないのが残念であるが、SNSでは法改正案への抗議として、ハッシュタグ(#検察庁法改正案に抗議します)で賛意を示したのは、俳優の浅野忠信さん、秋元才加さん、芸人の大久保佳代子さん、漫画家のしりあがり寿さん、羽海野チカさんら。小泉今日子さん本人によるものとみられる投稿もあったと報じられている。

 弁護士も1600人以上が反対の署名をしている。反対がもっともっと広がるとよい。

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2020年5月13日 (水)

名古屋市長にしてほしいこと「マスクとエタノールを買えるように」

 スマートパスを見ていたら、「河村市長 名古屋市職員へ10万円手配り『頼んだ』が『無反応』と投稿で職員擁護の声も」という記事を見つけた。

 読んでみると、名古屋市の河村たかし市長が11日、ツイッターを更新し、名古屋市民へ国からの10万円を手渡しで届けるために名古屋市職員に「頼んだ」ものの「ほとんど無反応」だったといい「市長情けない」とつぶやいたというのだ。

 名古屋市には100万世帯あるが、名古屋市職員も35000名もいるから、一人30世帯に配ればすむことだという。

 30世帯を尋ねて10万円を手渡すというのだが、それほど簡単ではないと思う。それよりもやってほしいことは、相変わらず手に入らない「マスクとエタノール」を市の力で確保して買えるようにして欲しいのだ。

 テレビによれば、東京の秋葉原では路上販売でマスクが溢れていて、価格も3900円もして居たのが、1800円まで下がったという。そしてマスクはダブつきだしたというのだが、名古屋では相変わらずどこにも売っていない。

 消毒用エタノールも各地の酒造会社が作り始めたというが、手に入らない。スーパーもドラッグストアも入荷は何時のことか分かりませんと張り紙がしてあるだけだ。


 困っているのは私だけではないと思うのだ。アベノマスクもまだ届かない中、名古屋市は市民のために、マスクと消毒用エタノールを確保して、買えるようにしてほしいのだ。10万円手渡しよりこちらの方が容易だとおもうのだが、いかがなものであろうか。

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2020年5月12日 (火)

PCR検査を受ける「目安」改定について

 厚生労働省は8日、新型コロナウイルスへの感染を調べるPCR検査をめぐり、疑いのある人が保健所などの相談センターに相談する際の「目安」を改めた。

●37・5度以上の発熱などを削除、
●息苦しさや強いだるさ、高熱などの強い症状がある場合はすぐに相談するよう求 
 めた。
●高齢者や糖尿病など基礎疾患がある重症化しやすい人は、軽い風邪症状でもすぐ
 に相談するとしている。

 当初の「目安」は2月17日に政府の専門家会議がまとめ、厚労省が都道府県などに通知した。

◎風邪の症状や37・5度以上の発熱が4日以上続いた場合、
◎重症化しやすい人については、2日程度続いた場合。
◎強いだるさや息苦しさがある場合。

 この「目安」は軽症者が医療機関に殺到して医療崩壊するのを防ぐといった狙いであった。

 ところがこの「目安」はテレビや新聞などで厳しい「基準」であるかのように扱われた。それは保健所を通して、帰国者・接触者センターに相談することになっていたからだ。


 この「基準」のように捉えられた「目安」は簡単にPCR検査を受けられないようにするためだったと思われる。実際、PCR検査数は外国と比べて圧倒的に少数である。


 この「目安」の改定に当たって加藤厚生労働大臣が8日夜、記者会見し、「目安ということが、相談とか、あるいは受診の一つの基準のように(とらえられた)。我々から見れば誤解でありますけれど…」と、あくまで基準ではなく目安のつもりだったと発言。「これについては幾度となく、通知を出させていただいたり、『そうではないんだ』ということを申し上げて、相談や受診に弾力的に対応していただいた」などと述べた。

 何と「誤解」であったと言ったのだ。誤解を解くために今回「目安」を改めたというのだ。分かりにくい目安を作っておいて国民を馬鹿にした話だ。

 それにしても、今回の目安でもわかりにくさは変わらない。PCR検査を受けられるまでの道筋がすっきりと示されていないからだ。高齢者や子どもにもわかるように示してほしい。

 

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2020年5月11日 (月)

余りにもお粗末な日本のPCR検査

 新型コロナウイスる対策として、PCR検査の必要性が叫ばれてきたが、安倍首相は4月6日に、PCR検査を1日2万件にすると言ったにも関わらず、1か月余りたっても相変わらず8000件にもならない。

 尾身専門家会議副議長は、5月4日になってようやく「確かに日本はPCRのキャパシティを上げるということだが、他の国に比べて遅れた」と能天気なことをシャアシャアと述べた。

 PCR検査をやりたがらないのは、専門家会議のメンバーにやりたくない連中が多いからだと以前から言われていた。それに東京五輪を控えての政府の思惑もあったのだろう。

 主な国や地域の人口10万人当たりのPCR実施状況は次の通りである。(朝日新聞)
 

  米・ニューヨーク州  4485件
  イタリア       3159件
  ドイツ        3044件
  米国         1752件
  シンガポール     1708件
  韓国         1198件
  フランス       912件
  日本         188件

 日本はたった188件とは開いた口が塞がらない。あまりにも差がありすぎる。これは専門家会議や政府の大きな過ちである。

 安倍首相は非常事態宣言延長のとき、「責任は全て私にあります」と言ったが、例によって言葉で述べただけでどう責任を取るのかは不明である。安倍首相のいつもの言葉でのゴマ化しである。

