東京五輪延期は既定の事実か
週刊朝日や週刊文春などが五輪は延期だという記事を載せた。朝日新聞の記事の中に面白い見方があった。安倍首相が記者会見で「オリンピックを完全な形で行う」と述べたことに対し、自民党の幹部が「これは延期するということだ」と述べたというのだ。なるほどそういう解釈ができるのかと感心した。自民党などの政治家というのは尻尾を掴まれないように、もっともらしいことをいうが、その裏の意を読まなければならないのだ。
ここへきてオリンピック開催について延期せよという発言が多くなった。元オリンピック選手とか、IOC委員とかトランプ大統領も延期するべきだと言っている。中にはトランプ大統領が延期と言ったのは安倍総理への側面援護だという人もいる。
確かに東京五輪について、コロナウイルスのため代表選考の競技の開催ができないとか、外国選手が練習に来られないなどいろいろな支障が出始めている。
麻生財務相は「40年ごとに何か嫌なことが起きる。呪われている」と述べた。戦争中に東京大会が中止になり、戦後はロシア大会で参加できない国があった。なるほど40年ごとに支障が出るのかと偶然の仕業に驚いた。
先だって特措法が大慌てで改正されたが、緊急事態宣言は東京オリンピック延期の口実に使われるという見方をする人がいて、そういうことなのかと思った。
オリンピック聖火はギリシャから聖火だけを飛行機に乗せるという異例の形で運ばれてきた。福島県からリレーが始まるのだが、これも観客などの数を制限して行われるという。外でも人々が密集するのは感染しやすいから避けようということだ。
コロナウイルスが世界で蔓延して、モナコ大公とかトップクラスの政治家とかビッグスターまで感染している状態だ。いつどこで誰が感染するか分からない怖さがある。東京オリンピック延期は既定の事実なのかも知れない。
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世界の大銀行が貸付能力の何倍、何十倍という乱脈な融資を続けているため、いよいよ回収不能になる2020年は世界的な経済危機に見舞われる。
その結果東京オリンピックどころではなくなる。
そのような予測は2年以上前からあり、東京五輪をめぐる最近のドタバタは想定内だった人は少なくなかったはずです。
ただし、新コロナの感染拡大があるとまで予見していた人は、中国の報道官が非難している米軍の作戦が仮に事実だったとしても、まれだったにちがいありません。
新コロナが4月中に、百歩譲って5月中に終息することはありえません。早くても秋以降だと考えるのが常識のようです。
ならば、政治家や大会の役員は、無駄な駆け引きはやめて、どうしたら日本の出費を少なく出来るかを計算すべきです。
なにしろ新コロナが発生したからといって世界の経済危機が去るわけではないのですから(麻生財務相は、いつもながら戯言のようで現実を言っているのかもしれません)。
投稿: たりらりら | 2020年3月23日 (月) 14時59分