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2019年10月 8日 (火)

映画「蜜蜂と遠雷」を見た

 先日映画「記憶にございません」を見に行った時、予告編で恩田陸の「蜜蜂と遠雷」が4日から上映されることを知った。小説の「蜜蜂と遠雷」は直木賞と本屋大賞のW受賞で有名で134万部以上売れている本だ。私も買って読んだが、分厚い本で芳ケ江国際音楽コンクールの4人のコンテスタントについて詳細に描かれている。

 感心したのは楽曲や演奏についての描写を言葉で行っていることで、当然と言えば当然なのだが言葉で音楽を描写することにかけてはこの小説に勝るものはないであろう。文字から音が聞こえるとまで言われたのもむべなるかなである。私のような音楽の才のない者には無理だが、才のある人には聞こえるに違いない。

 しかし、この作品を映像にすることは非常に困難であると思われていたという。恩田氏は「映画化の話があったとき、何という無謀な人たちだろうと思った」と言っている。それを監督の石川慶が脚本も手掛けて完成させたのだ。

 映画になったと知ったとき、ぜひ見てみたいと思った。一体どのようにして小説が描いたディーテールを映画で表現するのかに興味があったのだ。

 栄伝亜夜、高島明石、亜夜の幼友達マサル・カルロス・レヴィ・アナトール、風間塵の四人や審査委員長の嵯峨三枝子、審査員のナサニエル・シルバー・バーグなどにはそれぞれ物語があるのだが、映画ではほとんどカットされている。それは仕方がないことであろう。

 かつて天才少女と言われ、その将来を嘱望されるも、7年前、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜は、再起をかけ、自分の音を探しに、コンクールに挑む。

 そこで3人のコンテスタントと出会う。岩手の楽器店で働きながら、夢を諦めず、“生活者の音楽”を掲げ、年齢制限ギリギリで最後のコンクールに挑むサラリーマン奏者、高島明石。子供の頃、亜夜と共に亜夜の母親からピアノを学び、いまは名門ジュリアード音楽院に在学し、人気実力を兼ね備えた優勝大本命のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール。
もう一人、今は亡き“ピアノの神様”の推薦状を持ち、突如として現れた謎の少年、風間塵。彼は音の出ない板の鍵盤で練習していた。

 4人のコンテスタントの予選から本選までの心の動きを描いている。映画では亜夜と明石のピアノに対する思いが中心となっている。

 驚いたのは4人のピアノの演奏である。指の動きは代わりのピアニストを使うのかと思っていたら、俳優自身が演じているのだ。プロコフィエフの超絶技巧の演奏は2番をヒロシ、3番を亜夜がやるのだが、松岡茉優も森崎ウィンも見事に演じている。

 演奏はプロのピアニストのアテレコだが演奏の演技はどのようにして実現したのだろう。

 この映画は見る前に原作の小説を読んでおいた方がよいだろう。そうすれば映画で省略された部分もよくわかる。

 

 

 

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