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2020年1月11日 (土)

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」を観た

 前作の「この広い世界の片隅に」を観てあったが、詳細は忘れてしまったので、新しく30分余りの場面を付け足して作られた、今回の「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は新鮮な気持ちで観ることができた。

 上映館の伏見ミリオン座の一番早い9:20からの上映に行った。観客はたった5人であった。係の人に終了時刻を聞いたら、「12時半ごろです」と言ったので驚いた。実際は2時間半余りの長編映画であった。

 昭和8年からエピソードごとに年月日が左上に示された。太平洋戦争が始まるまではポンポンと簡単に進んだ。昭和19年に「すず」が19歳で結婚してからの戦時中の生活が主で、戦後の数年も描かれた。

 呉の農家の嫁になった「すず」は夫の「周作」の優しさの中で結婚生活を送る。性格がきつい周作の姉がいるが、優しい姑は「すず」がよく働くしいい娘だと評価してくれる。今回の作品はたまたま道を尋ねたことで知り合った、花街の遊女「りん」との出会いと交流が詳しく描かれる。

 呉は軍港の街で海軍工廠などがあったので米空軍の執拗な空襲にあう。「すず」に家にも焼夷弾が落ちるが、すずは何とか消し止める。街に出かけたとき、山畑にいたとき、歩いていたときなど、何度も機銃掃射や空襲にあう。そして姪の幼女を連れていたときに爆撃され、姪が死に自分は右手を失ってしまう。

 右手は仕事をするだけでなく、絵が好きな「すず」にとってはとても大事な手であった。ある時軍港が見える場所でスケッチをしていたら憲兵につかまってしまう場面があるが、これは前作にもあったところだ。学校時代に絵が苦手な男生徒の写生を手伝ってやったエピソードも描かれた。

 今回の作品で遊女りんとの交流の他に、夫周作とのキスシーンやベッドシーンが出てくるので意外であった。子どももたくさん見に来るだろうと思うのだがどう評価されるだろう。

 総体的な感想として、エピソードの関連が分かりづらいところがあることで、前作の方がまとまりが良かったと思う。空襲場面は詳しく描かれていて戦時下の大変さがよくわかる。街や畑や海や山などの自然の風景が細かく描かれていてリアルである。呉や広島の街なども資料に基づいて正確に再現されたと言われる。そうしたシーンの緻密な描き方を見るのもよい。

 前作が評判がよかったのでクラウドファンディングで多くの支援が得られたことが分かった。

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