 山梨大の島田学長が、PCR検査の早急な立て直しのためには、民間会社と地方の国立大学が大きな役割を担うべきだと主張した。それを受けて羽鳥モーニングショーなどはPCR検査のために可能なすべてのものを動員せよと言い出した。

 国立大学や医学部だけでなく、自然科学関係の学部や卒業生などを集めれば人材は足りる。自動検査ができる機材などは政府が買って配ればよいと言っていた。WHOの上級顧問の渋谷氏は全国民の検査をせよと言ってた。

 先日紹介した和歌山県の仁坂知事は、「小さな県の知事の言うことなどはマスコミが取り上げてくれない」と嘆いていたが、5月6日の朝日新聞で取り上げられた。

 新型コロナウイルスはいったん終息に向かってもまたぶり返すかもしれないし、次に新たなウイルスが出現するかもしれない。
PCR

 検査を含めて、今回の対策の様々な不備をしっかりと記録し、総括をしておくことが大事だ。

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2020年5月10日 (日)

消毒用エタノールが消えたのは誰のせいか?

 ブログで何度も書いているように、マスクとアルコールは5月8日現在、私の近辺ではどこにも売っていない。それでもマスクは、東京や岡山や福岡など一部の都市では居酒屋とかタピオカ店などとんでもない店で売られているとネットに出ていた。中国人が個人輸入して売っているらしい。

 政府肝いりの「アベノマスク」も東京以外の46県ではまだ未発送だと8日のニュースにあった。

 マスクさえこの状態だから、消毒用エタノールは全く手に入らない。一体どうなっているのかと思っていたら、8日のスマートニュースに「アルコールは何処に行った? 対ウイルスで知っておくべき『アルコール』のこと」という記事が出た。市中からエタノールが消えて4か月になるという。

 私は前に何度も書いたように、新型コロナウイルス対策で、マスク着用と手指の消毒を強調するのなら、政府が必要な量を確保することをまずやるべきだと言って来た。それが全くおざなりになっているのは政府の怠慢だと指摘した。

 上記の記事は私の指摘と同じことを結論で書いている。(下線部分)

 以下の関係部分を抜き出した。

なんでアルコールは消えたのか。
 

 新型コロナウィルスと闘うために極めて便利で必須な消毒用アルコールですが、膨大な量が国内で流通しているにもかかわらず、市中から消えています。一時的には需要の急増に供給が追いつかない為の品切れは起こりえますが今回は、供給回復の目処がついていません。
 

 なぜこんな情けないことが起きているのでしょうか。これはエタノール特有の省庁間の調整という本来、政治家が直ちに介入すべき事が背景としてあるのです。
 

 エタノールは、酒税が関わるため、医薬品向けは薬事法が関わるために財務省、経産省、厚労省が関わっており、法規制がたいへんに複雑です。
 

 このため市場には大量のエタノールやプロパノールがありますが、アルコール事業法、酒税法、薬事法の敷居をまたぐことができず、出荷が出来ない状態が続いています。
 

 典型的な事例が、納付金が不要な変性アルコールで、エタノールとプロパノールという組成で消毒用アルコールとほぼ同じに薄めれば使えるはずのものが市中に大量且つ安価にありますが、薬事法のために出荷できません。
 

 四月半ば以降、酒造メーカーがアルコール濃度60-77%のお酒を『消毒薬ではない、飲み物』として出荷し、事実上の消毒薬として歓迎されていますが、酒税(エタノール77%で770円/リットル)がかかるうえに 『医薬品ではない』という建前でお酒を事実上の消毒薬として出荷するという裏技的な方法がとられています。
 

 無いよりは遙かにマシですが、酒税を抜いても*かなり高価であり、たいへん歪な商品となっています。
〈*2020/5/1以降は、医療機関向けには煩雑な手続きを要するものの酒税非課税となった。参照:「高濃度エタノール製品」に該当する酒類を製造している酒類製造者の方へ2020/05/01国税庁〉
 

 省庁間での調整が行われていることは事実ですが、融通が利かず、時間を浪費していますし、根本的な解決には遠いです。
 

 本来は、政治=内閣または立法府から省庁に指示をし、役人を動かす案件の典型なのですが、その動きが見えません。要は政治、この場合与党政治家が仕事をしていないことが原因と言えます。かつての自民党ならば即座に解決していたことです。

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2020年5月 9日 (土)

消毒に市販洗剤や薬用石鹸が使えるという有難い研究

 新型コロナウイルスの大事な予防対策としてやかましく言われているのが「念入りな手洗い」、「マスクの着用」であるが、残念なことにエタノール消毒液もマスクもいまだに品切れである。これは政府の無策のせいである。

 厚労省は、アルコール消毒に加え、ドアノブなどの共用部分においては、薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭くことを勧めている。でも、市販の洗剤やハンドソープにどこまで予防効果があるのか不安であった。

 そんなときネットでいいニュースを見つけた。北里大学大村智記念研究所の研究チームが、市販の洗剤など、エタノールや界面活性剤成分を含み、消毒効果が期待できる製品を新型コロナウイルスに接触させたところ、製品の説明書に従って使えば、ほとんどの製品でウイルスの不活化を確認できたと発表したというのだ。

 実験では、国立感染症研究所から提供された新型コロナウイルスをもとに、ウイルスの液体をごく微量の3マイクロリットル用意。そこに、説明書通りに薄めた製品の液体27マイクロリットルを混ぜ、常温で一定時間放置して接触させたそうだ。
※放置時間は手指の洗浄用などの製品で1分、衣類の洗濯用などの製品で10分とし た。

