「生」の読み方が150も!!
9日のNHK「日本人のお名前」は、「本」と「生」を取り上げていた。その中で「生」の読み方が150もあると言っていたので驚ろいた。私は14~15個ぐらいだと思っていたがとんでもない数の読み方があるらしいのだ。
生ビール(なま)、学生(せい)、一生(しょう),生む(う)、生い立ち(お)、生える(は)、生垣(いけ),生憎(あい)、生業(なり)、誕生(じょう)、芝生(ふ)、弥生(よい)、さらに人名、地名で、生方(うぶ)、生田(いく)、相生(おい)、壬生(ぶ)などは耳にするだろう。生粋(きっすい)も耳にしたことがあるはずだ。
萩生田文科相により、はぎとつながって(はぎゅう)と変わることも知った。皆生温泉(かいけ)、福生(ふっさ)のカステラ、仏教用語の衆生(しゅじょう)、スケートの羽生(はにゅう)選手も珍しい読み方だ。
不生女(うまずめ)、普通蕨と書くが蕨生(わらび)、麻生を(あさみ)、などは面白い。それにしてもどうして「生」の読み方が150もできたのだろう。
なお、「生(なま)」は冷蔵庫ができるまでは、腐りやすいもの、早く食べないといけないものとされていたが、冷蔵庫の普及によって、新鮮なものと変わったという。ちなみに中国人は以前は生ものは口にせず、必ず熱してから食べていたが、この頃は刺身や生野菜も食べるようになった。
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地球の火種になりかねないイランの子供たちはペルシャ語の文字を身に着け、さらにはコーランを読むためにアラビア語を覚えるのに小学校6年間でも手一杯のようで。
しかし日本語の表記の面倒さはその比ではないに違いありません。
とはいえ、「死」の読み方は1つなのに、150とも200とも言われる「生」にしても、日常生活に支障をきたすことはあまりないでしょう。
あるとすれば名前に使われている場合でしょう。
朝ドラの『ひよっこ』に「青天目澄子」が登場しましたが、同じ呼び名で「生天目」と書く人もいるようです。
語源としては「隠田間」が有力らしく、それを「生天」や「青天」に書き換えたようで。
「寄生木」にしろ「越生」にしろ、本来の意味を別の漢字で訳したり、見た目のいい漢字で置き換えるため、1つの漢字の読みがどんどん繁殖してしまっている例は多い。
ここ10年余りの間に子供の名前として広まったキラキラネームなどもその系統と言えましょう。
それにしても、新しくつける駅の名前に長ったらしいものが増えているのはどういう訳なのでしょう。
「東京国際クルーズターミナル駅」などとそのまま言う人がいるのかどうか。
昔は江戸への大木戸があったから「高輪ゲートウェイ」にするというのなら「大木戸」でいいのでは。
投稿: たりらりら | 2020年1月14日 (火) 16時38分