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2019年11月15日 (金)

香港警察の殺人弾圧はひどい

 香港の警察は11日、デモを鎮圧するために、至近距離で参加者に発砲した。その様子はNHKのテレビニュースで放送されたので見たが、目の前にいる武器を持っていない素手の学生に、発砲をした様子がはっきりと映っていた。その映像を見てぞっとした。以前NHKテレビで、戦時中中国で兵士が上官に、目の前の中国人を撃つように言われたが撃てなかったと言っていた。それが普通の人間の感覚である。敵兵でも無抵抗の状態の者を撃つなどということは、よほどのことでない限りできるはずがない。

 香港の警官は同胞に対して発砲したのだが、仮にいくらデモが憎いと思っていたとしても、撃てないのが人間だ。それなのに撃ったのだ。撃たれた学生は重体だという。

 同様の発砲事件は、他の地域でも起きていたそうだ。また、テレビニュースでは、警察のバイクがデモ隊に突っ込み、逃げ回るのを追いかけている様子が映っていた。バイクで引き倒しているのだから重大犯罪である。以前日本の上野で自動車で人の群れに突っ込んで殺したり、重傷を負わせる事件があったが、それと同じことを警官がやったのだ。

 林鄭香港行政府長官は「正当防衛」だとする警察を擁護した。信じられないことである。習近平中国国家主席が林鄭長官に厳しく取り締まるようにと言ったので実行したようだが、警察は何をやっても罪に問われないという社会は独裁弾圧国家であり、ファシズムそのものである。

 香港の人たちはデモに関心がなかった人たちも怒りを持ったと言われるが、人間なら当然のことである。香港の学生や若い人たちなどのエネルギーに感心しているが、抵抗をするなら破壊などはやってはいけない。ガンジーのように無抵抗の抵抗が望ましいと思う。静かに整然と反対の意思を表明するのが良いと思う。

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

香港の行政当局は、習近平の強い圧力が続き出張所のような存在である限りは、強硬姿勢を取り続けるのでしょう。
ちょうど日本がアメリカの51番目の州のような存在である限りは、国会で平気でヤジを飛ばす、国民をなめきった総理が居座り続けるように。
しかし香港は、習近平の政治になじまない人が集まっているはずで、暴徒化する反対運動から戦略が変われば、中国政府も対応を考えざるを得ない新しい展開もあるはず。
同様に、会長や理事を安倍友で固めたNHKを筆頭とするマスメディアがほんの少し変われば、裸の王様が世界の笑いものに転じることはあるはず。
それを後押しする国民の声は、少しずつながら大きくなりつつあると思えます。

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