ラグビー日本代表、「にわかファン」をつくった功績
22日の「天声人語」に、英国の新聞で「niwaka fans]と載り「新参者、時流に乗る人」との説明が付いたと書いてあった。これがきっかけで[niwaka」が英語になることはないだろうが、それほど日本人の「にわかラグビーファン」が注目されたということだ。かく申す私もその一人である。ワールドカップが始まって、テレビ中継を見て関心を持ったのだ。
史上初めて決勝トーナメントに行き、期待していたが南アフリカ代表に負けてしまった。前半は互角以上に闘っていたのに、後半に反則なども多く、押され続けて、結局トライを一つもできず敗退したのは残念であった。
しかし、一次リーグでは、ロシアに勝ち、当時世界一と言われてアイルランドに勝ち、サモアにも勝ち、強敵のスコットランドにも勝って4戦全勝で8強入りをしたのは見事であった。私たちが「にわかファン」になったのも勝ち続けたからであった。
当初、日本チームに半数の外国人がいることに多少違和感を感じたが、それも勝つごとに慣れていった。外国人選手も一体となって「ONE TEAM」となって闘った姿を見て、グローバル時代への扉を開けたと感じた。
ラグビーは、試合は別として、試合が終わればノーサイドで互いに相手を讃えあうというのもよかった。ルールは皆目分からなかったが、他の球技と違って、始終格闘技で点を取りあうというのも刺激的であった。それがにわかファンをつくったのかもしれない。
ラグビーの専門家の李氏が22日の朝日朝刊で、「ラグビーのルールは難しい」と書いている。やはり難しいのだ。「アドバンテージ」というのが分からなかったが、ラグビーの審判は反則の審判者ではなく、試合中に起きていることにルールをどう適応するかを任されているのだと知った。だからレフリーの判断で試合を止めたり続行してアドバンテージが生じるのだ。
ラインアウトについては5戦目にやっとわかったが、タックルとかモールについてはまだ分からない。でも、試合を楽しむことができた。李氏は「日本の国の何か新しい扉が開かれた気がしている」と述べている。同じフットボールのサッカーより遅れて、にわかラグビーファンがたくさんできたのは、ラグビー日本代表の最大の功績であった。
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