今年のe-taxはこれまでで1番大変だった
今日は確定申告をやろうと決心をして取り掛かったのが10時であった。ところがパソコンで国税庁の確定申告ページを開いたのだが、出てきたのは「スマホでのやり方の説明であった。国税庁のホームページは毎年ころころと変わるのでいつも迷わされるが、今年はもっと戸惑った。確定申告を作成するページが探しても出てこないのだ。
やっと見つけたが、選択が3つあり、マイナンバーを使うやり方、IDとパスワードを使うやり方、印刷して税務署に提出するやりかたであった。マイナンバーを使うにはカードリーダーライタが必要である。私はシャープのカードリーダライタを使って来たのだが、調べてみると今年は使えないようであった。シャープに電話をして尋ねたら、生産停止をして何年にもなるので分からないという返事であった。
仕方がないのでカードリーダーライタは諦めて、IDとパスワードでやるやり方を選んだ。ところが利用者識別番号と暗証番号を入れても、確認できなかったというメッセージが出て受け付けてくれなかった。
e-tax操作のサポートに電話をすると、税務署に行って登録をしなければだめだと言った。昨年は事情があって税理士を頼んだので、税理士に電話をしたら、昨年決めた識別番号と暗証番号が使えるはずがと言った。
また、サポートに電話をしたが、改めて登録をしないと駄目だと言った。所轄の税務署に電話をして尋ねたら、やはり税務署に来て登録をする必要があると言った。
結局税務署に出かけることになり、12時ごろ税務署に着いた。すでに2時間近くたっていた。税務署では登録を受け付けてもらい、家に帰った。パソコンを立ち上げて確定申告作成を始めたら、今度は認識してくれた。ただ登録をしたとき、郵便番号を間違えたのでそれを訂正しなければならなかった。
次は、不動産の仕分け書作りが分からず、何度も試行錯誤をして結局分からなかった。税務署に電話をして助けた貰ったが、一度では分からず3度電話をした。そういうわけで時間がどんどん過ぎていた。何とか形が付いてきたのが5時を過ぎていた。最後のところで後期高齢者保険料の天引きでない分についてどうやって記入するのかが分からなかった。
税務署は5時で終わっていたので、試しにe-taxのサポートに電話をしたらつながって助けてくれた。色々調べてくれて時間がかかったがとても親切に対応してくれた。おかげでやり方が分かり、申告をすることができた。終わったら6時を過ぎていた。何と9時間もかかったことになる。こんなことは初めて出あった。
今年の作成画面はこれまで以上に分かりにくかったのも原因の一つである。e-taxは便利だとかスマホでもやれるとか宣伝をしているが、まだまだ難しい。難しいのは税の仕組みについての知識がないことも一因がある。
知人のように確定申告を助けてくれる会場(今年は電気会館)に行ってやってもらえばよいのだが、待つのも大変時間がかかる。パソコンでやれるうちは来年もやろうと思うが、煩雑さを思うとぞっとする。
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私は退職以来、一貫して確定申告を続けてきたが、今年初めて止めることした。公的年金が年間400万円以下の年金生活者は確定申告を申告をする必要がない、は勿論知っていたが私の場合、有価証券売却損益が多少あるので特定口座で支払った所得税を戻して貰うために続けていたのである。ところが私の場合、確定申告をすると住民税非課税所得が91万円を超えてしまい、住民税の支払いが発生するのである。また介護保険料にも関係してくる。そうなると取り戻した所得税より支払いが発生する住民税の方が多くなることが分かった。色々なケースがあるので一概に言えないが、区役所に相談に行ったところ私の場合はしない方がよいという結論になった。このあたりはかなり複雑なので早い時期に相談に来ればシミュレーションしてくれるとのこと。あなたは確定申告をしない方が得ですよとは誰もアドバイスしてくれないので自分で考える必要がある。もっとも大半の年金生活者はあんな面倒な確定申告を自分でやっているとはとても思えず、ほったらかしが実態であると思う。
投稿: Toshi | 2020年2月22日 (土) 08時33分