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2019年11月

2019年11月30日 (土)

NHKスペシャル「『ご飯』は健康長寿の敵か味方か」を観て

 先日栄の大型書店に行った。健康の本棚を眺めたら、「糖質制限」に関した本がずらっと並んでいて、こんなにもあるのかと驚いた。5年ほど前に糖尿病について調べたくて、アメリカの医師が書いた本1冊と日本の医師が書いた本を2冊読んだ。いずれも糖質制限が大事で、糖質を制限すれがっ糖尿病の予防や治療になるというものであった。それについてはblogに書いたことがある。そのころは糖質制限を勧める本は数冊であった。それが今や驚くほど出ているのだ。番組では過度の糖質制限は健康に良くないと警告していた。

 私はご飯やパンは食べるが食べすぎないように、ご飯は茶わんに1杯程度、食パンなら1枚程度しか食べない。ところがこの番組では、ご飯が大事だというのであった。

 人類は太古の時代から木の実や木の根などを食して、炭水化物を摂っていたが、日本では米を食べるようになり、それを栽培するようになって、米が日本人の主食となった。以来日本人は米を食べ続けてきた。戦前はもちろん、戦後も米が食べられるようになると、弁当やおにぎりなどで米をいっぱい食べた。中学生の頃、土方と言われる肉体労働者が大きな弁当箱にご飯を詰めて、梅干しだけで食べていたのを覚えているが、立派な体格をして力仕事をしていた。

 その頃農家の母方の祖父母の家に「食いつなぎ」で夏休みになると行った。食事は米のご飯と味噌汁とラッキョがおかずであった。おにぎりを作って時は赤ん坊の頭ほどもあるおにぎりで、祖母は小さいおにぎりを馬鹿にしていた。寿司でもご飯が多いのがいいとされていた。私はそういう食事が心配で名古屋まで行き、中保健所で相談にのってもらったことがあるくらいだ。

 番組では日本人が米のご飯をたっぷり食べてきたことにより、遺伝子にアミラージ遺伝子というのが沢山出来たのだという。日本人は7ぐらい、外国人は2~3個だという。それによってインシュリンの出る量が少なくなり、太りにくいのだそうだ。確かに日本人は太っている人が少ない。

 ラオスのナムヨン村では食事はほとんどご飯で、4人家族で1日に3kgもの米を食べるのだそうだ。それなのに体格がよく筋肉ももりもりしている。また生活習慣病がないのだとか。調べたらプリポテラ菌が多く、その菌が短鎖脂肪酸に変えていることがわかった。

 米は炭水化物だけでなく、たんぱく質や脂肪も含み、さらに食物繊維とかミネラルやビタミンなども含んでいてとても良い食品なのだそうだ。だから米のご飯を食べることが大事だという。ただ食べる量は毎食茶わん1杯を目安にすることを勧めていた。我が家では茶わん1杯だからよかったかなと思っている。

 番組では面白い実験をした。外国人と日本人をそれぞれ15人のグループにして、クラッカーを食べ、どちらが速く甘みを感じるかを調べた。日本人のグループが速いことが分かった。先に書いたアミラーゼ遺伝子が多いので甘みを感じやすいのだそうだ。子どもの頃、ご飯に醤油を少し垂らして食べると甘みが出ておいしかったことを思い出した。

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2019年11月29日 (金)

どうして大人についていく子どもがいるのか理解に苦しむ

 大阪の小学校6年の女の子が栃木県小山市の35歳の男性に誘拐され、逃げ出して助かった事件。この男性の家には中学3年の女生徒も6か月間いたことが分かった。新聞やテレビでは6年生の女の子のことばかり扱い、女子中学生のことはあまり報じていない。

 今度の事件で一番不思議に思ったことは、6年生、中三の二人の女の子が、35歳の男性について行ったことである。6年の子は7日目におかしいことに気づいて、逃げ出し交番に飛び込んで保護されたが、中三の女生徒は、警察に知られていなければそのまま男のところにいたであろう。

 中三の女生徒の場合、6月に警察が一度調べに入ったが、それらしい物証がなかったのでそのまま放置されていたようだ。中三の子の場合は半年間も男の所にいたわけで、どうして逃げ出さなかったのか不思議でならない。

 二人ともSNSで男と知り合ったみたいだが、男の家まで一緒に行ったのが理解できない。容疑者の男は、大阪から新幹線を使わず、ローカル線を乗り継いで小山まで行った。女の子はそういう行き方を変だと思わなかったのだろうか。

 中三の女子の親のことは何も報道されないが、大阪の子の親は「もう会えないかと思って、生きた心地がしなかった」と言い、「「よく頑張った。今まで以上に愛情を持って育てていこうと思う」と涙ながらに話したという。これで見る限り、ごく普通の問題がなさそうな家庭にみえる。

 児童や生徒の登下校時に見知らぬ人から声を掛けられ、事件になることが20年以上も前から起きていて、学校では見知らぬ人についていかないとか、カバンにベルを付けて行くとかの指導をし、登下校の道の家の人に協力してもらって、子どもが駆け込めるようにするとかの対策をしている。

 それなのに、こうした事件は増える一方で、特に子どもがスマホを持つようになってから、SNSが原因で事件に巻き込まれる子どもが、昨年には1811人もいたのだ。近年では小学生が増えているという。

 こうしたことが起きるのは、家庭に問題があって、家を出てどこかへ行きたいという子どもが増えているということなのか。私などはネットで知り合うサイトには一切近づかず、ツイッターもやっていない。どんな人間がいるか分からないので怖いからだ。

 振り込め詐欺以来、大人相手の特殊詐欺は手が込んできて、連日警告がテレビやスーパーなどで流されている。子どもの場合も学校でさらに注意を促し、SNS悪用の事例を学習するなどは必要であろう。この事件を機にこうした犯罪が減っていくよう対策を強めてほしい。

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2019年11月28日 (木)

香港区議選,民主派圧勝がすごい!

 政府への抗議デモをずっと続けてきた香港で、24日、区議会選挙で民主派が圧勝した。452議席のうち385議席を獲得、率でいうと8割をこえたという。もっとも小選挙区制だから、議席数ではそうだが、得票率では3:2だとか。それでもすごい。改選前は民主派の議席は役割で、親中派が圧倒していたのを大逆転したのだから。NHKの番組に「逆転人生」というのがあるが、まさに大逆転である。

 投票率も71.23%だったそうだから、大多数の香港市民が関心を持って投票に行ったことがわかる。この選挙の議席の結果を中国では報じていないらしい。いくら隠しても、今は隠し切れないのに、中国本土の人に知らせない中国政府。知る権利はどうなっているのか。

 区議会選挙は香港では唯一の市民による選挙であるから、広範な市民による政府への信任投票となった。6月頃から本格化した抗議デモで示された民意が、圧勝でお墨付きを得たのだ。これによって民主派は普通選挙の実現や警察の暴力を検証する独立調査委員会の設置などの政府への要求を強めた行くものとみられる。

 民主派の連日の抗議デモのエネルギーに驚かされたが、憂えていたのは空港を閉鎖するとか、道路にレンガなどをならべるとか、商店を破壊するとかの暴力行為である。暴力的な抗議活動はやるべきでないと以前に指摘したが、相変わらずエスカレートしていた。それにもかかわらず、抗議活動に参加しない人たちからも支持をされたのは刮目である。

 香港政府や中国政府は香港の民意を受け止めて対処すべきである。林鄭月娥行政府長官は「政府は虚心に市民の意見に耳を傾ける」と述べたが、どこの指導者も尤もらしいことを言っておいて実行はしない。それでは問題はいつまでも解決されないであろう。しかしながら、中国が後ろにいる以上その力が陰に陽に伸ばされて来るであろう。民主派はこれからどう運動を進めるのか見ものである。 

 

 

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2019年11月27日 (水)

ローマ教皇のメッセージ、宗派をこえ立場をこえて受け止めよう

 フランシスコローマ教皇が38年ぶりに来日し、原爆被爆地の長崎と広島を訪れた。平和の巡礼者として、長崎と広島を訪れることは念願であったという。私はキリスト教徒ではないが、教皇が長崎と広島でどんなメッセージを発するか楽しみにしていた。ローマ教皇は世界に13億人いるという信徒の頂点で、バチカン公国の首長である。公国は小さいとはいえ影響力が大きい。

 朝日新聞が掲載したメッセージの要旨を読んだが、長崎でのメッセージでは、「軍備拡張競争は貴重な資源の無駄遣いだ」と述べ、「世界では何百万人という子供や家族が、人間以下の生活を強いられている。しかし、武器の製造や商いに財が費やされ、日ごとに武器は破壊的になっている。これは途方もないテロ行為だ」と決めつけた。

