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2020年4月11日 (土)

身勝手なトランプ氏のWHO批判

 トランプ大統領は7日、ホワイトハウスで行った記者会見で、ことし1月にアメリカ政府が中国からの入国禁止の措置をとったことにWHOのテドロス事務局長が懸念を表明したことについて、「結果的にその批判は間違いだった。極めて中国寄りだ」と批判しました。

 そのうえで、WHOの予算のおよそ4分の1を占めるアメリカからの資金の拠出について停止を検討する考えを表明し、WHOに対して一段と強硬な姿勢を示した。

 アメリカ国内での感染拡大で死者が増え続ける中、トランプ氏はWHOへの批判を一段と強めている。これはトランプ氏自身への米国民の批判が増大するのを怖れて、目をそらそうとしているのであろう。

 トランプ氏はどこまでも自分勝手で思い付きの発言で世界を混乱させている。

 WHOのテドロス事務局長はこの批判に反撃し、スイス・ジュネーブでのインターネットを通じ行った記者会見で、「米国と中国は協力しこの危険な敵と闘うべきだ」と言明。「すべての政党は、人々の救済に集中すべきだ。このウイルスを政治利用すべきでない」と呼び掛けた。

 テドロス氏は「遺体袋が増えてよいなら政治利用したらいい。そうでないなら政治利用を控えなければならない」と述べ、「政治利用しているCOVIDを隔離すべきだ(中略)互いに非難し合って時間を無駄にすべきではない」「もうすでに、世界で6万人を超える市民の命が奪われた」「われわれは何をしているのか? これでもまだわからないのか?」と訴えた。

 テドロス氏のいう通り、今も世界的に新型コロナウイルスが猛威を振るい、世界一医療が進み、経済力のあるアメリカが中心部のニューヨークや先端技術やエンターテイメントの中心地カルフォルニアなどで最大の感染者を出している。協力し合ってコロナウイルスを終息させなければならないのだ。

 発展途上国、とくに貧困な国や地域に広がっているコロナウイルスを食い止めるにはWHOの力が必要である。まず必要なのは資金だ。アメリカは、WHOへの最大の資金拠出国の1つ。WHOのデータによると、WHOの全体の予算の15%を負担している。

 トランプ氏は、今後も拠出を継続するかどうか判断するために調査するだろうとした。また、8日夜には、マイク・ポンペオ米国務長官が、政権は「WHOへの資金拠出を見直している」と述べた。

 支出しないなどと言葉にするのは世界の指導的立場にある米国のするべきことではない。アメリカファーストもここまで来たかと情けない。

トランプ氏のツイッター(Twitter)にもかかわらず、テドロス氏は米国にこれまでの「多額の支援」に謝意を表明。さらに「米国は拠出金を継続する」との予想を示したそうだが、果たしてどうなることであろう?

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コメント

トランプ大統領の言動は超大国アメリカのリーダーにとても相応しくないといつも思うが、それがアメリカの本音なのだ。普通は本音をあからさまに言うのは憚るものだトランプ氏にはそれがない。ただそうした彼の言動に快哉を叫ぶ一定の支持層がいるのは事実である。今、新型コロナ肺炎によるアメリカの感染者数や死亡者数が激増している。ただ、その内訳を見ると黒人やヒスパニックのウェイトが高いという。ご承知のようにアメリカは皆保険ではない。ひとたびこうしたパンデミックが起こると貧困、弱者層にしわ寄せが起きる典型的な事例である。自由と人権を誇るアメリカがこの有様である。アメリカの病理を見る思いがする。

投稿: Toshi | 2020年4月11日 (土) 13時40分

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