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2019年12月23日 (月)

テディベア

 朝日新聞24日の「b」の「サザエさんをさがして」は「テディベア」を取り上げていた。我が家にはテディベアは一つもない。私がテディベアに初めて遭遇したのはカナダに行ったときで、レストランの入り口に、熊ほどもある大きなテディベアが鎮座していたのを見て驚いたことが忘れられない。

 イタリアやフランスに行ったととき、テディベアが土産物として売られていた。小さくても値段は高かった。ドイツでもテディベアは人気があるらしい。私が行くカラオケ喫茶には大きなテディベアが置いてある。客の一人が持ってきたものだそうだ。

 テディベアという名は「ダディ」のなまったものだと思っていたら、記事によると、次のようなエピソードがあってつけられたものだと知った。第6代米国大統領セオドア・ルーズベルトが狩猟中に1匹の子グマを救ったことから、彼の愛称の「テディ」を取ってテディベアが生まれたのだという。有名な話だそうだが知らなかった。

 記事によると静岡県伊東市には「伊豆テディベア・ミュジーアム」があって、約千体のテディベアを展示しているという。そのミュジーアムの顔はテディガールというぬいぐるみで、1904年に作られたものだ。ボブ・ヘンダーソンという英国陸軍大佐が、生まれたときから人生を共にしたもので、ノルマンディ上陸作戦にも連れて行ったという。開館するときにオークションで1800万円で落札したのだそうだ。

 テディベア愛好家が約千人集うNPO法人テディベア協会というのが日本にあって、病気の子どもに抗菌性のテディベアを贈るチャリティ活動などを行ているという。英国では3人に一人が成人後もテディべアと寝ているといわれる。洋の東西を問わずテディベアを愛する人は徹底しているみたいだ。

 

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