 人間は何と愚かなものか、太古より権力者は武器を蓄え戦争を続けてきた。第一次世界大戦、第二次世界大戦を経験しても、人類は反省せず、武器はますます破壊的になるばかりである。その最たるものが原爆であった。そして長崎と広島がその犠牲となったのであった。

 広島のメッセージでは、「戦争のために原子力を使うことは、現代において、犯罪以外の何ものでもない。戦争目的での原子力の使用は倫理に反する。核兵器の所有も倫理に反する。」と核の製造、使用、保有を否定した。そして、「紛争の正当な解決策であるとして、核戦争の脅威で威嚇することに頼りながら、どうして平和を提案できるであろうか。真の平和とは、非武装の平和以外にあり得ない」と断言した。

 日本は憲法によって戦争を放棄したが、安倍政権は解釈改憲によって、戦争への道を開いた。安保条約によってアメリカの核の傘の下に入っている。さらに日本は核禁止条約を批准していない。その日本でローマ教皇ははっきりと核兵器を否定したのだ。本来なら世界で唯一の被爆国である日本が率先して戦争放棄を実践し、核兵器の禁止を世界に訴え、リードすべきであるのだ。安倍首相は教皇との会見で「日本は唯一の被爆国として、核兵器禁止に先頭に立って努力する」と述べたが、よくもぬけぬけと言えばものだ。

 長崎では、「核兵器から解放された平和な世界を実現するには、全ての人の参加が必要だ。個々人、宗教団体、市民社会、核兵器保有国も非保有国も、軍隊も民間も、国際機関もそうだ」と訴えた。政治を司る指導者にも強く呼びかけたが、残念ながらトランプ大統領や習近平主席や金正恩主席や安倍首相には届かないであろう。

 広島では、原爆の惨禍をいつまでも記憶に止め止め忘れてはならないと言い、「原爆と核実験とあらゆる紛争のすべての犠牲者の名によって声を合わせて叫ぼう。戦争はもういらない!兵器の轟音はもういらない!こんな苦しみはもういらない!」と呼びかけ、「破壊が溢れた場所に、今とは違う歴史を描き実現する希望があふれますように」と結んだ。最後の部分は今も世界のどこかで続く戦争や争いにふれ、争いのない、真の平和への望みを託したものである。

 世界中のみんながローマ教皇の訴えを受け止め、それぞれが、それぞれの立場で、やり方で、核兵器廃絶、戦争廃絶の行動をすることが大事だ。

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2019年11月26日 (火)

「世界へ発信! SNS英語術」#ClimateChangeを観て 

 22日のNHKの英語番組「世界に発信!SNS英語術」では「#ClimateChange」を取り上げていた。それによると世界の気候変化は大変なところへ来ていることが改めて分かった。

 グリーンランドでは、今年の夏、通常は9℃ほどの気温が22℃にもなり、氷河が溶けて大量の水が海に流れている様子が投稿されていた。今年の夏は日本だけでなく、欧米でも気温が異常に高かいことがあった。

 アメリカのマイアミでは、海面が上昇し、街が海水で満たされた写真が投稿されていた。また、イタリアの有名な観光地ヴェニスでも海水が街を覆い、私も歩いたことがあるサンマルコ広場などが、膝までくる水の中を歩かなければならない状態だ。一番深いときは海抜169cmになったと言っていた。

 イランでも雨が原因でなく、川の水が溢れて人々が困っているという投稿があった。スペインでは下水の水が逆流し、便器や洗面器から噴出している動画が投稿された。

 どの写真や動画も気候変動が危機的であることを警告するものであった。

 国連の会議でのスエーデンの少女グレタ・トウーンベリさんのスピーチが紹介された。心に響く立派なものであった。それに対して、トランプ米大統領は次のようにツイートした。

 She seems like a very happy young girl looking foward to bright and wonderful future. So nice to see!

 トランプ氏は気候変動や二酸化炭素の増加の影響を認めず、パリ協定からの離脱をした。本来なら率先して世界の先頭に立って気候変動に対処すべきなのに、ビジネス優先で真逆な行動をしている。グレタさんへのツイートも、スピーチを揶揄した品のないものとなっている。

 #ClimateChangeでは、世界中から、気候変動に対処して行動を起こそうという人たちが立ち上がっていることがよくわかった。

 日本は台風が毎年激化していて甚大な被害を受けている。台風19号には、42年ぶりで名前が付けられた。Hagibisである。タガログ語で「すばやい」という意味だという。この番組では米国の東海岸で3つのハリケーンが同時に発生したことを取り上げていたが、日本へ来る台風も、同時や連続があった。怖い時代になったものだ。来年の台風シーズンが心配である。

 気候変動に対し我々一人一人ができることは何かを考えて行動することが求められている。

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2019年11月25日 (月)

トランプ米大統領のご機嫌とりでF35に6.7兆円とは

 以下、11月22日の朝日新聞朝刊を読んでの感想である。F35は「第五世代」と呼ばれる戦闘機でレーダーに映りにくく、敵に気づかれにくいステルス性の優れているうえ、周囲の情報を集めて瞬時に操縦士に示すことができるという。革命的な戦闘機だそうだ。

 日本政府は当初、45機を導入する方針であったが、18年12月に105機を追加し、147機もかうことに閣議で決めた。この「爆買い」の背景には、トランプ大統領の「バイ・アメリカン(米国製品を買おう)」というトップセールがあり、安倍首相がそれに応えたものだ。安倍首相はトランプ氏の就任前からアメリカに行きご機嫌をとり、ことあるごとに親密さをアピールしている。

 総額、6.7兆円もの戦闘機を買えばトランプ氏は喜ぶに決まっている。なにしろ日本は138機の英国より多い世界第一位なのだ。いくら性能が良いとはいえ、専守防衛の日本が英国やトルコなどより多くの戦闘機を買う必要だあるのだろうか。

 F35は愛知県の三菱重工業小牧南工場で組み立てられる。機数が多いので、スペア部品の調達に問題が生じるという。それよりも安全性についても疑問があり、重大な危険を及ぼす恐れのある「カテゴリー1」の欠陥が17あったと言われる。

 さらにF35の維持管理のために多額のコストを投じると、新技術開発の投資が限られるというおそれがあるという。日本政府の関係者は「ドローンの時代が来ればF35のような有人戦闘機は役に立たなくなるかもしれない」と語ったという。

 現在でもアメリカは無人戦闘機を飛ばして、米国にいて操縦し、他国の標的を攻撃しているのだ。これからはドローンのように無人で戦うようになるのは目に見えている。

 ビジネスマンのトランプ大統領は、トップセールスでアメリカの製品を売りつけ、それが来年の大統領選挙での勝利に役立つと計算している。

 米シンクタンク・国際政策センターの軍事アナリスト、ウイリアム・ハータング氏は「トランプ氏は軍事産業を、再選戦略の政治的なツールとみなしている」と語り、さらに「武器を買うように求められた政府は、自国の安全保障にとって本当に必要なのか、それとも政治的配慮で必要なのか、価格は妥当なのか、十分に検討する必要があるだろう」と指摘したという。

 その通りである。日本政府は十分に検討をすべきであったのだ。外野から見るとトランプのご機嫌取りで、巨額の税金を投じることになるとしか見えないのだ。

 災害大国の日本は、災害からの安全保障が喫緊の課題となっている。限られた税金をまず国内のために使うべきであろう。そして、外国との戦争を回避するために外交努力をするべきなのだ。そのための有力なツールとして憲法9条があるではないか。

 

 

 

 

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2019年11月24日 (日)

映画「永遠の門」 ゴッホの見た未来」を観て

 15日のNHKの「世界に発信SNS」でハリウッドの関係者のツイッターを取り上げた中に、「永遠の門」を作った監督ジュリアン・シュナーベルと主演のウィレム・デフォーへのインタヴューがあった。それを見て、「永遠の門」を観てみたいと思い、新聞でチェックしたら、上映中だと分かった。それで翌日観に出かけた。

 女性割引の日であったが、小さな会場はまだ良い席が沢山空いていた。ゴッホ役のウィレム・デフォーが見ものであった。彼はこの役によって、第75回ヴェネチア映画祭で主演男優賞をもらっている。またアカデミー賞の主演男優候補と目されている。実際彼はゴッホにかなり似ている扮装をして、演技も見事にゴッホになっていた。

 ヴィンセント・ファン・ゴッホと言えば、5月5日に1枚の絵が約79億円で落札され話題をよんだ。ゴッホの絵を見たことがない人はいないくらい名が知られた画家であるが、生前は全く売れずそのために苦しんでいた。弟のテオの援助で何とか生活をしていた。

