まともな創価学会員がいた!
21日に投開票が行われた25回参議院選挙に。山本太郎氏率いる政治団体「れいわ新選組」から東京選挙区で出馬していたのが現役の創価学会の沖縄壮年部の野原ヨシマサ氏だ。創価学会と言えば、公明党の岩盤支持母体だ。
野原氏が出馬している東京選挙区は、もともと6年前の参院選で、山本太郎氏が当選を果たした選挙区。今回も、東京選挙区からなら山本氏は当選確実と目されていたが、山本氏は、あえて野原氏に選挙区を譲っり自分は比例区にまわったのだった。
その東京選挙区では公明党の山口那津男代表が出馬していた。野原氏は真っ向勝負を選んだのだった。山本氏は 今月19日、JR新橋駅前の演説で、「この東京選挙区で、野原さんが立候補してくれた。公明党代表の山口さんに創価学会員がガチンコで喧嘩売りにきているんですよ。こんな面白い選挙あったかよ、ていう話ですよ」と話した。
1960年代当時、第3代会長で池田大作氏(現名誉会長)により創価学会は国政への進出を本格化、公明党を結成したのであった。
当初、公明党は「平和の党」を標榜し、福祉政策を重視するなど中道左派的な政策を掲げていた。ところが1999年からは自民党と連立を組み、以来、常に自民党の補完勢力であり続けている。
野原氏は「公明党は平和・福祉の旗を完全に下ろした。安保法制、共謀罪を(国会で)通した時、公明党は平和・福祉の旗を完全に下ろした」そう主張している。
そしてこともあろうに、「公明党を潰すこと」は、現在、療養中の池田創価学会名誉会長の意志だと言ったのだ。「公明党の前身である公明政治連盟を池田先生が立ち上げたときに、こう言われました。『将来公明党が政権になびいて立党の精神である平和福祉を忘れた場合には、そして国民をいじめるようになったときには、その時には遠慮なく潰していいよ』って言われたんです。だから、私が勝手に言ってるんじゃないんです。池田先生がそうおっしゃってるんですよ」(今月12日東京・品川での演説)
「政治改革するための手っ取り早い方法は、公明党を潰す事です」と野原氏は言っている。そして野原氏の公明党批判に公然と同調する創価学会の会員達も現れている。今月19日、JR新橋駅前での野原氏含む、れいわ新選組の候補者達の演説会では、創価学会のシンボルである三色旗がいくつも翻っていたそうだ。
「下駄の雪」と揶揄されても、黙って自民党について行く公明党。その支持母体である創価学会員は、上部から言われることを信心の証として忠実に動く人ばかりだと思っていたが、まともな政治感覚を持つ人がいて行動を起こしたことに感動した。
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