とんでもないところにアゲハの蛹
我が家には花ゆずとキンカンの木がある。今年は久しぶりにたくさんの実がなったことは以前に書いた。柑橘の木があるのでアゲハ蝶やモンシロチョウなどが頻繁に飛んでくる。
今朝、ウオーキングに行って帰ってきて玄関の戸を開けようとして驚いた。ドアノブのところにアゲハ蝶の蛹がとまっていたのだ。出かけるときに鍵をかけるときは見なかったから、ウオーキングに行っている1時間余りの間に、何処からか這ってきてドアノブノところまで登り、そこに体を固定したものらしい。よく見ると細い1本の糸で体を固定してあった。
緑色の蛹はとてもかわいらしかった。そのままにしておこうか別の場所に移そうか迷ったが、妻に相談することにいしてそのままにしておいた。
妻が起きてきたのでドアノブのところを見るように言った。妻は「うちに来たかったのだね。はっぱを取ってきて家に入れてあげる。外だと鳥に食べられるかも知れないから」と言った。
妻は以前にも蛹を見つけて、リビングで保護して、蝶になるのを待って逃がしたことがある。昨年は蛹がどういうわけか蝶にならなかったので残念であったが。今年はうまく蝶になってくれるとよいがと思う。
蛹はまだ緑色だがだんだん色が茶色になり、薄い色になって、蝶になるのは来年の春だろうか。私は教員をしているとき、理科の学習で教室に飼育籠を置いてモンシロチョウが蛹から蝶になるのを子供たちと観察したことがあった。蛹が蝶になるのを観察するのは楽しみである。
高校生の時国語で「虫愛ずる姫君」というのを習ったが、青虫や毛虫などを大事にするきれいなお姫様がいて、どうしてそんなものを可愛がるのかと不思議がられて、これが綺麗な蝶になるのを楽しみにしているという話であった。
キンカンの葉にのせて家の中にのせて家の中に置いた青虫は次の日の朝見ると写真のように蛹に変身していた。 青虫→蛹→蝶という変化がすごいと思う。無事に変化して飛びったってくれることを祈っている。
« 天声人語の「陶磁器店に闖入した雄牛」が言いえて妙 | トップページ | 可憐なツユクサ »
「面白い話題」カテゴリの記事
- 文化庁の言葉の使われ方の調査(2024.09.21)
- 「彼の誰」と「誰そ彼」(2024.08.24)
- アゲハチョウと柑橘の木(2024.08.17)
- エノコログサの群生地があった(2024.08.05)
- 2匹重なり合ったセミの脱皮(2024.08.04)
コメント