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2019年10月27日 (日)

いささかの痛痒も感じないだろう、菅原経産相の辞任

 菅原経済産業相が、選挙区での寄付問題で辞任した。辞任理由は「国会の法案審議の停滞」と説明し、寄付問題については「今後事実関係を確認して説明責任を果たしたい」と述べただけで会見はたった4分で打ち切られたという。

 安倍首相は「任命責任は私にあり、こうした事態になってしまったことに対し、国民の皆様に深くお詫びを申し上げます」と謝罪したという。これまでにも似たような事例は稲田元防衛庁長官などいくつかあったが、のらりくらりと言い逃れてうやむやになってしまった。今回は逃げられないと見て観念して辞任したのだろうが、菅原氏については以前にも同様な疑惑が報じられたことがあるという。

 安倍首相は任命責任があると言ったが、閣僚に任命するまえの「身体検査」が不十分であったのではないか。それともこのくらいのことなら言い逃れができると高をくっていたのか。 

 安倍首相の謝罪は珍しいが、これも言っておけばことが大きくなることはないだろうという程度の軽い謝罪なのだ。これまでに森友問題、加計学園問題、財務省の問題、文科省の問題などいずれも誤魔化して済ませてきた。それは国会で絶対多数を握っている強さから来るものであった。野党勢力が弱く、国会で徹底して追及しきれないのを見越して、のらりくらりとやり過ごしてきたのだ。今回の問題も「これにて1件落着」で終わるのは目に見えている。安倍政権にとってはいささかの痛痒も感じていないのだ。

 安倍首相は民主党政権時代は悪の時代だったというが、安倍政権の6年余こそ、やりたい放題の悪の時代そのものではないか。心ある野党が力を合わせて、小異を捨てて大同に着き、悪の時代に終止符を打ってもらいたいものである。

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政治・経済」カテゴリの記事

コメント

菅原という議員が、「たたけばホコリが」どころか「たたかなくてもホコリだらけ」の、まさに札付きであることは前々から週刊誌などで取り上げられていました。
にもかかわらず、そのホコリをはらうどころか菅官房長官が大臣に推したのか、安倍首相もどういう魂胆なのか任命した。
それにしても、公職選挙法という法律に違反している可能性がある以上、大臣を辞めれば済むということにはなりません。
このところ徳井というタレントが、億単位の収入が毎年ありながら、のらりくらりと納税を怠っていたことが話題になっています。
しかし森友・加計問題でも、記録をさっさと廃棄し国会でも平然とウソの答弁をするという、公務員法に触れる可能性が大であったにもかかわらず誰もお縄にならなかったのですから、菅原という議員も違法にならずにうやむやになりかねません。
そうなれば、そのタレントのような、法律はのらりくらりと無視すればいいのだという老若男女が益々増えることでしょう。

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