 映画は会ったばかりのゴーギャン(オスカー・アイザック)の「南へ行け」というひと言で、南フランスのアルルへやって来るところから始まる。アルルはフランスの有名な明るい光に満ちた地方である。「まだ見ぬ絵を描くために、新しい光を見つけたい」というゴッホの願いは、この地で春を迎えた時に叶えられたのである。

 映画は淡々として進む。ゴッホが歩き回る南フランスの風景と共に。監督のジュリアンシュナーベルは自らも絵筆をとる画家でもある。それでデフォーに絵の描き方を1から教えたそうだ。そして映画の中で描くシーンは本人が筆を動かして撮影したのだ。

 絵具箱をしょって、広大な畑をひたすら歩き、丘に登って太陽に近づき、画材を取り出すゴッホ。竹の枝を削って作ったペンで線を描き、ゴッホの線を描画していく。

 どこまでも広がり続く黄色い畑。アルルの風景に絶対的な美を見出したゴッホは、「永遠が見えるのは僕だけなんだろうか」と自身の胸に問いかける。「永遠の門」という題名の伏線である。風になびく麦の穂や沈みゆく太陽を見つめるゴッホの瞳は、不思議な輝きを放っていた。

 ある時、地元の人々とトラブルをおこす。最初のトラブルである。それでゴッホは、強制的に病院へ入れられる。見舞いに来た弟のテオ(ルパート・フレンド)にも、初めて特別なもの(幻影)が見えることを打ち明けるのだ。ゴッホは何か精神の病を患っていたのかその辺のことは分からないが。

  アルルに来た時から待ちわびていたゴーギャンが来て、一緒に暮らし始める。ゴッホとゴーギャンは、“絵を描く”ことについて議論を交わす。自然を見て描くゴッホと、自分の頭の中に見えるものを描くゴーギャン。一瞬で真実を捉えようと素早く描くゴッホは筆を速く動かすことが大事だという、それに対してゴーギャンは、ゆっくりと降りてくるのを待つことが大事だという。屋外に美を探し求めるゴッホ、内面に深く潜るゴーギャン、すべては正反対であった。それでもゴッホは、「僕らの時代だ」と熱く語るゴーギャンに心酔し、ますます創作にのめり込む。

 映画は英語で話される短い会話とゴッホのつぶやきや風景や行為で淡々と描かれるので、途中で眠くなることがあった。英語は難しくはなく、リスニングの勉強にはなる。

 やがてゴーギャンがゴッホのところを出てパリへ行く。 再び一人になり絶望したゴッホであったが、描くことへの情熱でひたすらに描いた。しかし、絵は相変わらず1枚も売れなかった。

 ゴッホのメンタルケアを担当した神父にそっと語る。「未来の人々のために、神は私を画家にした――」 「ゴッホの見た未来」というサブタイトルに重なる部分である。未来の人々までも救うことが出来る、芸術という贈りものを遺すことに、自分が生まれてきた意味を見出していくゴッホであった。ゴーギャンが風景や人物等を描くゴッホに「そんな消えていくものを描いてどうなる」と言うと、ゴッホは絵の中にその時が残るのだ」と答える場面があった。今を永遠に残す作業をするということだと思う。実際、ヒマワリの絵にも郵便配達夫の絵にもその時が残って私たちの目の前にある。

 ゴッホの最後については、自殺説などいろいろあるそうだが、ジュリアン・シュナーベル監督は、銃を持ったゴッホを憎む二人の少年によって胸を撃たれ、それがもとで亡くなったとしている。ゴッホは二人の少年がやったことを誰にも話さずに。

 この映画は非常に難しい、哲学的な映画で眠気も催すが、不遇の天才画家の絵の制作を追ってゴッホの内面に迫ろうとしている。

  

 
 

 

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2019年11月23日 (土)

探すが出てこない

 若いときは物を置いた場所を記憶できていたが、歳を取るとどこに置いたか忘れてしまい、探せど探せど出てこないということがよく起こるようになった。それは年々ひどくなっていくように感じている。

 この間マジックを一つもらった。それが必要になって探したのだが、いくら探してもどこにしまったのか分からず、いまだに出てこない。私はマジックを趣味にしているが、道具や材料などがいっぱいあり、それを雑然と部屋に置いているので、小さな物はどこにあるか探すのが大変なのだ。

 眼鏡を額の上に上げていて、そのことを忘れて眼鏡を探すというのを、ドラマや漫画で見たことがあるが、それと似たようなことはしょっちゅうある。私は眼鏡をはずすと小さな字でも読めるので、スマホを見るとき、新聞を読むときなど眼鏡をはずす。外して棚などに置いたら忘れてしまい、おお探しをすることがある。家族を巻き込んで、「眼鏡どこ行った?」となるのだ。

 眼鏡のように置いて時間がたってない場合でも、置き場所を忘れるのだ。まして片づけたのが1日前とかになると思い出すのが大変である。だから物によって置く場所を決めてあるのだが、マジックの用品のようにたくさんありすぎて整理できてないものもある。

 歳をとると物忘れが激しくなるのは避けられないことだが、スーパーで買い物をするときよく忘れるので困る。メモをしていったときはよいのだが、数が少なくて覚えていったときは買い忘れることがよくある。スマホがあるので妻に電話をして確認をすることもよくある。

 以前傘を電車に忘れたことを書いたが、持っていたものでもちょっと手を離したことで忘れるのだ。物忘れはあらがえないことだと思うが老化現象だから諦めるしかない。

 

 

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2019年11月22日 (金)

野党が弱いと何をやっても許されるのか

 国の予算で開く「桜を見る会」。タレントの沢尻えりかの禁止薬物使用逮捕で、話題をそちらにそらす作戦であったと、日刊ゲンダイや鳩山元首相や爆問太田光いろんなところで指摘されているが、ここに来て安倍首相が自身の関与をめぐり答弁の修正に追い込まれた。さらに昭恵夫人が私人であるのに、推薦をしたことが分かった。

 「桜を見る会」への首相推薦は当初800人とされていたが、何と1000人もいたことが分かった。地元山口県からの参加者たちは得意になってSNSに投稿していたが、騒ぎが広がって削除をしたそうだ。

 5月9日に野党から招待者数や支出額などの資料を要求されたが、政府は「その日にシュレッダーで廃棄した」と説明したという。明らかに意図的に不利な資料を消滅させたわけで、森友学園の公文書を廃棄・改ざんしたのと同じ手口である。

 税金を使っての公的な「桜を見る会」に大量の自民党関係の人が推薦され、その中に後援会員も含まれていたというのは、この前も指摘したように、完全な私物化で、絶対にあってはならないことである。

 政府側は国会での追及を逃れるために、予算委員会での集中審議を拒否している。衆議院本会議では質問1回、答弁1回なのでやり過ごすことが簡単だからだ。首相が関与する、不正も甚だしい事案だから、特別委員会を設置して徹底的にやるべきだが、会期もあとわずか、野党は圧倒的に弱いので逃げきるであろう。

 安倍内閣の支持率は、ここにきてもまだ45%~49%もあり、国民の目はどうなっているのかと思う。労働組合が組織率を誇り、学生も政治に関心が高かった1970年ごろなら大きな抗議デモが起きたであろうが、今は静かなものである。

 それにしてもいつも思うのは、野党が弱いとどうにもならないということだ。議院内閣制の日本では議員の数が全てなのだ。今のように議会に圧倒的多数を占めていると、何をやっても許されるのだ。正義などどこかへ吹っ飛ばされてしまった。 

 

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2019年11月21日 (木)

コミュファ光10Gにしたが改善されない理由が分かった

 7月の始めにコミュファから電話があり、光10Gを始めるからと勧誘があった。1か月ぐらいで使えるようになると言ったので、申し込んだ。ところが音沙汰がないので電話をしたら、機器が足りないので10月頃になると言った。9月の終わりに確認の電話をしたら、機器が足りないので12月中旬になるだろうと言った。

 11月の始めにまた電話をしたら、11月中旬ならいいと言ったので日を指定した。その日がやってきて機器の交換をしてもらった。早速使ってみたが、何が良くなったのかさっぱり分からなかった。その後毎日PCを使っているが、以前のPCと変わりなく、インターネットが速くなったわけでもない。10Gは一体何だったのか、と思った。

 そこでコミュファサポートに電話をした。するとホームページに速度を測定できるところがあることが分かった。速度測定をしたところ、上り327Mb,下り230Mbであった。説明によると、無線ランの場合はよくて500Mbぐらいだということであった。

 パソコンとモデムを有線でつなぐと多少よくなるが、2Gまでだと言った。ただ、パソコンが10Gni対応していないと駄目だと言った。

 そこでdynabookのサポートに電話をして、私のパソコンが10Gに対応しているかどうか尋ねたら、対応していないと言った。そして対応していないので10Gにしてもよくならないと言った。現在dynabookでは10G対応の機種はないそうだ。