 その結果、接触時間1分(製品裏面の使い方から、手指の洗浄、拭き取り洗浄を想定)で新型コロナウイルス不活化効果があったものは次の製品であった。

 かんたんマイペット(原液)、クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート(絞り駅)クイックルjoanシート(絞り液)、クイックルJoan除菌スプレー(原液)、食卓クイックルスプレー(原液)、セイフキープ(絞り液)、トイレマジックリン消臭・洗浄スプレー ミントの香り(原液)ハンドスッキッシュEX(原液)、ビオレガード薬用手指用消毒スプレー(原液)、ビオレガード薬用泡ハンドソープ(原液)、ビオレガード薬用ジェルハンドソープ(3倍希釈)、ビオレu手指の消毒液(原液)、リセッシュ除菌EXプロテクトガード(原液) 

 接触時間10分(製品裏面の使い方から、洗たく、器具の洗浄を想定)

 アタック高浸透リセットパワー(3.5g/L)、あたっくZERO(3000倍希釈液)、クリーンキーパー(100倍希釈)、ワイドハイターEXパワー液体(100倍希釈液)、ワイドハイターEXパワー粉末(5.0g/L)、ワイドマジックリン(10g/L)

 ※効果がなかったのは、アタック抗菌EX スーパークリアジェル(1200倍希釈液)

 エタノールでも調べた。水道水で調整した、濃度が10%、30%、50%、70%、90%のエタノールを用意して、同様にウイルスの液体と接触させて反応を確認した。

 接触時間が1分だと、濃度が50%、70%、90%のエタノールには不活化の効果が確認できた。50%以上のエタノールを使うことが大事だ。通常の市販のエタノールは70%前後である。

 研究チームはこれらの検証結果から、市販の洗剤などは説明書に従って使うこと、エタノールは濃度が50%以上のものを1分接触することを守れば、ウイルスにも有効と考えられるとした。

 洗剤、ハンドソープ、除菌スプレーなどの製品を使うときの注意点は、普通に使えば効果があるので、説明書の用途や分量を守ることが大切。

 手を洗うための製品は手洗いに、トイレ清掃用の製品はトイレに、洗濯用の洗剤は洗濯に使うこと。必要以上に薄めたり、違った用途で使うことは避けたほうがよいそうだ。

 ドアノブやスイッチなどは頻繁に触るのでウイルスが付きやすいとテレビでやっていた。靴の裏も汚染されるという。

 除菌用エタノールが入手困難となっていることを受けて取り組んだという。医療現場や研究所だけではなく、店の商品棚からもエタノールを含む製品が姿を消しているので、身近で安定して入手できる製品がどこまで役立つのか、お知らせできればと考えたのだという。大変ありがたい研究である。

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2020年5月 8日 (金)

古関裕而作曲とは知らずに歌っていた曲のなんと多いことか

 四月から始まったNHK朝の連続小説「エール」は作曲家古関裕而と妻の金子の物語である。

 古関裕而の名は子供の頃からよくきいていたが、どんな曲を作ったのかは知らなかった。

 5月3日にNHKが放送した「あの日 あのとき あの番組『作曲家 古関裕而~昭和を奏でた音楽人生」を見て、そこで取り上げられていた歌の数々は、いずれも私がよく知っていて口ずさんだものばかりであった。

 驚いたのはそれらの歌を作曲したのが古関裕而であったことだ。あんなにたくさんの、私の世代なら誰でも知っている歌が古関裕而作曲だったとは!

 古関裕而は昭和10年に「船頭可愛や」で初めて大ヒットをしたというが、子供の頃よく耳にし自然に覚えたものであった。

 戦争中に軍部に協力して愛国の歌を作ったが「愛国の花」「露営の歌」「若鷲の歌」「暁に祈る」などは絶えず流され、ことあるごとに歌ったものであった。「若鷲の歌」などは子どもの私に、将来海軍軍人になる夢を抱かせたものであった。

 古関裕而は戦後、若鷲の歌などを歌って戦地で死んでいった若者のことを知り、深い後悔の念にかられたという。「長崎の鐘」を作ったとき、そうした気持ちも込めて作曲したと言っていた。

 戦後すぐにラジオで「鐘の鳴る丘」が放送されたが、いつも楽しみに聴いていた。その主題歌も古関裕而の作曲であったのは知らなかった。

 コーラスで歌った「高原列車は行く」も彼の作曲であった。有名な「君の名は」も古関裕而作曲であったとは知らずにいた。

 面白いのは、早稲田大学の応援歌と慶応大学の応援歌、阪神タイガース歌と巨人軍の歌というライバル同士の歌を作曲していることだ。

 古関裕而が凄いのは独学で音楽の勉強をして、クラッシックの曲から歌謡曲や行進曲まで幅広く、生涯に5000曲以上も作曲したことだ。

 こういう人を天才というのだろうが、如何に才能があったとはいえ、独学で作曲法や演奏や指揮などもマスターしたのは凄い。残念であったろうことはせっかくイギリスの作曲コンクールに入賞したのに、不況のためにイギリス留学を断念したことであった。もし、留学が実現していたらどんな作曲家になっていたかと思うと惜しくてならない。

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2020年5月 7日 (木)

海外メディアは「安倍首相は東京五輪断念」と伝えたという

 ニュースパスを見ていたら、「【襲来!新型コロナウイルス】速報! 海外メディアが『安倍首相が東京五輪を断念』と報道 世界に広まる『中止論』と意外な『悪役』」という記事を見つけた。

 先日安倍首相が参院予算委員会で、東京五輪・パラリンピックの開催に関して「(コロナ禍が)終息していない中では『完全な形』で実施することはできない」と述べた。この様子はテレビでも放映され私も見た。

