3月31日のマスクをめぐる話
マスクが相変わらず手に入らない。菅官房長官はマスクが買えるようになるには4月いっぱいはかかるだろうと見解を示した。
31日の朝日新聞「声欄」に面白い投稿があった。福岡県の7歳の女の子の投稿で、おばあさんとコンビニに行ったら、入り口でどこかのおじいさんにいきなり「マスクせんか!」と怒られてびっくりした。おばあさんにも「あんたのまごだろう。マスクは何でつけんのか!」と怒鳴ったというのだ。でも、そのおじいさんもマスクはしてなかったそうで「大人ってかってだね」と言っている。
そういえば以前に、電車でマスクを着用してないことを注意され、喧嘩になったという記事もあったし、中国でもマスク着用で同じようなことがあったという記事もあった。
31日、LINEに東京にいる娘のメッセージが入った。「今、半日休暇を取ってマスクを買うためにドラッグストアに並んでいる」と。何時間も並んでやっと買えたのは7枚入りのもので、大きい箱を買うには朝6時ごろから並ばないといけないことが分かったという。先頭の方に並んでいたのは高齢者だったという。娘は仕事柄マスクが必要なのだが、支給されないのかと思った。
医療機関や介護関係など濃厚接触の職場でのマスクや消毒液の不足が問題になっている。それで寄付できるマスクを集めて、必要なところに寄付するという取り組みを始めた人がいると、31日の朝のNHKニュースが伝えていた。
31日、WHOは「病人と看護者以外にマスク推奨せず」 WHO専門家が改めて見解」という記事があった。
「新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、世界保健機関(WHO)の専門家らは30日、感染者や看護者以外の一般市民がマスクを着けることは勧めないとの見解を改めて示した」というのだ。改めてというのは、3月1日にも似たような見解を示していたからだ。
WHOのマイク・ライアン氏は記者会見で、「一般市民のマスク着用に何らかの効果があることを示す具体的な証拠はないと強調した」というのだ。
さらにライアン氏は、マスクをはじめとする医療用品が世界で大幅に不足していることを指摘。最前線で毎秒、毎日ウイルスにさらされている医療従事者にマスクがない状況を考えただけで恐ろしいと語った。
また、WHOの感染症疫学専門家、マリア・バン・ケルクホーフェ氏も同日の会見で、「マスクの使用は一番必要としている人々を優先する」ことが重要だと訴えた。
同氏は市民のマスク使用について「自分自身に症状があり、周囲に感染を広げない手段とする場合以外は推奨しない」と明言。使用を勧める対象は「在宅の患者本人と、その患者をケアする人」だと述べた。
私はスーパーに買い物に行くときでもマスクはせずに行く。店の中ではちょっと心配ではあるが。買いものと医者に行く以外には外出がなくなったのでマスクは非常用に残してある。
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ドラッグストアの店頭に「本日は完売しました」の掲示が時々出るようになったのと同じ頃からマックスバリュの売り場には「お1人様1点限り」の貼り紙がしてあります。
しかし現物を見たことは一度もありません。さっき買い物に行った時に店員に聞いてみると「たまには少量入ってきます」とのこと。それでは私が見ないのも当然。
ネット上には手作りマスクの作り方がたくさんあるので私もやってみようかと思ったものの、いまだ気持ちだけです。
1ヶ月前にテレビで流されていた欧米の街中の様子ではマスクをしている人はとても少なく、日本人との違いはあきらかでした。
それとは対照的にきわめて少ない日本の検査数。
検査を増やしていれば検査場所で感染が拡大して、すでに医療崩壊が起きていてもおかしくない。日本のやりかたは間違っていない、と自画自賛している専門家は少なくありません。しろうとの私とは見方がまるで違います。
それにしても、またしても「ソーシャル・ディスタンス」とカタカナ。
中には(社会的距離)などとカッコで付け足していますが、ただの直訳で意味不明。最低でも「予防距離」くらいに言い換えたらどうなんでしょう。
「3つの密」などとお役所には珍しい語呂合わせを考えたものの、余計な図まで示したために3つが重なっていなければ安心であるかの誤解を与えているようで、どこまで迷走は続くのでしょう。
投稿: たりらりら | 2020年4月 1日 (水) 16時08分