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2019年8月17日 (土)

東京‣日光旅行ー②末広亭

 永田町駅から地下鉄で新宿3丁目まで行って、地上に出ると末広亭はすぐ近くにあった。12時ギリギリに着いた。窓口で席があるか尋ねたら2階席と1階のパイプ椅子の席があると言ったのでパイプ椅子にした。案内されたら舞台下手の最前列左端であった。かぶりつきのようなものであった。

 すでに前座の落語が始まっていた。二つ目で春風亭昇太の弟子の様だ。この日の昼席のおおとりは昇太であった。2番目のピロキは他の人に替わっていた。大阪から来た国分健二の漫談は初めてであったが、大阪人の面白さをいろいろ紹介して面白かった。8月中席の出演者は知らない人が多かった。落語家では春風亭柳好、昔々亭桃太郎と春風亭昇太ぐらいであった。

 落語家は700人ぐらいはいると言われるから、 知らない落語家が多いのは当然で、どんな落語を聞かせてもらえるか楽しみであった。一番変わっていたのは夢花で京言葉と江戸言葉の会話を対比させていた。話の途中で「あー」と大声を出してのけぞり、背中を床につけるという動作を6回ほど繰り返していた。こんな落語は初めてであった。

 おおとりの春風亭昇太は、自分の結婚で笑いを取り、小泉進次郎とクリステルの結婚発表で関心がそちらに移ったと喜んでいた。落語は古典落語であったが、大げさな身振りと噺方で笑いをとっていたが面白かった。

 色物では太神楽の鏡よし乃を初めて見たが上手であった。大ベテランの東京太ゆめ子の夫婦漫才がさすがであった。いつも東洋館を舞台のテレビで見ているがやはり実演はよかった。歌謡漫談の東京ボーイズは昔からの手慣れたネタを披露した。

 末広亭はお盆だからか立ち見の人が一杯で出演者たちもみな喜んでいた。国立演芸場に行くことができなかったのは残念であったが末広亭で16時半まで暑さを忘れて楽しむことができた。後ろの席の客がちょっとしたことでも大声で笑っていたので驚いた。単純に笑えるなんて幸せな人だと思った。

 末広亭を出ると3丁目からJR新宿駅まで地下道を歩いた。以前にも歩いたことがあるので何となく分かった。その夜は娘の家に泊まって次の朝早く起きて日光行きだ。日光へは3回目になるがどう変わっているかも楽しみだ。

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