 「終息していなければ『完全な形』で実施できない」というのはその通りで、そのあとで首相は「安心、安全な大会を目指す。その意味で、薬、ワクチンの開発は大変重要な意味を持つ」と続けた。

 日本ではこの発言は問題にはならなかった。安倍首相は後半の薬、ワクチンの開発を言いたかったのだろうが、海外は前半部分を捉えて受け止められたというのだ。


 記事によると、

Tokyo Olympics in 2021 at risk of cancellation admits Japan's PM
(2021年の東京五輪は中止の危機にあると、日本の首相が認めた:The Guardian)

As Tokyo Extends State of Emergency, Japanese Prime Minister Says Holding Olympics Could Be 'Impossible'
(非常事態宣言が延長されるなか、日本の首相がオリンピックを開催することは「不可能だろう」と述べた:ニューズウイーク)
などと、東京五輪は「IMPOSSIBLE」(不可能)とセンセーショナルな見出しで報じられたそうだ。

 記事は、森喜朗大会組織委員会長が以前に、国内メディアのインタビューで、来年に延期された東京五輪・パラリンピックについて、「2021年に開催されなければ『中止になる』」との考えを明らかにしたのが尾を引いているという。そのとき海外メディアは次のように報じたのだ。

Tokyo 2020 Olympics will be 'scrapped' instead of delayed again
(東京五輪は、再延期ではなくて中止になるだろう:英BBC放送)

 さらに、森会長の「我々は2021年開催に賭けたんだよ」との発言までも、ご丁寧に紹介しているそうだ。

Tokyo 2020 president Yoshiro Mori believes it is a gamble holding the Olympics next summer
(大会組織委員会長の森喜朗氏は「来年の夏にオリンピックを開催することはギャンブルだ」と信じている:ロイター通信)

 日本では言葉の裏にある意味を察するような表現が使われるが、英語ではストレートに表現し、受け止められる。

 新型コロナウイルスは世界的に大蔓延し、「戦争」だという比喩さえ使われている。「コロナは簡単には収束しない」「ワクチンの開発には数年かかる」というのは常識と言っていいい。だからアメリカやヨーロッパだけでなく、世界でオリンピックどころではないという雰囲気が広がっているのは想像できる。

 私のまわりでも「オリンピックは無理だね」と言っているし、私もそう思う。海外メディアが早々とオリンピックに見切りをつけようとしているのは理解できる。

 筆者の井津川倫子氏は、中止としても受け入れられるから今が決断の時だと勧めている。

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2020年5月 6日 (水)

新型コロナウイルスの「収束」と「終息」

 新型コロナウイルスは相変わらず世界で広がっており、日本でも緊急事態宣言の延長をすると伝えられている。いったいいつ終息するのか誰にも予測がつかない。
 

 ところで私は「終息」という漢字を使ったが、1日付の朝日新聞は「収束のみ通しなし」という大見出しで「収束」を使った。

 同じ日テレビで羽鳥モーニングショーを見ていたら、毎日新聞の記事を取り上げていたが、そこでは「終息」を使ってあった。また、モーニングショーは「終息(収束)」と括弧付きで使っていた。

 コロナウイルスの「シューソク」には、「終息」または「収束」のどちらでも使えるようである。

 日本語大辞典という分厚い辞書で調べてみたら、次のように出ていた。

   収束→おさまり落ち着くこと、締めくくること。
      英訳はend,conclision
   

   終息→終わりになること、英訳はcessationn,end
      すっかり絶えること 英訳はextinction

 語感的には「収束」は人為的な感じが強く、辞書の意味を見ても「締めくくること」というのがあるように、他動詞で人為的な使い方が出ている。

 「終息」の方は語感としては自動詞的で、自然に無くなるという感じである。だから私はずっと「終息」の方を使ってきたが、朝日新聞は「収束」を使ったのを見ると、政府が人為的に終わらせたいというように捉えたのであろう。

 実際、安倍内閣は事あるごとに「80%の自粛」を訴え続けている。何とか収めるために国民の協力頼みとなっている。しかし、人為的に終わらせたければ、PCR検査を言葉通りに1日2万件増やすべきだが、未だに7000~8000件というお粗末さである。

 また新型コロナウイルスの専門病院などもきちんと整備されていない。マスクや消毒液対策を見ても何もされていないのは明白である。

 以前にも書いたように、外国にできてなぜ日本にできないのか。安倍政権の怠慢としか言いようがない。「収束」でも「終息」でも漢字はどちらでもよいが、政府が真剣になって1日も早く「収束」に向かわせて欲しい。

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2020年5月 5日 (火)

誤解を招く「準備中」の掛札

 28日に11時ごろ「おいしい酢」の店に行ったときのことだ。高齢の女性が店に前に立ってガラス越しに中を覗いたりしている。その店は10時に開店するのだが、その日はまだ開店していなかった。

 女性はドアに掛けられた「準備中」の札を指さして「一体何時に開けるのでしょうね?」と私に問いかけた。「10時に開くはずで、とっくに過ぎているのだけど」と言った。

 私も「準備中」の札を見て一瞬これから開店するのかと思ったが、以前休みの日にも「準備中」の札が掛けてあったことを思い出した。

 ガラスドアの所には営業日や休みの日のスケジュール表などいろいろと貼ってあった。見ていると「コロナウイルスで4月28日から5月10日まで臨時休業します」という紙が貼ってあった。

 それを女性に教えてあげると「そうなの。今日はやっている日だと思ったら今日から休業なんですね」と納得して話した。

 「準備中」の掛札を見たときちょっとおかしいと感じたが、それは「準備中」という言葉から伝わるメッセージは「現在開店の準備をしている」ということで、そのうち準備ができたら開店するという意味である。

