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2019年10月18日 (金)

台風の急速な発達、長時間存在は避けれれない

 日本を襲った超大型の台風19号はアメリカでも大きく注目されたことは前にも書いた。台風19号で、特に注目されたのは、台風が急速に勢力を拡大したことだという。わずか18時間で、最大瞬間風速が秒速27メートルから67メートルへと40メートルも急速に強まったのだ。
 

 コロラド州立大学の気象学者フィリップ・クロズバック氏もこの速さに驚きツイートしたそうだ。「(19号は)熱帯低気圧からスーパー台風になった。北太平洋西部で、18時間でここまで急速に発達した熱帯低気圧は、18時間で風速が40メートル強まった1996年の台風イェーツ以来だ」と。
 さらに、同氏は、台風19号が、スーパー台風として長時間存在し続けたことも指摘した。「ハギビス(台風19号)は、北太平洋西部では、この台風シーズンでは最長の連続36時間、スーパー台風(瞬間最大風速が時速150マイル以上(秒速では67メートル以上))として存在している」
 

 この急速に巨大化し、これまでにない長時間大きな台風として日本を襲ったのだ。そして日本の広範囲に大きな被害をもたらした。

 なぜ、台風19号は、急速に勢力を拡大したのか?
 

 アメリカ海洋大気庁国立環境情報センターの気象学者ジェームズ・コッシン氏によると、地球温暖化により、海面だけではなく、深海も温められているために海洋熱が増えていることが、近年、台風を急速に発達させているという。海の表面だけでなく、深海まで温まっているとは知らなかった。
 

 また、近年台風の移動速度は減速化しているという。たしかに実感としても遅くなったと感じられる。熱帯低気圧の移動速度が減速化しているが、コッシン氏は、これも温暖化の影響だと指摘している。
 

 ネイチャー誌に掲載されたコッシン氏の科学論文によると、1949年から2016年の間では、熱帯低気圧の移動速度は世界的に10%減速している。陸地の場合、熱帯低気圧の移動速度は、北大西洋では20%、北太平洋では30%も減速化しているというのだ。
 

 移動速度が減速化のよって、台風は同じ地域に長時間留まり、長時間風雨をもたらすことになる。今回の19号もその一つであったのだ。
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 また、コッシン氏は、温暖化で海洋に加えられる熱により、「強大なストームはもっと強大化し、もっと頻繁に起きる」という。来年以降台風が発生するたびに我々は慌てふためかなければならなくなるのだ。
 

 15号のような記録的強風、19号のような記録的豪雨・・・地球を温暖化させた代償はとんでもないものになってきた。温室効果ガスを一刻も早く減少させなければ地球上の生物の存亡にかかわるのだ。 (この項は「スーパー台風19号が発生したワケ「強大なストームはもっと強大化し、もっと頻繁に起きる」米気象学者」(在米ジャーナリスト 飯塚真紀子氏)をもとにした) 

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コメント

台風による大災害が発生すると、地球温暖化が原因だ、温暖化を防ぐには原発の再稼動が必要だ、と声を大にする人達が必ず現れます。
地球温暖化が海水温を上げているのか、海水温が上がっているから地球が温暖化しているのか。その点は研究者によって考え方がちがうのかもしれません。
しかし、原発が海洋へ放出している冷却水の膨大な熱が海水温を上昇させることは、放射能の危険性とともに何十年も前から指摘されていることです。
それをいまだに無視して、再稼動や増設を推し進めようとする安倍首相をはじめとする人達の頭には驚くばかりです。
来年のオリンピックのマラソンや競歩が、高温を心配して札幌で行なわれることになったというので驚いている人のほうが大多数のようですが、驚く人がいること自体に私は驚くばかりです。

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