「いだてん東京オリンピック噺」視聴率5.0は当然だ
NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺」の8月25日放送第32回が視聴率最低の5.0%だった。2週前に放送された第30回が5.9%で、0.9%も下落したのだ。私はいつも見ていて面白くないと感じ、このblogでも2度取り上げたが、その後も改善されず、田畑政治の水泳監督版になっても描き方は同じである。
このドラマを見ていて思うのは「本当はどうであったか」ということだ。阿部サダヲ演じる田畑政治が実際にあのようにドタバタの人間であったのだろうかという疑問がわく。ロスアンゼルス水泳競技の場面でもプールサイドで飛んだり跳ねたり走ったりの大騒ぎである。役所広司の嘉納治五郎も同様だ。大仰な身振りと大きな声の話し方だが実際はどうであったのか。その他の登場人物も同様である。静かなのは田畑と結婚した女性だけだ。
「いだてん」は現代の実際にあった出来事を描いている。だからフィクションが付け加えられるとしても、事実をベースにすべきである。勝手に人物像が変えられたり、状況が変えられたりしてはいけないのだ。
同時展開で進むたけしが演じる古今亭志ん生にしても実物とはかけ離れすぎている。吉本喜劇ならまだ目をつむって見ていられようが、NHKの大河ドラマである。脚本の宮藤官九郎も演出家ももっとじっくりとストーリーを描くべきである。NHK大河ドラマ史上最低を記録更新をまじめに受け止めたらどうか。
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