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2019年10月19日 (土)

ホームレスが避難所利用を拒否された問題

 各地に甚大な被害をもたらした台風19号であったが、東京都台東区では避難所になっている小学校に来たホームレス3人の受け入れを拒否したという問題が起きた。「住民向けの避難所であり区外の人は利用できない」などとして断っていたのだ。支援団体が区に抗議したが、対応は変わらなかったという。
 

 このニュースをネットのYahooニュースで知ったとき、驚いた。ホームレスも人間である。何かの事情があって路上生活を余儀なくされているのだ。路上生活者でも避難する権利はあるのだ。
 

 以前は河川敷に多くのホームレスがいた。この頃はどうなっているのか知らないが、川が増水すれば真っ先に逃げ出さなければならい。ホームレスだから地域住民の中にホームレスを嫌がる人もいるから、地域住民でないと受け入れなかったというのだが、これもおかしい。住所が不定だから受け入れられないとは行政がやるべきことではない。
 

 台東区のように区民でなければ受け入れないというのであれば、東京のようにいろんなところから来ている都会ではどうやって区民かそうでないかを判別するのだろう。詭弁も甚だしい。
 

 一方で世田谷区のように、ホームレスらに事前に避難を呼びかけた自治体もある。これは立派である。他の自治体でも「ホームレスの方を拒否するというのは考えられない」と口をそろえたというがそれが当然なのだ。。
 

 この問題は15日の国会でも議論された。国民民主党の森裕子参院議員の質問に対し、安倍晋三首相は次のように答弁した。
「各避難所では、避難した全ての被災者を適切に受け入れることが望ましい。ご指摘の事例は自治体に事実関係を確認し、適切に対処したい」
 

 ホームレスを含め、その自治体の住民以外も幅広く受け入れるという原則を、政府として確認したものだが当然のことである。

 今後台風は激しくなることが予想される。避難は欠かせないであろう。2度とこうした問題が起きないように対策を講じるべきである。
 

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