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2019年10月28日 (月)

教員の変形労働時間制導入を目指す安倍政権

 教員の長時間労働については、マスコミでも何度も取り上げられ、「先生の仕事は大変だ」というのが社会の常識になっている。厚生労働省の2018年版過労死防止対策白書によっても、教員の勤務状況は1日平均11時間17分となっているのだ。

 「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」(給特法)(略称, 給特法)   によって教員には残業手当がつかない。8時間以上働いても、残業というのがないことになっているのだ。その代わりにほんの僅かの「教職調整額」 があるが。

 安倍政権は公立学校の教員の労働時間を1日平均8時間にするためと称して、「1年単位の変形労働時間制」を導入することにした。そのために「公立学校給与特別措置法の改定案を今臨時国会に提出した。

 夏休み中に「休日のまとめ取り」をさせて、忙しい時期には1日10時間まで働くことを可能にするというのだ。変形労働時間制が実施されれば、7時間授業や会議を午後6時過ぎてもやれるようになる。そのあと授業準備や教材研究をすることになる。

 今でも労働過重となっているのに、変形労働時間制はそれを解消するどころか、かえって過酷になると現場の教員たちは反対をしているという。夏休み、冬休みと言っても、その間に行政研修などの業務が課せられていて、我が家の隣の学校でも駐車場にはいつも先生の車が止まっている。

 私は30数年間の教員生活の中で有給休暇が取れたのは最後の方の数日だけであった。当時は教員には有給休暇などないと言われていたのだ。退職が近づいた頃有給休暇が認められるようになったが、その後も有給休暇の消化率は非常に低いようだ。教員という職業は特殊なもので、児童生徒がいる以上休むことは困難である。小学校の場合は給食指導、清掃指導があり、朝学校に入ると休む暇はないのだ。連続勤務時間である。

 少しでも良い教育、良い指導をするために教員は努力をしているが、労働が過重ではよい教育など望めない。文部科学省は小手先のことだけで済まそうとせず、抜本的に改善策を探るべきである。

 

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教育・生涯学習」カテゴリの記事

コメント

学校を卒業して以来、学校とも教員とも縁遠くなっている私ですが、「変形労働時間制」については2週間ほど前のラジオ番組でほんの少し耳にしました。
この制度が導入されてしまえば、教育に情熱を傾けようとする人は減る一方になるだろうとのこと。
入試制度も改変中のようですが、受験する側からはかなりの異議が出ている英語に関して文科大臣が不用意なというか本音をもらして陳謝したのに続いて防衛大臣も軽い発言をして陳謝したとか。
口先だけの陳謝などどうでもいいこと。
とにかく壊滅的な水害で、リンゴ畑も柿畑もあきらめる、クリニックも閉鎖する、町工場もたたむ、生きるのもやめるという人達が次々と日本の各地に出ようとしているのです。
「どうかもう少し頑張ってもらいたい!自衛隊員が出来るだけの手助けをしますから!」と言わなくてどうするんです。
教育と防衛の大臣がこうまで軽い頭では、日本は自壊するしかありません。

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