 「準備中」という張り紙はうどん屋とか大衆食堂やレストランなどでよく見かける。開店時間以前に「準備中」という札を掛けるのはよいが、休日に「準備中」はおかしい。それで誤解を招くのだ。

 先日理髪店に行ったとき開店時間より早く着いたので、店の入り口に「準備中」という札が掛けてあった。開店することはわかっていたので違和感はなかった。

 今回のように休業なのに「準備中」は誤解を招く。「準備中」は外して「休業中」とすべきであろう。

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2020年5月 4日 (月)

新型コロナウイルス対策、和歌山県知事のメッセージから―③―

 和歌山県は独自の和歌山方式で新型コロナウイルス対策を実施していることを述べているが、それが正しいやり方だと私は思う。

※以下知事のメッセージ

 もう一つ、 和歌山県がずっと国の方針(おそらく)に反して和歌山県の医師会にお願いをして続けてもらっているコロナ患者の早期発見システムもあります。 数はそう多くはありませんが、 何人かの人の感染を早期に発見してくれてその後の感染防止にすごく役に立ちました。 これが遅れたら感染させた可能性のある接触者がどんどん増えて、 その後の拡大防止努力が大変になったり、 防止が出来なくなったりするからです。 即ち、 大概の人は風邪になりますと、 クリニックに行きます。

 その中でも変だと医師が思ったらレントゲンやCTで肺炎を調べてもらって、 肺炎があったら保健所に通告してもらい、 後は保健所が中心になってPCR検査をするというものです。 最近では、 味覚等の変化、 激しい下痢なども要注意にしてもらっています。 それでも、 肺炎を疑う人の割合は風邪引きの人の1〜2%、 さらにクリニックから通告のあった人のうち陽性者は2〜3%ですから。

 風邪の人の中で非常に少ない人がコロナというわけです。 もちろんコロナの人の治療をクリニックにして下さいと言っているわけではなく、 それは感染症対策病院の仕事にしています。 そしてコロナ陽性の時はその人を発見したクリニックの人をPCR検査で安全確認をしてもらいますが、 今まで1人もクリニックが患者さんから移されたという例は出ていません。 クリニックの方々は、 それでも多少は不安と戦いながらも県民のために尽くしてくれているのです。

 しかし、 国の専門家は、 この方式を推奨はしません。 風邪のような人は4日間は自宅で様子を見て、 それでもというのなら感染者外来へ行きなさいと言うのです。 風邪の人はすぐにクリニックへ行ってはいけませんというのです。 どうしてそうおっしゃるかは医療崩壊を恐れてのことだそうです。 先の段階のG段階にまで行けば、 本当にそうせざるをえないと私も思います。

 でも、 AやBやCの段階の県の人にもそう言いますかと和歌山県は問うているのです。 それに、 このような国の推奨方式では、 色々危険が伴います。 まずコロナ発症で4日も放っておくと、 中には重症化に至ってしまう人もいます。 病院もいきなり重症者がたくさん来られたら、 あっという間に医療崩壊でしょう。

 また、 4日も待って行き先は、 感染者外来だとしたら、 そこに猛烈に人が集中して、 ここで別の医療崩壊がおこってしまうではありませんか。 クリニックが機能してくれているから、 感染症外来に回される人の数は50分の1か100分の1ですむのです。
 
 医療の専門家は、 臨床をやっている人ならば、 大事な事は、 この患者は今どういう段階にあって、 だからこの治療法だと判断をすることでしょう。 今回のコロナ騒動に際しても、 大事なことは、 国なり、 ある地方なりがどういう段階にあって、 だからその段階にふさわしい医学専門的な方法論をアドバイスすることでしょう。 第1段階から最終段階までのシーケンスを全部述べて、 最終段階ではこうなのだから、 いずれの人々もそうしなさいと言うことは、 医学の世界のすべきことでしょうか。
 
 本日はうらみ節をつい申し上げました。 私のような地方の首長もそれぞれの住民に自粛自粛と言うだけではなくて、 自らの支配下にある全スタッフを挙げて行政当局が行うべき感染症対策の面でも成功して見せなければなりません。 それでこそ、 それを補完するものとして住民に自粛の不自由さを耐えしのんでもらえるのではないでしょうか。 そしてこの当局の行う対策に医学的に最高のアドバイスをすることこそ政府の専門家に求められていることだと私は思います。 不足ばかり、 言いつのりましたが、 私は依然として、 日本を救うのは、 専門家の高い専門知識だという期待は捨ててはいません。 しっかりと日本を救って下さい。

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2020年5月 3日 (日)

新型コロナウイルス対策、和歌山県知事のメッセージから―②―

 知事はメッセージで、コロナウイルスの感染フェーズを7段階としてとらえている。

 ※以下知事のメッセージ続き

 私は、 感染症についての学はありませんが、 県のトップとして必死で対策に取り組み、 数少ないかも知れないが、 実態をつぶさに見て、 一つ一つ対応を考えて頑張ってきた経験から、 この病気と当局の行うべき対応を段階別に次のように整理できると思います。
 
A 感染の初期の段階。 各地でパラパラと一人、 二人の感染者が見つかって、 濃厚接触者にはPCR検査をし、 濃厚とは言えないような接触可能性のある人にヒアリングをして経過観察下に置き、 陽性者は感染症指定病院で手厚い医療加護を加える。
 
B もう少し感染者が多く発見されるようになった段階。 感染者とその接触者への対応は同じだが、 数が増えるにつれ、 当局の対応が忙しくなり、 また陽性者が増えて、 感染症指定病院の病床だけでは足りなくなって、 一般病院の病床も感染症患者のために空けてもらうことが必要になってきた状況。
 