 今コミュファは盛んに10Gの宣伝をしていて、春日井で出きるようになる、豊田でできるようになる、四日市で・・・・などと言っているが、実際は10Gにする意味がないのだ。私が契約したとき、パソコンのついての説明は一切なく、10Gにすればよくなるという説明だけであった。現行のパソコンでは効果は望めないのだ。これは言ってみれば「詐欺」行為である。

 1Gから10Gにすることによって、料金は1000円ほど上がるが、その料金に見合った性能が得られないのだから、何のために10Gにするのかと言いたい。

 ただ、このキャンペーンにはGoogle HOME MINIがおまけでついてくるので、それにつられて契約をしたのであった。

 

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2019年11月20日 (水)

新品種のおいしいリンゴ「森のかがやき」

  いつも行くスーパー八百鮮で黄色の珍しいリンゴを売っていた。名前は「森のかがやき」と書いてあった。店員にどんなリンゴか尋ねたら、甘くてシャキッとしているおいしいリンゴだと言った。
 

 ここ数年、黄色のリンゴが増えてきたように感じていた。シナノゴールドとか名月とかトキなどだ。以前は黄色リンゴはインドリンゴや王林であったが、王林は今も出回っているが、インドリンゴは見なくなった。
 

 「森のかがやき」という名前は長い。調べてみたら、リンゴ園に植えられた樹に着いた黄色い果実が太陽の光をいっぱいに浴びて、きらきらと輝くイメージから「もりのかがやき」と命名したそうだ。
 

 家に帰って早速食べてみた。実は新しいこともあるだろうが、とても硬くしまっている。妻は年寄りには困ると言ったが、香りがよく、味も甘くてよかった。妻もおいしいと言っていた。

 説明によると、果皮は黄色で陽光面の赤い着色や果面のさびの発生が少ないため、きれいな外観だ。果肉の歯ざわりが良く多汁で、糖度が高く、酸味が少ないので食味は極めて優れているとあった。
 

 糖度が15もあるそうだ。リンゴとしては甘い。また果実も大きく、400gぐらいあるという。最近は実の大きなリンゴが増えている。
 

 ツガルとガラの掛け合わせだそうで、登録されたのは、2009年だそうだが、今年初めて見た。開発したのは、農研機構 果樹研究所【所長 福元 將志】である。「もりのかがやき」は、主要品種「ふじ」より3週間程度早く収獲できる豊産性の中生品種だそうだ。
 

 黄色いリンゴは着色管理が不要で省力栽培に適することから、生産者の間では、葉摘みや玉回しなどの着色管理が不要な黄色品種への関心が高まっているそうだ。

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2019年11月19日 (火)

 開田高原、奈良井の宿バス旅行―②―

 開田高原の後、中山道の奈良井の宿に向かった。奈良井の宿は19号線を通るときいつも通過したが、中山道に残る江戸時代の街並みを見たことはなかったので、楽しみであった。奈良井へ行く19号線の両側の山はどこもかしこも見事な黄葉であった。 

 19号線に平行して奈良井川が流れ、その向こうにJR中央線が走り、その向こうに重要伝統的建造物保存地区の街並みがあった。説明のよると、奈良井の宿は木曽路の中でも最大の難所、鳥居峠の北に位置し、土豪奈良井氏が居館を構えていた。交通のかなめとなる宿として繁栄した。徳川家康によって 中山道の宿駅が定められ、幕府関係者など公用旅行者や参勤交代の大名通行のために人馬を常備し、要請に応じて提供したり、通信の業務を果たした。その街並みが住民の努力で保存されたので、昭和53年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。

 バスは手前の権兵衛橋を渡った駐車場に入り、バスを降りて街並みへ歩いて行った。一見して江戸時代に戻った雰囲気で、奈良井駅まで続く街並みであった。見物時間は70分ほどと短かったが、私はゆっくりと歩いて左右の建物を見て歩いた。表札に「○○屋」という屋号が付いていた。帰りに立ち寄った店の主人に尋ねたら、この辺りは職人が多く、屋号を付けていたが、ない家も屋号を付けるようにしたのだと言った。

 通りには観光客は少なかったが、外国人もちらほら歩いていた。彼らはどうやって知って来たのだろうと思った。両側の家は、土産物店の他に民宿や旅館も見られた。店は檜物細工、塗り物、塗り櫛、塗り箸などの木工製品が多かった。近世よりそれによって生計を立てていたのだ。木曽谷の住民に尾張藩より下賜された白木御免木6000駄中の1/4、1500駄が奈良井に充てられていて生産量は群を抜いていたのだそうだ。

 百草丸を売っている店も多く、百草丸本舗という店があったので、尋ねたら、創業者の出身地だそうだ。現在の会社は木曽福島の方にあるという。私も百草丸を愛用し旅行には携行している。よく効くと思っている。

 所々に、清水を飲めるところがあった。たいていは寺や神社の入り口であった。曹洞宗、臨済宗、本願寺の寺があった。木曽の大橋の近くまで行き渡ろうと思ったが、遠かったのでやめて引き返した。

 途中でソフトクリームを売っている店があり、「さるなしのソフトクリーム」としてあった。その店に入りソフトクリームを食べた。1個300円であった。「さるなし」というのはどういう植物かと聞いたら、キウイの元祖で、日本や中国にある「さるなし」という果物が、ニュージーランドに行ってキウイになったのだという。初めて知った。「さるなし」は日本に今もあるが、最近では野生は少なく、栽培していると言っていた。

 「そば茶」というのを売っていたので、珍しいので買った。蕎麦で作ったのだそうだ。帰宅してそば茶を飲んだら香りがつよく独特の味わいがあった。蕎麦の実も食べられ健康にもよいと感じた。

 時間があれば中村屋などの建物の中に入って見学したかったが、できなかったのが残念であった。奈良井の宿に行くまでに有名な南木曽の街並み保存地区があるが、奈良井の宿もそれに劣らぬよい景観であった。

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2019年11月18日 (月)

開田高原、奈良井の宿バス旅行―①―

 12日にvita主催の恒例のバス旅行に参加した。今回の目的地は木曽の開田高原と奈良井の宿であった。朝、8時に出発した。名古屋から東名、中央道を通って、中津川から国道19号線に下りて開田まで走った。19号線は車があったころよく走ったが、久しぶりであった。見覚えのある風景が懐かしかった。

 開田高原には40年ぐらい前に、教育の勉強会の夏の合宿でよく行ったが、その時は一番奥の西野であった。今回は手前の開田高原観光案内所などがある末川へ行った。11時過ぎに昼食を摂る「つたや季(とき)の宿 風里(かざり)」という変わった名の旅館へ着いた。木でできた旅館でテーブルなど木でできた和食のレストランでの食事であった。

 特別に注文したコース料理で、残念ながらお品書きはなかったが、写真のような料理が出た。レンコンを摺って作ったものとか、サツマイモをもとに作った小さなサツマイモとか、紙に包んで焼いた地元の鱒とか、いろいろと手の込んだ料理が出た。メインは飛騨牛をテーブル鍋で煮るもので、野菜が何種類も入っていて汁がとてもおいしくなった。

 刺身やサラダにかけるソースも凝った手作りのものであった。ご飯は炊きこみご飯で、デザートはブドウやブルーベリーなどを少しずつ盛り合わせてあった。

 こんな山奥のところに、和食を提供する素敵な料理屋があるのは意外であった。

 宿からは正面に御嶽が望まれた。残念ながら頂上付近には雲があってはっきりとは見えなかった。昼食後は外に出て散策をした。紅葉というか一面黄葉であった。宿の人に聞いたら、白樺やダケカンバ、カラマツなどだそうだ。今年の紅葉は気温の関係で10日ほど遅かったが、そのおかげで今紅葉が真っ盛りでよかったと言っていた。散策する道筋にも黄葉した白樺がたくさんあった。

 近くには木曽馬の里があったが、時間がないので見に行けなかったのが残念であった。木曽福島からバスはあるようだが、車がないと行きにくいところであった。天気に恵まれて、御嶽や全山黄葉を見ることができてよかった。

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2019年11月17日 (日)

大嘗祭公費支出に疑問

 14日夜に天皇即位に伴う皇室行事「大嘗祭」の中核儀式「大嘗宮の儀」が行われた。皇居・東御苑に建てられた祭場「大嘗宮」は、この儀式のためだけに建てられたもので、すぐに取り壊されるのだ。大嘗祭の費用は24億4000万円にものぼる巨費だ。それが公費支出される。

 これに関して秋篠宮は「宗教色の強いものを国費で賄うことが適当かどうか」と以前記者会見で述べられたが、その通りだと思う。しかし、まともに検討された節はない。平成天皇の退位に伴うものなので、十分に検討をする時間があったのに、政府や宮内庁は議論をしなかったようだ。

