« 「健康長寿の方々の秋の長生き朝食」を見て | トップページ | AI技術顔認証便利だが怖い »

2019年10月30日 (水)

女声合唱団コールAIのコンサート

 10月27日に「女声合唱団 コールAI 第15回演奏会」がウイルあいちホールで開かれた。2か月ほど前に英会話クラブのKさんからチケットを貰っていたので楽しみにしていた。Kさんの奥さんがこの合唱団に所属しているのだと言った。私はこの合唱団のことは知らなかったが、創立30周年で、今回は特別企画のコンサートだそうだ。指揮は中村貴志氏、ピアノは重左恵里氏。

 開場時刻10分前ぐらいにウイルあいちに着いたが、入り口のところでチラシを配っている人たちがいて、警官もいてものものしかった。何でもウイルあいちで開かれる会の主催者が、日本第一党という差別煽動団体だそうで、在日コーリアンに対するヘイトスピーチや嫌がらせの写真撮影をするから気を付けるようにということであった。これまでこういう場面に出くわしたことがなかったのでちょっと怖かった。

 4階のホールに上がると、長い列ができていた。会場に入ると前から10列目に座った。続々と人が入ってきて定員785名の会場はほぼ満席となった。聴衆はほとんどが年配の女性で、男性はパラパラで、若い女性はほとんどいなかった。

 コンサートは3部に分かれていて、第一ステージは「AIメモリー」と題して、日本の歌で、「あなたと わたしと はなたちと」 「麦藁帽子」 「はっか草」 「ずいずいずっころばし」 「あかとんぼ」。「ずいずいずっころばし」は木魚などをパーカッションにしてリズム感のある合唱であった。「あかとんぼ」ももおそらく団独自の編曲のものと思われ綺麗にハモってとてもよかった。

 ちなみに、AIというのは今流行のAIのことかと思っていたら、「コールAI]のことで「アイ」と読むのだと知った。

 第2ステージは「MISSA NONA 〈for Female Choir and Piano〉」と題して、ルーマニアの作曲家オーバン・ジェルジの作品であった。

      Kyrie,    Gloria,  Sanctus-Benedictus,  Agnus Dei

 2人のソプラノ ソリストが加わってのステージであった。ルーマニアの作曲家でしかも現代の作曲家の聖歌で非常に珍しかった。これまで聴いてきた聖歌とは違った曲風で荘厳な響きはなかったが、解説によると、「オルバーンの人間性、宗教観から生まれる内面的な美しさで満たされている。ミサの歌詞は普遍的な内容を持ち、平和への祈りの曲である 」とある。言語は不明だが、たぶんラテン語だと思う。

 15分間の休憩の後、第3ステージは、女性合唱組曲「風の五線譜」と題するものであった。コールAIが30周年を記念して作曲家の山下祐香氏に依頼して作ってもらった曲だという。世界初演だということで、作曲の山下氏もステージに上がって指揮者の中村氏と話をした。詩は高階杞一氏の「風の五線譜」「フウセンカズラ」「たまご」「返事」「あとがき」「水ぬるむ」という詩に作曲された。

 山下氏は、「日常の風景から宇宙的視点を感じたり、亡くなった人に想いを馳せたり、様々な雰囲気を持つ詩で構成しました。やさしく温かい言葉のなかに深い感情があり、最後の『水ぬるむ』は私自身も背中を押された詩です。冬が来手春になる、夜の後に朝が来るという私の願いも込めて並べられています。それぞれの詩に描かれた情景を思い浮かべながら、聴いていただけたらうれしいです」と書いている。

 本当に素敵な組曲で詩の情景を思い浮かべて聴くことで心に染み入ってきた。アンコールでも、一番の「風の五線譜」が歌われた。

  風の五線譜

  風に葉っぱがゆれている

  

  大きな葉っぱ

  小さな葉っぱ

 

  ぎざぎざの葉っぱ

  まるい葉っぱ

 

  黒い葉っぱ

  黄色い葉っぱ

   ひとつひとつが

  風にゆれ

  みんな

  違った音を出している

 

  みんなで

  きれいな曲を奏でている

Img_1754

Img_1758

Img_1761

|

« 「健康長寿の方々の秋の長生き朝食」を見て | トップページ | AI技術顔認証便利だが怖い »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「健康長寿の方々の秋の長生き朝食」を見て | トップページ | AI技術顔認証便利だが怖い »