C さらに感染者が増えてきた段階。 感染者とその接触者への対応は同じだけれど、 当局のマンパワーが不足して十分な対応が出来なくなった状況。 感染者を入院させる病床のやりくりが大変になった状況。
 
D さらに感染者が増えてきた段階。 上記に加えて新たな感染の疑いのある者に対してもPCR検査をすぐには出来なくなって、 順番待ちになっている状況。
 
E さらに感染者が増えてきた結果、 新規入院患者の病床を確保するため、 感染症は治ったがまだ陽性が消えない患者をホテルなどの施設に移ってもらって陰性化を待つという状況。 段々と一般のクリニックで発熱患者を診てくれる人が少なくなり、 大病院の発熱外来に人が集まり始める。
 
F さらに感染者が増えてきた結果、 新規感染者の病床が更に不足して、 自宅待機やまずホテルへ入居させるなどをせざるを得なくなった状況。 また、 病院もホテルから退出させるべき人を判別するためのPCR検査も出来なくなって、 一定期間滞在した人は自動的に退院、 退所をしてもらわざるを得なくなった状況。 感染症の疑いがある人々の選別とPCR検査の実施のアレンジが出来なくなって、 不安を感じる人々が感染症外来のある病院へ殺到していて、 そこへ医師を回すために、 重症患者に登用すべき医療人材が不足してきた状況。
 
G さらに感染者が増え、 重症者の数もどんどん増えて、 重症者ですら十分に医療加護を加えられなくなり、 軽症者の数も多すぎて検査も出来なくなるので軽症者には自宅で様子を見てもらって、 特に重症化したときだけ、 医療として命を救うことしか出来なくなった段階。
 
 
 私の見るところ、 和歌山県は、 済生会有田病院クラスターの頃は、 A段階、 4月以降は、 あちらこちらいっぱい出てきて、 辛うじてB段階で頑張っているという状況。 東京や大阪はおそらくF段階になっていると思います。 最近タレントさんの闘病生活レポートを見ましたが、 夫が(明らかに)濃厚接触者で発症しているのに検査待ちで、 まもなく陽性と判定されたが、 そのまま自宅療養となり、 本人も発症して、 しばらくPCR検査もされず、 その後陽性となったが自宅療養していますというレポートがテレビでありました。 これは大変な状況だ、 G段階になってしまったニューヨークやイタリアのテレビ映像ばかり映されるが、 F段階でも既に十分に医療崩壊が起こっていると思います。

 F段階になってしまったら、 感染は中々止められないので、 人々に厳重な行動自粛を呼びかけるとかが大事になってきますが、 その上でここで盛り返すか、 G段階に行ってしまうかは当局の踏ん張りも依然として重要だと思います。 もっと大事なことはF段階に行かないようにA段階の県は必死で防戦をし、 B段階の県は何とか踏みとどまって、 出来ればA段階に戻れるように頑張るなど、 それぞれの当局が必死で段階を上げないよう頑張らないといけませんが、 この献身的な営みに、 果たして情報発信力のある政府はエールを送り、 マスコミはことの重要性を認識して、 その重要性のメッセージを送り続け、 そして、 医学の専門家は各段階毎に必要なアドバイスを個別に、 あるいは、 全国的にメディアを通じて送り続けないといけないのではないでしょうか。

 しかし、 現実になされていることは、 逆です。 先にも言いましたように疫学的調査の言葉すら消えてしまって、 自粛自粛の大合唱しかありません。 大活躍しておられるのは統計学の先生で、 何十%の接触低下で発症者がこうなるというような話(それはおそらく真実だと感じますが)ばかりが舞っています。 これでは防疫を必死で頑張っている多くの保健当局者や医療関係者に対するエールにもなりません。 ひょっとしたら闘志を削いでいるのではありませんか。 我々和歌山県当局はローカルな専門知識だけで必死にコロナと戦っています。 それぞれの県もそうでしょう。 段階が進んでしまった県の苦悩はいかばかりかです。 しかし、 それぞれの段階の中にあっても具体的な対策の中でベターなものとベターでないものがあるはずです。 それをアドバイスするのが、 医学の専門家なのではありませんか。
 
 例えば、 他県の知事にアドバイスをしたこともありますが、 病院の補完としてのホテルの使い方にも、 工夫が必要です。 マスコミではホテル、 ホテルという報道がいっぱいあって、 これでベッド数◯◯確保というような発表で、 問題が解決したかのようなことを報じている向きもありますが、 大事なことはベッド数ではなくて、 そこで働く医療関係者をどこから連れてくるかなのです。 各病院ともパンパンに忙しくて、 ホテルに割く余裕はありません。 従って、 和歌山県ではさしあたってホテルは、 病院入院者で病状が治っているが陽性が消えていない人だけを対象に使おうということに決めています。 そうすると、 病状がぶり返すことは、 余り考えられないので、 ホテルに投入する医療関係者は様子を観察してくれている看護師さんと、 その監督とPCR検査を時々してくれる医師せいぜい1人で足ります。 しかし、 これを入口、 即ちいきなり病院代わりに新規感染者用に使おうとすると、 医師の投入ももっと必要で常時監視が必要となります。 何故ならば、 まずは軽症者でも、 あっという間に重症化する例が結構あるからです。 しかし、 それにしてもいきなり新規感染者に自宅待機を命ずるよりもはるかにましでしょう。 監視の目ももっと行き届きますから。 埼玉県で自宅療養中の新規感染者が亡くなるという悼ましい事例がありましたが、 こういう注意こそ国の専門家のお仕事ではありませんか。

