« リンゴのシーズン到来 | トップページ | 池澤夏樹氏の「身に染みる衰え 老いては若きに席を譲ろう」を読んで »

2019年9月 6日 (金)

嫌韓一色で世論誘導するテレビは怖い

 今日久しぶりにカラオケに行ったら、ママが「テレビは最近韓国のことばかり」とぼやいていた。私はサンデーモーニングしか見ていないので、いろいろあるワイドショーが嫌韓一色になっていることをしらなかった。

 ただ、知人が送ってくれたLITERAによると、狂ったように嫌韓報道を連日続けているワイドショーと指摘してあった。TBS系のワイドショー「ゴゴスマ?GOGO!Smile!?」(CBC)で中部大学の武田邦彦教授が「日本男子も韓国女性を暴行しなけりゃ」というヘイトクライム煽動発言をしたという。また、同じ番組で次の日、東国原が金慶珠東海大教授に「お前は黙っとけ」「嫌いだよ、俺は!」と韓国ヘイト・ミソジニー(女性嫌悪)のダブルヘイト発言をぶつけるという異常事態が起きたという。

 玉川徹によると「ゲストの方は『こういうことをしゃべってください』とか、今のこの、韓国の根、この問題でも、『こういうことをしゃべってください』って、いうふうに言われるらしいという。玉川の知人の専門家は「他局の場合は韓国に厳しいことを言ってください』って言われるんですって。局の、なんていうか、演出というか方針らしいんですよ」と言っていたというのだ。

 室井佑月によると、久米宏は「久米宏 ラジオなんですけど」で、「テレビが反韓キャンペーンをやっているようなにおいが、僕、少しだけするんです」と反韓一色の今のテレビに苦言を呈したという。久米宏は「いま韓国を叩くととね、数字が上がるじゃないかっていうね」とも言ったそうだ。

 室井は「戦前か?忖度メディアが酷すぎる。過去の戦争を煽ったのも、メディアのお仕事。煽られひどい目に遭ったこと、忘れちゃならん」と言っている。

 嫌韓報道は約2か月間にわたってほぼすべてのワイドショーで繰り広げられてきたという。ワイドショーを見ないので知らなかったが、とんでもないことだと思う。室井が指摘するように戦前と同じ世論煽動である。メディアがみなそうなったときどうなるか。恐ろしいことである。

 週刊ポストが「韓国人という病理」というヘイト記事を載せたのも、その流れの中で率先して旗を振ったのだ。我々にはインテリジェンス リテラシーを持つことが大事だと言われるが、メディアが一斉に同調行動をしたらよほどしっかりしていないと流されてしまう。

|

« リンゴのシーズン到来 | トップページ | 池澤夏樹氏の「身に染みる衰え 老いては若きに席を譲ろう」を読んで »

マスコミ」カテゴリの記事

コメント

外国から来た記者が日本のテレビを見ておどろくのは、ニュースのトップ項目に外国の政治・経済の問題がほとんど来ないことのようです。
いやいや、韓国の動きを大々的に取りあげているではないか、と反論が出るかもしれません。
しかし、そのように反論する人は、NHKをはじめ日本のテレビ各局の姿勢が、現政権の失政をかくすために韓国問題をあおっている点を無視しています。
私のような下級国民の息の根を止めるには最強の手段である消費税が10月から増税されそうです。その問題一つ取っても韓国の法相候補がどうこう言ってる場合ではないのです。
そして、消費税がどうなるにかかわらず、この秋から冬の間に世界の経済は大激変するだろうと予想されています。
にもかかわらず日本のテレビの軽薄さにはどのように笑えばいいのやら・・・

投稿: たりらりら | 2019年9月 6日 (金) 18時27分

日々過熱する嫌韓報道で安倍政権の支持率が6ポイントアップ(日経)。外に敵を作り熱狂を駆り立てて、内なる不正や矛盾を隠すという政権を忖度したメディアの過熱報道は、外国人労働者の口利き疑惑や公的年金の財務検証や森友学園、加計学園の不正追及を忘れさせるのが目的としか思えません。不都合な真実はやがて国民が忘れるだろうと高を括っているのでしょう。NHKも民放もジャーナリズムを捨てて、政権をヨイショするだけの報道にはうんざりします。いつか来た道ですね。

投稿: danny | 2019年9月 6日 (金) 11時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« リンゴのシーズン到来 | トップページ | 池澤夏樹氏の「身に染みる衰え 老いては若きに席を譲ろう」を読んで »