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2020年4月 8日 (水)

葬儀の簡素化が止まらないというネット記事に思う

 「お坊さんのないお葬式」の会場ができたことを書いたが、ニュースパスを見ていたら「葬儀の簡素化が止まらない。日本人の葬儀観に変化が」という記事を見つけた。やはり葬儀の簡素化が急速に広がっているのだ。

 葬儀では、前日の夜に通夜を行い、翌日の本葬儀という2日がかりが普通である。知らせを受けると、通夜か本葬のどちらかに行きお詣りをし、故人を偲ぶ。

 私の祖父母の頃は、葬儀となると近所付き合いをしていた人たちが総出で手伝い、大切な地域交流の場となっていた。

 都会では葬儀社から祭壇などを借りて自宅で葬儀が行われた。それがいつの頃からか、葬儀社に会場など一切を借り、葬儀の専門家に依頼するのが普通となった。

 20年ぐらい前までは大きな葬儀はお寺などで行われ、新聞に告知されていたが、いつの頃からかそういうものは見当たらなくなった。

 私の近所でも以前は町内に葬儀のことが回覧板で知らされて、近所の人たちも葬儀に参列していたが、そういうものもなくなってしまった。今では亡くなられたという知らせが回覧のついでに載せられているだけだ。
 

 記事によると、最近では、これまでのように通夜と本葬と2日に分けて行う葬儀は減少し、「1日葬」や「直葬」などが増える傾向にあるという。先にも書いたように経験的にはそのことを感じていた。

 1日葬」は通夜を行わずに、昼間に小さな会場を借り葬儀を行い、その後火葬場に向かう方法である。僧侶を呼ぶケースもあるが、僧侶を呼ばずに故人の好きだった楽曲を流す音楽葬などの形式もある。参列者も家族だけとか、親族と親しい友人だけというケースがもある。内々で葬儀を簡素に済ませることが主流になってきているという。新聞の死亡告知を見ていると、そういうケースがほとんどである。有名人でも身内だけの葬儀が増えている。だからそういう傾向を見て、「お坊さんのいないお葬式」用の会場が作られるのだ。


 「直葬」は、直接火葬場で個室を借り、家族と親しい親族が集まり簡単な式次を行ったあと、そのまま火葬するやり方である。1日葬よりも簡単な葬儀である。身寄りのない人が亡くなった場合は役所により直葬にされるが、自分や家族から直葬を選ぶこともあるようだ。

 記事のでは、葬儀の簡素化が進んだ理由を考察している。
 理由の1は、「葬儀に費用をかけない」という考え方が、多くの人に共有されてきたことだという。故人のために「費用を惜しまない」と考える人が減り、葬儀に対してもコスト意識が生まれてきたというのだ。

 地方に住んでいた私の母は、父の葬儀のため当時300万円、自分の時のためにも300万円を葬儀預金としていた。葬儀社に頼んでもお坊さんに120万円ぐらい、式場などの費用が180万円はかかったからだ。その費用のために旅行などには一度も行かず、外食もせず質素に暮らしていたのだ。

 しかし、葬儀社に言われるままに金を払うことに疑問を感じる人が増えてきたのだ。それはいいことだ。

 2つ目の理由は、これまでのしきたりや慣行にこだわらない、という意識を持った人がかなり増えていることだという。その通りだと思う。埋葬方法についても、散骨や樹木葬などが増えている。

 3つ目が、急速な高齢化の進行だという。高齢で亡くなると知人なども少ないだろうし、知人に知らせても参加できない場合もあるだろう。60歳を過ぎたら葬儀は遠慮しようなどという人もいるくらいだ。
 これからはお寺にとっては稼ぐのが難しくなるだろう。葬儀社が堂々と「お坊さんのいないお葬式」と宣伝する時代なのだ。そうなったのは、慣習の上に胡坐をかいて呪文のようなお経を読み、高額なお布施と称するものを取って来た仏教寺院の自業自得だと言える。

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