 朝日新聞によると、新たに即位した天皇が、皇祖神とされる天照大神と全ての神々に新穀を供え、自らも食して国家の安寧と五穀豊穣を祈る一世一代の儀式だ。大嘗宮は大小30余からなる建物があるという。これは完全に神道の儀式である。憲法によれば特定の宗教に国家や公務員がかかわってはならないのだが、政府は解釈によって国費支出を決め、祭殿の建築等に公務員が関わった。

 儀式は伊勢神宮の方角に向かって行われたようだが、それならすぐ取り壊す祭場を建てずに、伊勢神宮で行えばよかったのだ。また、儀式は参列者も見ることはできず、大嘗宮の内部は公開されない。それは「雲の上」のものとして神秘なものであることを強調するためだ。

 国費を使うのに、国民主権を明記し、民主主義憲法のもとで隠した形で行われるのはどうかと思う。戦後2回大嘗祭が行われたが、この儀式によって天皇の神格化への道がつけられたと思うのは私だけか。

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2019年11月16日 (土)

私物化された「桜を見る会」

 政府が税金、5千数百万円を使って、新宿御苑で開いてきた「桜を見る会」を来年度は中止すると発表した。70年間続いてきた会を突如中止することにしたのは、首相が追い詰められたことを認めたからだ。

 税金を使って、行われる「桜を見る会」は年々招待者の数が増え、今年は1万8200人だった。「茶菓を接待する」とされていたが、バラ寿司や焼き鳥など豊富にあり、酒などの飲み物も飲み放題であった。落語にある長屋の花見は、たくあんを肴にお茶を酒に見立てて花見をするというものであるが、それとは真逆の花見である。八さん、熊さんなどが見たら目玉が飛び出るほど驚くであろう。

 この「桜を見る会」に招待されることは勲章のような「誉」であったに違いない。だから招待されたし、招待したいということで、招待者が増えていくのだ。

 招待状は複数の議員や議員秘書は、役職ごとに「招待枠」があった。党三役には100枚のようにくばられたという。10枚単位の招待状が必要な議員は、幹事長や国対委員長にお願いし、それでも確保できない場合は首相官邸に泣きつくのだ。秀吉の醍醐の花見は権力者が威勢を示し、恩に着せる狙いであったが、「桜を見る会」もそれと同じものだと言える。

 中でも首相の招待者数は突出し、850人いたと言われる。10m歩いたら山口県人に出会うと片山さつき議員が言ったそうだ。その圧倒的多数の山口県人は、首相の事務所が取りまとめをしていたことが、朝日新聞によってばれたのだ。「桜を見る会」を日程に組み込んだ観光ツアーを案内する文書が、安倍晋三事務所名で、地元有権者に送られたのだ。これについてはNHKニュースでも文書を取り上げていた。

 これは明らかに公職選挙法違反である。しかも税金を使っての政府主催の会に、自民党議員の後援者を優先的に招待し、選挙に有利にしようというのだ。まさに「私物化」である。安倍首相ほどの人なら850人も招待しなくても、ゆうゆう当選できるのだ。吉田松陰が泣くぜと言いたい。

 先にも書いたように、中止をしたのは、政権に影響が出るのを防ぎたいからである。野党やメディアにはこれからも徹底的に首相を追及して内閣総辞職に追い込んでもらいたい。

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2019年11月15日 (金)

香港警察の殺人弾圧はひどい

 香港の警察は11日、デモを鎮圧するために、至近距離で参加者に発砲した。その様子はNHKのテレビニュースで放送されたので見たが、目の前にいる武器を持っていない素手の学生に、発砲をした様子がはっきりと映っていた。その映像を見てぞっとした。以前NHKテレビで、戦時中中国で兵士が上官に、目の前の中国人を撃つように言われたが撃てなかったと言っていた。それが普通の人間の感覚である。敵兵でも無抵抗の状態の者を撃つなどということは、よほどのことでない限りできるはずがない。

 香港の警官は同胞に対して発砲したのだが、仮にいくらデモが憎いと思っていたとしても、撃てないのが人間だ。それなのに撃ったのだ。撃たれた学生は重体だという。

 同様の発砲事件は、他の地域でも起きていたそうだ。また、テレビニュースでは、警察のバイクがデモ隊に突っ込み、逃げ回るのを追いかけている様子が映っていた。バイクで引き倒しているのだから重大犯罪である。以前日本の上野で自動車で人の群れに突っ込んで殺したり、重傷を負わせる事件があったが、それと同じことを警官がやったのだ。

 林鄭香港行政府長官は「正当防衛」だとする警察を擁護した。信じられないことである。習近平中国国家主席が林鄭長官に厳しく取り締まるようにと言ったので実行したようだが、警察は何をやっても罪に問われないという社会は独裁弾圧国家であり、ファシズムそのものである。

 香港の人たちはデモに関心がなかった人たちも怒りを持ったと言われるが、人間なら当然のことである。香港の学生や若い人たちなどのエネルギーに感心しているが、抵抗をするなら破壊などはやってはいけない。ガンジーのように無抵抗の抵抗が望ましいと思う。静かに整然と反対の意思を表明するのが良いと思う。

 

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2019年11月14日 (木)

老後は無くなるのか

 10日の朝日新聞一面トップ記事の見出しは「71歳働くしかない」サブタイトルが「生活困窮しハローワークへ『選べる仕事ない』」であった。

 安倍首相は10月4日の臨時国会冒頭の所信表明演説で「65歳を超えて働きたい。8割の方がそう願っておられます」と述べた。それに対し、ネットでは「働かなきゃ食えないのだ」「働きたいじゃなくて、働かざるを得ないだよ」などという反応が出たそうだが、私もそう思う。安倍首相の認識は甘すぎるというべきだ。

 厚生労働省によると、2018年にハローワークで新たに登録した65歳以上の求職者は約54万人。208年には約23万人であったから、2.3倍になった。年々増える傾向にあるという。

 また、労働政策研究・研修気候の調査で「60代が働いた最も主要な理由」は「経済上の理由」が最も多く、約58%もあったという。

 そんな状況の中で、仕事を探しても見つかるのは警備員ぐらいだそうだ。警察庁によると、警備員として働く人は約55万人、60歳以上の割合は44%、70歳以上は13%に上る。警備員の仕事は大変で、豪雨や炎天下でも立ちっぱなしで働かねばならない。それでも働く場所があるのは救いだという。

 街で80歳以上に見える高齢の女性の警備員を見かけ、驚いたことがある。きっと生活が困窮しているのだろうと想像した。警備員でも、私が行く八百鮮スーパーの警備員は決まった仕事で、車を車庫に誘導するだけで、楽だからか同じ人がずっと務めている。そんなのは滅多にないだろうと思う。

 朝日新聞記事のテーマは「高齢になっても働くのが当たり前―—。そんな時代の足音がひたひたと聞こえる。定年や年金受給がどんどん後にずれ、私たちから『老後』という時間が消えていくのか。『老後レス時代』をっ考える」と書いてある。

 私の祖父は昭和の初めに退職したが、40歳台であった。退職して隠居生活をして趣味などでのんびり過ごすつもりであったと言っていた。父は定年が50歳で、その後は第二の職を見つけて10年ほど働いた。その後は恩給でくらしたが、母はいつも「お父ちゃんには長生きをしてもらわないと」と言っていた。私は60歳定年で、以後は年金生活で生きてきた。年金は少ないが物価が上がらなかったのがよかった。ただ、金利が下がる一方でゼロ金利になったのが生活を痛撃している。

 現代では「隠居」などというのは死語となってしまった。落語の中で「ご隠居さん」が出てくるぐらいである。2000万円がなくても、老後を憂いなく過ごせる、政治家にはそんな世の中を作ってもらいたいと思うのだが、自民党・公明党政権では逆の方向に行くばかりだ。

 

 

 

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2019年11月13日 (水)

首相にあるまじき行為、安倍首相の野次

 6日の衆院予算委員会で、行政府の最高責任者の安倍晋三首相が、またも閣僚席から国会議員にヤジを飛ばしたのだ。立憲民主党などの会派に所属する今井雅人氏の質問中に発せられた。 加計学園問題を巡り、文部科学省が公表した文書に萩生田光一文科相が登場することから、萩生田氏に経緯を問う今井氏に、閣僚席の首相が「あなたが(文書を)作ったんじゃないの」とヤジった。

 また、安倍晋三首相が8日の参院予算委員会で、質問する立憲民主党の杉尾秀哉氏を指さしながらやじを飛ばしたとして、杉尾氏が抗議する一幕があった。杉尾氏によると、放送局に電波停止を命じる可能性に言及した2016年の高市早苗総務相発言について質問した際、首相が自席から杉尾氏を指さして「共産党」とやじった。金子原二郎参院予算委員長が「不規則発言は厳に慎んでほしい」と注意した。