 さらに、 もう一つ、 報道で大阪府が一定程度時間の経った人は、 ホテルなどのキャパを空けるためにPCR検査で陰性を確認せずに自動的に退所を認めるということを知りました。 和歌山県の例では、 発症後45日も陽性が消えない人がいました。 症状は10日もすると治っていましたが、 ウィルスがしぶといのです。 こういう人でも他の人と交じるとうつしますので、 時間が経ったからといって退所を認めてしまうと、 家族などにうつしかねないし、 この人が不届き者だったら、 自宅に留まらないで、 どこかへ行きまくるおそれもあります。 とても危険ではないか、 大阪府でこういう流れで感染が拡がると、 いずれ大挙してウィルスが和歌山にやってくると思いましたので、 吉村知事に「さしでがましいのですが、 それは大変危ないですよ。 やはりPCRはされた方が。 」と申し上げました。
聞いてみると、 色々な事情があるようです。 この点については、 厚生労働省も懸念を持っていて、 アドバイスはしているようですが、 発信力のある専門家がアドバイスをしているのは見たことがありません。

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2020年5月 2日 (土)

和歌山県知事のメッセージから―①―

 私は和歌山県新宮市で育ったので南紀は故郷である。そんな関係で和歌山県庁のメールマガジン「和歌山通信」を送ってもらっている。
令和2年4月27日の知事メッセージは新型コロナウイルス対策についての知事の考えを述べたもので傾聴に値するものであった。長いので2~3回に分けて取り上げる。

 和歌山県では当局が、早期発見、早期隔離、徹底した行動履歴調査による観察網という「和歌山方式」でしのいできたと述べている。これは非常に重要なことだと思う。

 次に、コロナ感染が著しく進んだ県のトップも、国も「自粛」だけを声高に言っていて、メディアもそれに同調しているだけだと指摘している。国をはじめとする関係当局の対応はもっとやるべきことがあるはずなのにやられていないと言い、専門家がいるはずなのに専門家がきちんとアドバイスをしていないようだと言っている。本当にその通りだと思う。


◆ 知事メッセージ
 〇 新型コロナウイルス感染症対策 うらみ節

 このところ、 ずっと県を挙げて新型コロナウイルス感染症を防止するための対策を行ってきていますが、 その間ほとんど休みなしで働いてくれている県庁の多くの職員や医療関係者の皆さんに心から感謝申し上げたいと思います。

 しかし、 それにも関わらず、 心配をしていた福祉施設、 医療施設でクラスターが発生しかかっていて、 また和歌山市でも新しい患者が発生して、 大変です。 正確に言うとクラスターは同一場所で5人以上という定義なので、 福祉施設のさくら苑ではクラスター発生ということになります。 県では、 済生会有田病院、 紀の川市打田中学校に次ぐ3件目のクラスターという事になります。

 せっかく後々厳重経過観察とはいえ陰性であった人から陽転が出るなど、 さしもしぶとかった打田中学校の案件が落ち着いて、 これから退院者が続々と出て来るぞと思っていた矢先の事で、 またまた県を挙げて、 感染した可能性のある関係者を割り出して、 PCR検査などで隔離、 観察のかなり大きなオペレーションをしていますが、 こういうのが次々と起きて来ては、 段々と県の能力を超えてくる恐れがあります。

 今までは和歌山県では、 早期発見、 早期隔離、 徹底した行動履歴調査による観察網という「和歌山方式」で何とかしのいできましたので、 県民の皆さんに、 感染の現状はこの程度ですと不安感をことさらあおるようなことは言ってきませんでしたが、 どうももう少し、 感染リスクが高くなってきているような気がします。

 和歌山県は、 上記の県当局の行政の努力とともに県民の皆さんへの行動自粛のお願いも手遅れにならないよう、 4月12日、 4月17日、 4月23日と3次にわたり強めてきたものですから、 それらを全部足した全体の自粛要請レベルは、 おそらく実質全県で一番厳しくなっているのではないかと思います。 しかし、 県民の皆様に油断や楽観があると、 とても危ない状況に来ていますので、 あらためて遵守をお願いします。 県当局も、 まだまだ必死でがんばります。
 
 それにしても、 うらみ節みたいになりますが、 和歌山県で主として当局の努力で感染の爆発をかろうじて抑え込んでいるのに、 全国の大都市の惨状は目を覆うばかりになってしまって、 大阪との関係が切っても切れない和歌山県としては本当に困ってしまいます。

 したがって感染防止のために大事なことは、 大阪を中心とする県外からの感染流入の防止ですので、 大都市などで前から行っている感染源となりやすい業種、 施設の営業自粛の法的措置だけでは足りませんから、 県外から人が来そうな施設に対して県外の人は皆断って下さいという自粛要請も行っていますし、 24日にはゴールデンウィークを控え、 県外から今年ばかりは是非来ないで下さいという呼びかけも行いました。

 この部分は、 法律的権限もありませんし、 一部は、 法律上は営業を継続すべき、 すなわち自粛要請をするのはとんでもないという業種、 施設になっているものもありますが、 和歌山の位置付けと、 今大阪など県外で感染が荒れ狂っている状況からあえてそういう措置をとっているわけです。

 しかし、 考えてみますと、 コロナさえなければ、 それらはどうぞ来て下さいとプロモーションを熱心にしてきた産業が多く、 私が就任以来心血を注いで振興に力を入れ、 色々な手を打って育ててきた産業ばかりなのであります。 そう言う意味で自分で自分を痛めつけているようにつらい時期であります。
 

