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2019年12月 4日 (水)

「富士(山)」という柿―②―

 富士柿に初めて出会ったのは、まだ現職で働いている50歳代のころであった。その頃はスーパーにはまだ柿があまり出回っていなかった。ある秋岐阜県の谷汲山に行ったら、柿をたくさん売っているのを見た。その時はもちろん買って帰ったが、次の年の秋はわざわざ谷汲山まで柿を買いに行った。そして一軒の柿農家を知った。それ以後毎年柿が出回る11月になると谷旧山まで柿を買いに行った。

 富士柿とはそこで出会ったのである。大きな釣り鐘型の柿で、そのまま常温で放置しておくと、柔らかく熟してあまくなるというのであった。その頃でも1個100円ぐらいはしていたように思う。

 土地の人は富士柿を「富士山」と呼んでいた。そして正月まで置いておくと、とてもよく熟し正月用の果物だと言った。富士柿は常温で放置しておくのだが、名古屋は暖かいのでとても正月までは無理であった。

 熟した柿をスプーンですくって食べたりした。皮がとても薄いので、上手に剥くと薄くはがれる。だからほとんど100%食べられるのだ。我が家では「富士山」が好きで、富有柿とともにいつも買って食べていた。

 富士柿や江戸柿が名古屋で売られるのを見るのはずっと後のことであった。谷汲山に行かなくなってからは富士柿だけは取り寄せてもらっていた。今では秋になると江戸柿が入り、次いで富士柿が入って来るので有難い。

 ちなみに谷汲山へ行くまでに、岐阜県瑞穂市など富有柿の原産地を通るのだが、私はずっと谷汲山の農家の所で買っていた。私には谷汲山の柿が一番おいしいと感じられたのだ。ガソリン代や時間のことを考えると決して安い物ではなかったが、楽しみでもあったのだ。

Img_1838

 行ったついでに近くの寺にまで足を延ばし、座禅をしたまま亡くなってミイラとなっている上人を見に行ったり、紅葉を見に行ったり、谷汲み祭りを観たりしたものであった。

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