 これらの安倍首相の野次については、10日のサンデーモーニングで知ったが、唖然としてしまった。特に、指をさして「共産党」と言ったというのには恐ろしさを感じた。「共産党」=「アカ」であり、戦前から戦後もずっと使われてきた忌わしい言葉である。自由主義的な観点からの発言や行動に対してでも「共産党」、「アカ」は国民に恐怖を与えるものであった。

 共産党は合法的な政党として国会にも議席を持っているれっきとした政党である。それを貶めるような治安維持法時代と同じ使い方をしたのだ。相手の議員は立憲民主党である。立憲民主党も共産党と同じ「アカ」だと決めつけたのだ。

 三権分立の行政の長が、立法の国会でヤジる行為はあってはならないことだ。単に品がないとか低劣だとかだけの問題ではなく、立法府を馬鹿にしたものである。首相たるも者は言論で議論をすべきである。その上「共産党」と指を差してまで言ったのは絶対に許してはならないことである。

 安倍首相のこれまでの野次で記憶に残るのは、

 ●「日教組は(献金を)やっているよ」(2015年2月19日、衆院予算委。砂糖業界からの農相への献金問題を追及されて。

  後日、事実誤認として謝罪)

 ●「早く質問しろよ」(同年5月28日、衆院特別委で)

 ●「まあいいじゃん。そういうことは」(同年8月21日、参院特別委で。閣僚答弁の誤りを指摘されて)

 ●「反論させろよ、いいかげんなことばかり言うんじゃないよ」(17年6月5日、衆院決算行政監視委で。加計学園問題をめ

  ぐる質問に)

 実は、今年だけでも26回の不規則発言をしているという。国会会議録を調べてみると、今年だけでも、話題にならなかった「口撃」を含め、少なくとも13の会議・委員会で26回のヤジなど不規則発言が記録されていたというのだ。どれも質問者の質問中に閣僚席から発したものだという。

 こんなことを許している国会も、非難しないマスメディアも、何をしているのかと言いたい。メディアは厳しく批判すべきである。

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2019年11月12日 (火)

キャッシュレス

 9日の朝日新聞に「競技場もキャッシュレス」という記事があった。イギリスの例を挙げて、交通機関での利用はもちろん、一部のカフェすら現金払いを受け付けないなど、日常生活に浸透しているとあり、スタジアムでも現金離れが進んでいると書いてあった。

 中国はキャッシュレスの先進国として有名で、現金は持ち歩かないらしい。日本でもキャッシュレスが進行中だという。私は現金を持ち歩いているが、カード払いができるカードも持っている。一番よく使うのは、イオンのワオンカードである。日常の買い物はイオン系列の店ですることが多いので、ワオンを使っているのだ。妻はいまだにワオンを信用していないが。

 現金をチャージしておけば自動的にワオンに降りてくる。カードにチャージする金額は1万円とし、1回に5000円ずつワオンに落ちるようにしている。

 その他に、名古屋市の敬老パスマナカも現金をチャージしておけば、名鉄や近鉄だけでなく、東京や大阪へ行った時も使えるので重宝している。電車だけでなくバスでも使えるのだ。自販機でも使えるそうだが自販機は利用しないので使わない。一部の店舗ではマナカで支払いができるところもあるようだ。

 その他にAu Walletも持っている。マツモトキヨシで買い物をしたときによく使う。Au代金などをじぶん銀行で支払っているので、Walletにポイントが入るのを現金化している。

 私が使っているのは、すべてプリペイドカードである。銀行からの引き落としはクレジットカードだけである。クレジットカードは一つを決めて使ている。銀行引き落としなので不正に使われるのが怖いのと、ポイントが付くからである。

 今日、妹がPAYPAYのアプリを入れたが、分からないところがあると言って聞きにきた。私はPAYPAYは使っていないので知識はないが、試行錯誤で設定をした。妹がもらったチラシには2分でやれると書いてあったし、妹もチラシを貰うとき、2分でやれると言われたそうだ。しかし、やってみて分からないことが多くて、1時間余りかかってしまった。

 キャッシュレス化をするには、使いやすく、安全であることが大事だ。今のところPAYPAYは使う気にはならない。

 

 

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2019年11月11日 (月)

フィッシング詐欺ショートメール来る

 7日の午前にスーパーに買い物に行っていたら、ショートメールが入った。メッセージは、次のようであった。

 「お客様宛にお荷物のお届けに上がりましたが不在のため持ち帰りました。下記よりご確認ください。http://s.s567s.top]0」

 宅急便が配達されたが留守で届けられなかったのだと思った。でも、家には妻がいるのに、妻は庭にでも出ていたのかと思った。URLを開いたらAppleのIDを記入するようになっていた。IDは覚えていないので帰宅してからやることにした。

 家に帰っててしばらくして、ショートメールのことを思い出した。URLをタップすると大きな字で「APPLE ID」というタイトルがあって、IDを記入するところがあった。そこでIDを調べて記入をした。下にこのIDを記憶させますかというところがあったのでチェックを入れた。そこまでやって、「待てよおかしいな。AppleのIDを記入させるなんて?」と思い、すぐに取り消しをした。

 そして確認のため、Appleサポートに電話をした。サポートにいきさつを伝えると、IDを盗もうとしているのだろうと言った。送信をしていなかったからよかったと思うが、記入した時点で取られたかも知れないと言った。

 メッセージには送信者が付いてなかったが、電話番号が付いていることを教えてもらった。個人の携帯番号であった。その番号を拒否にしたが、番号を変えてまたショートメールが送られて来るかもしれないと言っていた。

 宅配便の不在の時はいつもメモが入っているのだが、この時はそのことに思いが至らず、ショートメールで知らせてきたと思い込んでしまったのであった。自分のうかつさに思い知らされた。

 フィッシング詐欺をする連中は、あの手この手で引っ掛けようとし、私のようにウッカリ引っかかるのをカモにしているのだ。NHKでは毎日特殊詐欺の注意を喚起しているがそれでもやられてしまうのだ。くわばら、くわばら。

 

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2019年11月10日 (日)

セミの抜け殻のオブジェ

 我が家の小さな庭で、夏になると地面に穴が開き、セミの幼虫が出てきて、近くの木に登り、セミとなって飛んでいく。小さな庭だが、なぜかたくさんのセミの穴ができる。

 セミの幼虫は、木に登ると葉っぱの先などにくっついて殻を脱ぎセミになる。セミの抜け殻は足でとてもしっかりと葉っぱにくっついている。ちっとやそっとの風では落ちない。今でも木のあちこちに抜け殻が残っている。

 妻は、セミの抜け殻を集めて、庭の赤い実の植物をとって、花瓶に挿してオブジェにした。こうして見るとなかなかいいものである。セミの抜け殻はこれまでは自然になくなるまで放ってあったが、こういう活用法もあったのかと感心した。

 セミの抜け殻を、家に来た知人の子どもたちにあげると言ったら、「いやだ」と言った。また、クラブへ持っていて見せたら、やはり「嫌だ」と言って嫌われた。私は抜け殻はいいものだと思うのだが、世間の人はそうは思わないようだ。

 セミの抜け殻オブジェ、素敵でしょう?

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2019年11月 9日 (土)

首相の口先答弁

 第4次安倍内閣で二人の大臣が辞任したことに関して、このブログでは「安倍首相はいささかの痛痒も感じていない」と指摘した。6日の衆議院予算委員会の集中審議で、菅原一秀経済産業相と河井克行法務相の辞任について首相の任命責任を追及された。

 立憲民主党の大串氏は「実際、何を責任として取るのか。はなはだ怪しい」と述べ、第2次安倍政権の発足いらい「失言などで辞任した閣僚は9人」と指摘し、首相がどう責任を取ったのか明確にせよと迫った。他の野党も任命責任の取り方をただしたが、首相は「責任を痛感している」と答え、責任の取り方については「国政を前に進めることで責任を果たす」といつもの答弁を繰り返しただけであった。

 言わずもがなの無責任答弁であった。「国政を前に進める」のは首相として当然のことであり、責任をとることにはならない。2012年の政権復帰以来では10人もの大臣が辞任をしているのだ。もし、本当に責任を感じて対処していたなら、かくも多数の大臣辞任にはならなかったはずだ。

 辞任するたびに、「任命責任はわたしにあります」と謝罪し「責任を痛感している」と言って済ませてきたのだ。国会での答弁として鴻毛のごとき軽い発言である。いささかの痛痒も感じていない。「喉元過ぎれば・・・」である。

 こういう首相が6年余りも政権を維持できているのは、対抗勢力が国会に少ないからである。それは選んだ側の責任でもあると言いたいが、小選挙区制のトリックで、実際は得票では過半数に遥か及ばないのに、議席数で過半数以上を獲得できるからである。