 だからどうしても、 なんで日本中こんなになってしまったんだとうらみ節を言いたくなるわけです。 大都市をはじめ、 感染が著しく進んだ地域のトップの人は、 それぞれの都道府県民にもっと自粛をしてくれ、 感染が進むのは、 自粛をしてくれないからだと強調されますし、 マスコミの報道もそればかりですし、 政府の対策も、 このところは特にそればかりになっているように見えますが、 私は本当にそうかと思っています。 感染が拡がるにまかせてしまったのは、 半分は人々の油断した行動だとしても、 半分は当局の努力が足りなかったからではないでしょうか。

 大都市のようにこんなに毎日何十人も、 百人以上も新規感染者が出てきたら、 完璧な抑え込みは到底出来ないけれど、 それでも抑え込み努力は続けなければいけない、 あきらめてしまっては、 もう爆発しかないと思います。 また、 感染者への対応にしても、 その人の安全を守るためと感染を更に増やさないために、 出来ることならした方が良い対応ということがあるはずだと私は思います。

 そのいずれも、 国には感染症対策の専門家が居るはずなのに、 感染症対策の当局の対応についてアドバイスをしているかというとあまりなく、 あっても後手に回り、 言っていることは、 別に専門知識が無くても政治家が考えつきそうな人々の行動の自粛ばかりを言っていて、 それがメディアでとても大きく報じられる、 それが現状のようで、 私も思わずうらみ節を言いたくなるのです。 そう言えば最近は疫学的調査というちょっと難しい専門用語も政府からも聞こえてきません。 それこそ、 和歌山県でまだ必死に展開している辛い作業なのですが。 専門家は主として医学と医療の専門家ではないのでしょうか。 その本当の専門分野で我々を導いてくれることがないのでしょうか。

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2020年5月 1日 (金)

不織布マスクを洗って使う―ネットで見つけた専門家の方法

 安倍政権の新型コロナウイルス無策のお陰で、4月が終わってもマスクと消毒液が品切れである。スーパーに問い合わせたら、入荷の見込みはないとの答えであった。

 外出は自転車であるが、マスクはポケットに入れて行く。他の人とのソーシアルディスタンスは十分あるからだ。目的地に着くとマスクをして、その店にある消毒液で手を消毒する。

 帰宅すると日光で干すが、(トランプ氏は太陽光でOKと言ってたな)長い間着用した場合は、洗面所で薬用せっけんで洗って日光で乾かしていた。消毒のエタノールは貴重なので、たまにカット綿につけてそれでマスクを拭く程度である。

 以前英語クラブで不織布マスクを洗って使っていると話したら、他の人達は一様に「そんなことして大丈夫?」と驚いていた。

 4月29日に朝日新聞にマスクの洗い方という写真が載った。厚生労働省は医療用マスクはアルコール消毒液を吹きかけて3日間干す。それを2回使うことを勧めているというものであった。医療機関さえ消毒アルコール不足と言われているのに、そんなことをやれるのかと疑問を感じた。

 不織布マスクの洗い方」と検索して調べてみたら、トップにヒットしたのが「暮らしニスタ」というブログであった。読んでみると写真入りで非常に丁寧に説明がしてあった。それで下記に紹介することにした。
 

 奥恭行氏という、製紙会社で不織布の研究を続け、繊維部門の国家資格「技術士」を持つ人の情報をもとにしたものだそうだ。。

 不織布マスクは、素材が3層になっているものが多く、層の中央の繊維が帯電(電気を帯びること)されていて、そこでウィルスをキャッチする仕組みになっているそうだ。これは初耳であった。この帯電効果は水や洗剤によって効果が減少するという。

 どのくらい減少するかというと、90%以上のフィルタ捕集効果をうたうマスクを洗った場合、70%程度に効果は落ちるが、奥氏の経験上、「それ以上は低下しなかった」そうだ。

 アベノマスクなど布マスクが、もともと40%程度の捕集率しかないことを考えると、「布マスクよりは洗った不織布マスクのほうがベターだという。

 そして繊維を破壊するような強い力でなければ、手洗い可能なのだという。

◎使い捨てマスクの洗い方

 使う洗剤は、「家庭用洗剤、食器用洗剤、手洗い洗剤なんでも可能」だそうだ。私が使った手洗い薬用洗剤でもいいのだ。

 【準備するもの】
  桶…1個
  水…1L
  中性洗剤…0.3g
  乾いたタオルまたはキッチンタオル…1枚

 これはアタックを使った場合の例である。この商品だと30Lで10g溶かすように書かれているので、1Lの水には0.3gの洗剤を溶かす。0.3gはアイスクリームのスプーン一杯程度だそうだ。

 その液を桶に入れ、使い捨てマスクを浸す。全部が浸かったらマスクの上から手で優しく押さえ、押し洗いをする。
あるいは1時間ほど漬け置きでも良い。

 押し洗いしたらマスクを取り出し、桶の水をきれいな水に入れ替えたら水ですすぐ。3回ほどすすぐ。

 十分すすいだマスクを乾いたタオル、またはキッチンペーパーに挟み、余分な水分を取る。

 洗濯物同様、つるして乾燥させる。晴れた日なら30分ほどで乾く。

 ちなみに、使い捨てマスクの中には、熱に弱い材料が使われているマスクもあり、また型くずれさせないためにも乾燥機やアイロンは使用不可だそうだ。

 奥氏によれば、洗濯の目的はあくまで汚れを落とすこと。除菌や抗ウイルスが気になる場合は、除菌洗剤での洗浄や、洗濯後のアルコール噴霧などをオススメするという。

 ネットには10回は洗えると書いてあるものもあった。

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