 いつまで悪夢が続くのか。いい加減にしてほしい。

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2019年11月 8日 (金)

「空腹にまずいものなし」のメカニズムが解明されたという

 5日の朝日新聞に「空腹にまずいものなし」解明という記事が載った。生理学研究所の中島健一郎准教授らのグループが、空腹時に味覚を調節する神経系をマウスの脳内で発見したというのだ。

 空腹時に味の感じ方や好みが変わるのは知られていたが、その仕組みはわかっていなかったという。研究グループは、脳の中枢にある「AgRP神経」が空腹時に活性化し、食欲をわかせる仕組みに着目した。そして、ヒトと味覚の感覚が近いマウスを使って、この神経が味覚にどう影響しているかを調べた。

 その結果、脳内の「外側中隔核」と「外側手綱核」につながる神経が、それぞれ味覚の調節役になっていることが分かったという。中隔核は不安感に、手綱核は嫌悪感にかかわる中枢神経としてい知られている。空腹でその働きが抑制されることで、中隔核が甘味に対する嗜好性を上昇させ、手綱核が苦味の感受性を低下させているという。

 脳の中の働きで、腹が減っていればまずい物でも抵抗感なく食べられる仕組みを持っているというのは、素晴らしいことだ。中島准教授は「進化の過程で、飢餓状態の時に効率的にエネルギーを摂取し、多少悪くなった食べ物でも妥協して食べられるように味覚を変化させるメカニズムが引き継がれてきたのではないか」と説明している。その通りだろう。

 今は飽食の時代で、金さえあれば食べ物は手に入る。おいしいと感じるものをより分けて食べている。戦時中、戦後の食糧難の時代には、食べられるものなら何でもよかった。サツマイモやダイコンが主食であったが、それさえ僅かな量しか与えられなかった。いつも空腹であったから何でも食べられた。生きていくために脳内で調節をしてくれていたのだ。

 マウスによる実験で解明されたというが、おそらくどんな動物の脳にも同様の仕組みがあるのだと思う。野生の動物の場合は食料を手に入れるのが一苦労だから、この仕組みが発達しているはずだ。

 私は1日2食で、夕食とブランチの間は15時間あまり、ブランチと夕食の間は8時間ぐらいある。空腹の時間が長いわけだが、こういうときにもこの脳内のメカニズムは働くのであろうか。腹が減っていると確かに「食べたい」という欲求が高まる。それがメカニズムが働いているサインなのだろう。

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2019年11月 7日 (木)

いい加減であった「英語民間試験活用」

 2020年度から始まる大学入学共通テストで、英語民間試験の活用が見送られた。萩生田文科相の「身の丈」発言が引き金になって中止になったと言われている。「身の丈」発言は文科相という当局のトップがする発言でないことは当然だが、この発言を引き出したのは、そもそも英語民間試験の活用について指摘されていた問題点の一つからである。

 NHKニュースでは、有識者会議のメンバーからいくつかの問題点が指摘されていたと言っていた。経済的格差による不平等もその一つで、それについて萩生田文科相が不用意に「身の丈」でやればよいと言ったのであった。その他にもテスト会場の問題など、何度も指摘されていたのに、そのまま実施することにしてしまったのだ。

 しかも、有識者会議の議事録が作られていないという。以前に森友学園問題で財務省の議事録改ざん問題が発生したので、それ以後議事録そのものを作らなくなったのかもしれないが、とんでもないことである。どんな会議でも議事録は作られるのが当たり前のことだ。

 有識者会議というのは何のためにあるのかしらないが、単なる諮問機関で、いわば隠れ蓑なのかもしれない。だから、「有識者のご意見を聞きました。問題はないので実施します」となったのだろう。

 突然中止になったので、今度は高等学校の方から「これまで準備してきた子どもたちはどうなるのだ」と困惑の声が上がっている。また、民間試験の方からも、会場の設営など準備をしてきたのにどうしてくれるのかと怒りの声が上がっている。民間試験の活用をすると予定していた大学側も対応を迫られている。

 実施すれば実施したで、中止すれば中止したで、多くの問題点が浮かび上がり、混乱させている原因は、文科省の拙速の英語民間試験活用決定にあったことは明白である。萩生田文科相は「身の丈」発言も含めて辞任すべきであろう。

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2019年11月 6日 (水)

憲法公布73周年 憲法9条を守ろう 2019愛知県民のつどい

 11月3日に「憲法公布73周年 2019愛知県民のつどい」が名古屋市公会堂で開かれた。チラシに入場券はローソンなどで買えると書いてあったので、ローソンで買ったら手数料を110円取られた。当日券を会場で買うと1000円なので、手数料分高くついた。チラシにコンビニで買うと手数料がかかると書いておいてほしかった。

 開場の12時少し前に公会堂へ行くと、長い列ができていた。2階に上がってステージが見下ろせる席を取った。続々と人が入ってきた。この日の講演者は姜尚中東大名誉教授なのでどんな話をされるか楽しみであった。

 開会あいさつの後、第一部はアトラクションであった。姜尚中先生は1階の最前列に座っておられるのが見られた。アトラクションは2つあり、最初は「PEACE 9 in 愛知合唱団」で、「約束のうた」「子どもの大空」「私を褒めてください」の三曲が歌われた。どれも平和や憲法や子どもの幸せを歌う良い曲であった。ジェームス三木作詞、きたがわてつ作曲の「私を褒めてください」は憲法が主人公のメッセージソングであった。最後に詩を載せて置く。

 合唱の次は「中部フィル楽団員による木管五重奏と歌」で、サウンド・オブ・ミュージックメドレー」であった。歌手の吉田友紀さんが木管楽器を説明し、それぞれの音を聞かせた。サウンド・オブ・ミュージックは吉田さんがあらすじを紹介ながら歌を歌った。木管五重奏を聴くのは初めてであったが、とても良い試みであった。

 休憩の後14時25分から姜尚中先生の講演が始まった。現在の日韓の対立した状況や日韓の関係を日露戦争にまで遡って話された。日露戦争は朝鮮半島支配をめぐる日露の戦いであったこと。朝鮮が日本に併合されて植民地としての苦難が始まったこと、植民地にされた朝鮮の苦しみは分かってもらえないだろうと言った。姜尚中先生は朝鮮戦争の年に生まれたそうだ。まだ朝鮮戦争は終わっていないと言われた。

 日本には150万人~200万人の在日の人たちがいる。その人たちは日韓基本条約ができるまで朝鮮半島に行くことができなかった。この条約によって日本から韓国に支払われて金は賠償金ではなく、当時の朴軍事政権への祝い金であったと述べた。韓国は安全保障は米国によって、経済発展は日本に頼ることになった。

 姜尚中先生は金大中氏と親しかったそうで、彼の思想を何度も話された。民主主義は血で達成すると言ったそうだ。軍事政権から民主主義を勝ち取るために多くの犠牲があったということだ。2000年に金大中氏が北朝鮮を訪問南北融和が図られるかにみえた。

 戦争体験が戦後日本を支えたと話されたが、それは確かにそうだが、あの忌まわしい戦争時代への反省は不十分だと私は思っている

 南北問題は外交によって解決すべきだと話した。現状のパワーバランスを維持したいのは日本、変えたいのは韓国だという。ナショナリズムを超えて、Peace makingをしなければならない。姜尚中先生はトランプ米大統領が北朝鮮と対話したことを評価した。中国封じ込めは新しい冷戦になるとし、日本、米国、ロシア、中国、韓国、北朝鮮の6か国で北アジアにこれまでと違う平和の枠組みをつくり、アジアの安定を目指すべきだという。

 姜尚中先生は南北朝鮮が統一し安心して暮らせることを夢見てその早期実現を目指して思索をしておられると受け止めた。

     わたしを褒めてください

      【作詞】ジェームス三木
      【作曲】きたがわてつ
   この世に生まれて 60年
   わき目もふらず はたらきました
   あれから日本は 戦争を
   一度もおこして おりません
   あれから日本は 外国人を
   一人も殺して おりません
   なんてすてきな 国際貢献
   どうかわたしを 褒めてください
   この世に生まれて 60年
   わたしはまだまだ 役に立ちます
   百年わたしが 生きたなら
   世界はきっと 気づくでしょう
   日本の憲法 第九条が
   みんなの夢であることを
   どうかわたしを 守ってください
   おはらいばこに しないでください
   
   そらから爆弾 おとしますか
   それとも愛を 信じますか
   決断するのは 日本国民
   主権を持った あなたです
   どうかわたしを 守ってください
   おはらいばこに しないでください
   なんてすてきな 国際貢献
   どうかわたしを 褒めてください

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2019年11月 5日 (火)

「30年度国語に関する世論調査」を覗いてみた

 30日の朝日新聞に文化庁が行った「国語に関する世論調査」について載った。新聞では、言葉の本来の意味と異なった使われ方が広がっているとして、「広がる言葉の異味」というタイトルをつけてあった。 もう少し詳しく知りたいと思って検索をして、文化庁の発表を見た。

 調査をした単語は「どちらの意味だと思うか」という質問で、正誤二つの意味を並べて、「憮然」「砂をかむよう」「御の字」の3語について調べたものであった。「憮然」は「腹を立てている様子(56.7%)」、「砂をかむよう」は「悔しくてたまらない様子(56.9%%)」、「御の字」は「一応納得できる(49.9%)」というように間違った使い方が多かった。

 また、「どちらの言い方をつかうか」という質問で、「自分の言い方に、嘘偽りがないことを固く約束するさま」の答えに誤答の「天地天命に誓う」が53%もあり、正しい「天地神明」は32%であった。この項目も、3問出されていた。「舌の根の乾かぬうちに」は60&の正解。「論陣を張る」は29.5%で、間違いの「論戦を張る」が44%もあった。

 考えてみれば、普段の生活で 「論陣」は別として、こうした言葉を使うことがなかったり、目にすることがないからであろう。

 言葉のかきかたとしてどちらが良いと思うかという項目では、「できる」より「出来る」、「ごみ」より「ゴミ」、「けが」より「ケガ」、「踏み切り」より「踏切」がよいというのが多かったのは面白い。カタカナで表記する方が強調感があるからであろう。

 「漢字の表記についてどう感じるか」という質問では、「絆を深める」「手を叩く」「癌を取り除く」の3例とも絆、叩く,癌が良いとなっていた。特に「絆」は90%の支持があった。東日本大地震以来、災害続きで「絆」の大切さが浸透したのであろう。「癌」については私も漢字の方がいかにも悪い腫瘍の感じがして好きである。

 余談だが、NHK「シブ5時」で女性アナウンサーが「好々爺(コウコウヤ)」を「コウコウジイ」と言っていた。国語世論調査では読み方の調査もすると思うのだが、今回はなかったようだ。

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2019年11月 4日 (月)

大手紙はどうした?「文春」だけが頑張っている!

 前回の菅原経産相の辞職に続いて、わずか1週間で、今度は河井克行法相が辞任をした。週刊文春に、7月の参議院選挙で初当選した妻の河井案里氏が、公職選挙法の規定を超える報酬を運動員に支払ったとする疑惑が報じられたからだ。河井氏は否定をしたが誰もがすることである。

 安倍総理は例によって「任命したのはわたしだ。その責任を痛感している。国民の皆様に深く心からお詫びを申し上げたい」と型通りの謝罪をした。内閣が発足してすぐに2人も大臣が辞職するということはあってはならないことだ。しかも、一人は経産相、もう一人は法相という重要閣僚である。もし国会で絶対多数でなければただでは済まないはずだ。それが口先だけの謝罪で済んでしまうのは数の上に胡坐をかいているからだ。

 大臣二人を辞任に追い込んだのは、「週刊文春」だが、情けないのは全国的大手の新聞だ。権力を監視するのが大手新聞の役割の筈だ。それを完全に放棄してしまっているとしか思えない。政府広報紙の読売新聞や産経新聞には期待をしないが、朝日、毎日などはどうしたのかと言いたい。本来なら、大手紙のやるべきことであったのだ。

 朝日新聞は一部週刊誌などから叩かれているので、鳴りを潜めているのだろうか。大手メディアが黙ったとき、権力の思いのままということになる。僅かに週刊文春が頑張っているので救われる思いである。

 大手紙には権力監視をしっかりとやるようにしてもらいたい。そうでなければ、ただでさえ新聞離れが言われる今日、ますます見放されるであろう。

 

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2019年11月 3日 (日)

米テレビ局に逆らえないIOCのごり押し

 安倍総理が「福島原発は完全にコントロールされている」とウソをついて、滝川クリステル氏が「オモテナシ」で名を売った東京オリンピック。2020東京オリンピック招致時点の立候補ファイルでは、国民の負担を軽減する為に、既存の施設を活用して「世界一コンパクトな五輪」「世界一カネのかからない五輪」とされていた。そしてIOCに提出した立候補ファイルには、大会経費として8,299億円と予算提示されていた。

 それが 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の現時点における予算は、会計検査院の調査結果から、3兆円を超えると予想されている。 なんとしても東京にオリンピックをということで、でたらめな予算を見積もったといわれている。

 「世界一金ががかからない五輪」どころか史上最高の金をかけた五輪となる。それほど巨額の金を使いながら、今回のマラソンと競歩の札幌開催については、IOCの前に小池知事が「合意無き決定」と皮肉ってIOCに屈した。IOCは最終的な決定権を持っているので、言いなりになるしかないのだ。

 IOCが東京オリンピック開催を7月15日~8月31日と求めていたのは、巨額の放映権料を払う米テレビ局に配慮したのだ。秋にすると欧米の人気スポーツのシーズンと重なるからだ。日本も巨額の金を出し、開催のすべてに気を配って最高のオリンピックにしようとがんばっているのに、米国のテレビ局の方が影響力が強いというのは納得できない。

 もともと一番熱い夏にオリンピックをやるというのが無茶な話であったのだ。責任は全てIOCにある。開催時期についてはこれまでも米国テレビ局優先で、米国民が都合の良い時間に見られるようにされるため、日本などアジアノ国では夜中とか早朝などに放送されることが多かった。

 オリンピックは世界的なスポーツの祭典である。放映権料に左右されてはならない。選手のことを考えて気候の良い時期に開催するべきである。またIOCが専横するのではなく、開催国にも決定権を与えるべきである。

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2019年11月 2日 (土)

やはり差別主張グループだった

 27日に女声コーラス「コールAI」のコンサートを聴きに「ウイルあいち」へ行ったとき、入り口前で「2階セミナールルーム6の企画主催者は日本第一党という差別団体です。在日コリアンの方々を標的としたヘイトスピーチや嫌がらせの写真撮影を行います。ご注意ください」という紙きれを配っている人たちがいたということを書いた。警官まで出て衝突に対処していて気味が悪かった。

 31日の朝日新聞朝刊にこのことを取り上げてあった。催しは「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の元会長が「党首」の政治団体が開いたものだったのだ。「犯罪はいつも朝鮮人」と書かれたカルタの読み札など、在日コリアンへの憎悪を煽る内容のものが展示されたという。

 これについて、愛知県の大村知事は29日の記者会見で、「反移民」などを掲げる政治団体が愛知県の施設「ウイルあいち」で開いた催しについて、催しの展示内容が「明確にヘイトスピーチに当たる」とし、施設側が当日に催しを中止させなかったのは「不適切」と述べた。

 こういう団体の催しに公共の施設が借りられることについて、抗議団体の紙切れをもらったとき、不思議に感じた。ウルトラ右翼の団体は簡単に借りられるのかと思ったのだ。というのはこれまで日本各地で憲法9条を守る団体とかが公共施設を借りられないケースが起きていたからだ。憲法を守ることが現政権の方向とは異なるからと忖度して会場を貸さなかったのだ。これは全く間違っている。

 しかし、今回の場合は、明らかにコリアンに対する差別と敵対視であったから、知事の言う通りだ。表現の自由を守ることは大切だが、その是非をきちんと判断する基準を定めて厳正に対処すべきである。

 

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2019年11月 1日 (金)

中国の知人の展覧会とコメントに検閲

 中国人の知人李潔さんは元国語教師だが、退職後はずっと絵を描いている。油絵だけでなく伝統的な絵なども描かれるが、今回油絵作品を集めて個展を開いているた。「微信」という中国版LINEを通じて知らせが届いたのでコメントを送信した。彼女の絵は写実的で誰にでも鑑賞しやすいものである。下のURLをクリックしてほしい。フランスの印象派の絵を思わせるような作品である。

 コメントを送信したがなかなか表示されないので不思議に思っていたら、微信でコメントを認めるというメッセージが届いた。そして見ることができるようになった。それで中国では細かくチェックをしているらしいと知った。私のコメントは「フランスの印象派の絵のようですばらしい」という意味のことを中国語で送ったのであった。問題になるような政治的コメントではない。

 中国で微信は一番よくつかわれているネット通信だが、いちいち検閲されていてはたまったものではない。そういえば以前にき、中国の友人にメッセージを送ったとき、送信を拒否されたことがあった。ひょっとするとこのblogも検閲にひかかるかも知れない。

 下記のURLをクリックして絵を表示 


https://mp.weixin.qq.com/s/QxdNwzXpdD4wOhWvyHG8fg

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